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「日々、年をとっていくサンプル」
2006年8月18日
こんにちは。 先日、体験記のコーナーの方へいただいた質問について、お答えしておこうと思います。 このサイトへ、不妊治療や代理出産の情報を求めて来てらっしゃる方も少なくないと思いますが、私が持っている情報は、本当に限られたものだと考えます。 本の宣伝のようになってしまうのはイヤなのですが、私の知る限りのことは、すべて自分の書いた本の中に詰め込んであります。 「私の場合はこう考え、こう選び、こう行動した」ということを、下手くそな文章のまま、しかし、真っ正直に表したものです。 だからこそ、私を一つのサンプルにし、ご自分たちの道を選ぶ際の参考になさってほしいと、申し上げてもきました。
現在、そのサンプルとしての私は、2歳8ヶ月の双子の子育てに日々オタオタ走り回っている、仕事を持つ41歳の主婦、という段階にあります。 このサイトに、代理出産等の情報が載せられないのは、私が今、そういった治療がなされている現場にいないからに他なりません。 もちろん、あの治療院は閉経後の女性にも排卵誘発剤を打ち続けているらしい、そのコーディネイターは数多くのトラブルを抱えているらしい、という噂は耳にします。 が、人の命を左右する情報について、「噂では・・・」というお話は、絶対にできないのです。
不妊治療についても、私の罹ったガンのタイプ、進行度、行った手術、化学療法、代理出産に踏み切る時点での体調(卵巣の状態等)、家族や夫の価値観、代理母との心の相性などなど、様々な要素の絡み合う状況を踏まえつつ、ベテラン・ドクターが下した判断に従って、治療へトライしてきたことを考えると、なかなか、医師や看護師といった立場にない私が、「これこれこうした方がいい」というアドバイスをすることは難しいのが現状です。
以前、「子宮体ガンなのですが、代理出産をしたいので、手術を拒否しています。医師が、手術で卵巣まで摘出しようとしているからです」というお手紙をいただいたことがあったのですが、私の主治医にも相談したうえで、「細かい病状はわかりませんが、医師が、卵巣を取りたいといっている根拠を、きちんと聞いてください。そうでなくては、あなたの命が燃え尽きてしまう可能性があります」と、急いでお返事を出したこともありました。
お力になれないのは、本当に残念なのですが、このサイトに載せられる情報は限られたものであることを、どうぞご了承ください。 一つだけ、「私のお世話になった代理母コーディネイターは、その右腕であった優秀な看護師の死去により、現在は、代理出産についての業務を休止している」というインフォメーションはお知らせしておきましょう。←残念無念で涙が出ます。 私たち家族を取り巻く環境に、何らかの変化が起こりましたら、ここで、正直に発表いたしますので、それまでは(それ以外は)、このままの雰囲気で、このサイトを開いていきたいと存じます。 どうぞよろしくお願いします。 |
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