|
|
|
|
[1213-1] 2006年10月13日(金) 12:48
コメント:
仮に、分娩を経なくても実母であると容認する方向で法整備されたところで、 「代理母による出産」を良しとしない人々の「生理的な拒否感」は変わらないと思います。 それはたとえば、 「塩分の取りすぎの危険はいくらでも説明できるが、濃い味付けをおいしいと感じる個人的感覚は変えられない」 というのと同じようなこと。
だから、代理母、代理出産にたいする意見には合理的な根拠がない。 賛成論、反対論、どっちも同じ、ロジックのこね回しになるだけ。 「子供が欲しいという欲だけで、他人の肉体にリスクを負わせていいのか?」 「子供が欲しいという欲のどこがいけないのか。肉体のリスクを承知で引き受けてくれるのは、代理母の自由意志」
↑こんなのは多分二の次の理屈で、本音は「嫌なものはいや(反対意見)」と「子供に恵まれない苦しみを否定できない(賛成意見)」なのではないだろうか。つまり、感覚だと思う。
しかし、感覚で反論はできないのだ。 おいしいものが「なぜおいしいと感じるのか?」を説明できないように。 だから、ロジックをこね回す。
向井さんご夫婦の行動で私がいやだなあと思うところは、 そういう、他人に説明できない感覚の存在を無視して、 「間違ってはいないことだろう?」と人々へ確認を迫るようなやり方。
確かに間違いではない。 子供は生まれてきている。間違いもクソもない厳然たる既成事実。
その既成事実は、これまた感覚的に「絶対否定しきれない」 その、感覚ではぜったいに否定しようもない事実を目の前に突き出されたら、 私は反論の根拠を持てない。 「嫌なものはいやだ」という感覚的な言葉さえ、そうやって生まれた人がいる以上、その人の存在否定だと誤解される危険がある。 私には、そんなおそろしい言葉は吐けない。
彼女夫婦の行動が突きつける問題、疑問。 代理母での生殖技術の是非、親子とはなんであるかとの議論、 次々に進んでゆく技術に対しての法整備は…?
私は、そんなことは考えたくない。 そんなことに対して決断を迫られたくない。 私にとって、出産とは個人的なことで、みんなで考えるようなことでも、詳細を公開するようなことでもないという感覚だから。 底なしの疑問しかでてこないパンドラの箱をこじ開けて見せるようなまねはやめて欲しい。 私にだって嫌なことをいやだという権利くらいはあるはずだ!
…だけど、そうやって生まれたお子さんがいるんだなあ。 二歳くらいだときっとかわいい盛りだろう。幸せに育って欲しい。
そう思えば思うほど、この、分娩の母と遺伝子上の母が異なり、 しかもその事実を、自分たちが知るより先に多くの人に公開されてしまっているという、 極めて特異な環境の中に生まれ、育ってゆくであろうお子さん達の未来を思わずにはいられない。
私は、代理母による出産に反対します。 それは、生理的嫌悪感からです。
だけど、それとは別に、生まれてきたお子さん達の未来が明るいものであるように願っています。 一人の大人として願っています。
人間は愛情深いけれど、肌の色が違うだけで、差別する生き物です。 国籍が違うだけで、出身地が違うだけで、あるいは趣味が違うだけで、仲間はずれにする生き物です。 仲間以外には、割りとつめたい生き物です。
具体的には、お子さん達の周りが、もうお子さん達の「生まれ」のいきさつに関して関心を寄せないようになればいいと思います。 お子さん達が物心ついたとき、彼らがどのようにして生まれたかなど、世間にすっかり忘れられていればいいなと思うのです。 彼らの出生のいきさつは、是非はともかくそれそのものが手に余る問題を突きつけます。見ず知らずの他人が僭越ですが、そんなことからは守られたほうが、まわりが受け入れやすいから、彼らのためになると思うんです。 だから、本当に差し出がましいことを言いますが、向井さんにもできたら、もう裁判なんかして騒がないで欲しいと思うんです。 戸籍なんかより、実体を大事にして欲しいと思うんです。 世間の注目を集めたところで、法は変わってもひとの気持ちまでは変えられません。 そんなことより、「親としての感覚」を大事にして欲しいと願います。
私も向井さん夫婦のやったことを、どんな場所でも話題にするのはもうやめます。 お子さん達の生まれに関して、聞いたことはもう黙っています。 私にも子供がいますが、彼らにいう事もしませんし、聞かれても知らないといいます。 それなのに誰でも閲覧するインターネットに書いていることは矛盾がありますので、これに関しては二度と投稿はいたしません。 長文失礼いたしました。
|
|
[1213-2] 名前:mac 2006年10月13日(金) 13:07
ミドリさん
>代理母、代理出産にたいする意見には合理的な根拠がない。
だからこそ、色んな意見が出るのでしょうね。 僕自身は、正直賛成派では無いです。 僕なりの根拠は有りますが、それとて100%合理的では無いでしょうし、その根拠の中に生理的拒否感も無いとは言い切れません。
ただ、だからこそ色々考えなくてはならないですよね。 僕は、高田さん・向井さんに子供が産まれた事は、賛成しない方法であっても、おめでとう、と思いますし、直接何をする訳でもなくても、その子達が幸せに大きくなれば良いな、と思いますし。
ただ、それでは向井さんの様な場合は代理もおっけー。とは思えなかったのも事実です。
今の裁判に付いても、他で書きましたが、表面的な事だけを見せて、裁判している相手がまるで”可愛い可愛い我が子を我が子と認めてくれない心無い人達”みたいな話はどうなんだ?とも…。
また、代理母のシンディさんに付いても、自己破産していた事や、受け取ったお金で家のローンを払った、という面は隠そうとしていたり…。
将来的に法整備はされるかとも思いますが、 子供が可愛いから…逆に、生理的に嫌…そういった感情だけでは絶対に決めてはだめだと思います。 |
|
[1213-3] 名前:まりこ 2006年10月13日(金) 14:58
同じく、生理的嫌悪感=本能=感覚の部分は理屈では説明できませんよね。 感情と理屈は相反します。接点はないんですよ。 |
|
[1213-4] 名前:匿名 2006年10月13日(金) 15:56
代理母出産は反対です。仮に相手の女性に何かあったら…。子供の命と相手の方の命の保証は出来ないからです。でも向井さんご夫婦には現在かわいい2人のお子さんがいらっしゃいます。それは間違いなく向井さん夫婦の子供なんだから出生届は受理すべきだと思います。今後最高裁でどの様な判決が下されるかわかりませんが、よい結果がでることを祈っています。 |
|
|
|
|
|
|
|
|