「とうとう・・・」
2013年11月13日
今日から実家の解体が始まります。
昨日は大宮へ帰り、家の中をうろうろしました。 もうふんぎりはついていたはずなんですが、やはり寂しくなってしまいますね・・・。
向井医院に通ってくださっていた患者さんのカルテは、内容を見ることなく兄がしばらく保管することにしています。
父が急逝してから2年、今のところ、元患者さんから病歴確認等の問い合わせはないのですが、・・・皆さん、どうぞお元気にお過ごしくださいませ。
父が(図らずも)最後に看た患者さんから、「実は診察後、向井先生が表まで出ていらして、”お大事に”と、わざわざ手を振ってくださったんですよ。いつもは表までは出てこられないでしょ。何だか不思議なんですが、僕はちゃんとお別れができたと思ってるんですよ」と、素敵なエピソードも伝わってきました。
私には、まーったく手を振ったりしない父でしたが(笑)、薬を出すことを嫌い、「風邪はできるだけマスクとうがいで治すほうがいいんじゃ」と話す、昭和一桁かごんま頑固オヤジを、信頼して通ってくださった心の広い患者さんの皆さん、本当に本当にありがとうございました。
父の机から、毎日、何人患者さんが来たか&朝の気温しか書いていない、ただし、それが何年も何年も書き続けられているノートを見つけ。
診察室の壁に、2011年9月のカレンダーがかかったままになっているのに、やっと気づいて。 ちょっと泣いてしまった秋の夜でありました。 |