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[2] 2006年 1月 3日(火) 8:49
体験記 |
ふたごを出産するまで結婚して5年、 治療を初めて4年かかりました。 病院は3軒、変えました。
最初の病院で夫婦ともに異常は見つからず タイミング治療をはじめて半年で 妊娠しました。 そのときもふたごでしたが 7週で不全流産してしまいました。 病院で流産の手術をしましたが その後激痛と出血が止まらず、 医師の説明も不十分で不信感が つのり、病院を変えました。
次の病院で調べてもらったら 流産が原因で卵管が両方詰まってしまってると 言われ、卵管を通す手術をしました。 手術の結果右の卵管は通りましたが 左の卵管は癒着がひどく、左側の卵巣は 卵巣水腫でした。 右側の卵巣が頼みの綱でした。 ここの病院でAIH(人工授精)を4回受けました。 4回目を受けた後、医師にIVF(体外受精)を すすめられましたが、気持ちに整理が つかず、結局通院をやめました。
治療をしている間、友人や親戚が つぎつぎと妊娠して結婚していき 周囲にも色々言われ始めて 色んなことが嫌になり、病院に通っては 休み、泣いて、また治療を再開する日々でした。
そんな中、県で不妊治療相談を開設したと 新聞で知り、電話しました。 私が住んでるところはかなりの 田舎なので病院まで遠く、もう通う病院も つきていたので最後の望みをかけて この不妊治療相談を受けました。 現役の医師、それも不妊治療の専門医に 私はこれまでの経過をあらかじめ書いておいて これからどんな治療を受けるべきか 相談しました。
夫も一緒についてきてくれましたが 夫はそれまでも私が泣いてばっかりいたので 「子供はいなくてもいいよ」と 言ってくれてました。
医師はIVFを勧めました。 前回違う病院で勧められたときは 気持ちの整理がつかなかった私ですが 医師が十分に説明をしてくれたし 私自身、迷いが消えてました。
それからそこの病院で治療を 始めるのですがすぐにIVFは出来ませんでした。 大きな病院ですので医師が 何人も居て外来のたびに医師が違うのです。 私はすぐにでもIVFを受けたかったのですが AIHを3回受けました。
3回目の後、生理がきたとき 思い切って「次はIVFを受けたい」と言いました。
それからまた治療を少し休んで IVFに挑戦する準備をしました。 鼻から吸い込む、ホルモン薬、注射を しました。 採卵するときの痛みは今でも しっかり覚えています。
そのとき採れた卵は8個、 受精したのは3個でした。
2個をお腹に戻したとき それだけで「母」になれたような 喜びがありました。
一回のIVFで妊娠するわけないと 思ってた私たち夫婦でしたが 一回で妊娠しました。 妊娠反応があると言われたときは 実感がなく、流産した記憶が 蘇り素直に喜べませんでした。
その後、多胎妊娠、切迫流産で入院〜 子宮頚管を縛る手術〜 28週間からは管理入院をし 年末年始は病院で過ごし 飽きるほど退屈な時間を過ごしましたが 36週でふたごを無事出産しました。
今ふたごはもうじき1歳になります。 毎日忙しく、育児は大変ですが ずっと会えるのを待っていた子供達ですから 楽しみながら大切に育てていきたいと 思ってます。
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