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「顔も洗わずにウロついております」

2005年9月30日

「双子の子育てにてんてこ舞い、疲れが抜けず、大変です・・・」というBBS、読みました。
本当にそうですね。このHPでは、ちょっと元気ぶってしまっていますが、実は、私も青息吐息です。今日も二度寝してしまい、お弁当箱が埋まらずに、まだ子供たちは食べることのできないプチトマトを入れて、隙間をごまかす始末。
送り届けた先で、他のママたちとおしゃべりするときも、・・・顔も洗わず、歯も磨いていない状態だったので、冷や汗ダラダラでした。じっと、私の目を見つめながらお話してくださる真面目なママさんの視線を、まさかかわすこともできず、「せ、せめて、目ヤニがついていませんように・・・」と、天に祈りましたから(笑)。

昨日のように、プロのメイクさんにアイメイクしてもらうと、アイラインやマスカラが普段使いのクレンジングでは落ちず、アイメイクリムーバーの出番となるので、・・・ホンット、目ヤニが出ちゃうんですよぉ。・・・一体、皆さんはどうしているのでしょう?
リムーバーのオイル分が目の中に入るのが嫌いで、それを避けたいがために、簡単に落とせる化粧品をいつも揃えている私。当然、まつ毛のボリュームより、落とし易さのプライオリティの方が上なのでございます。

以前は、「ちふれ」一辺倒でしたが、最近は、お湯でスルリと落ちるマスカラが増えてきて、誠に喜ばしい限りですね。ちなみに、旅サラのメイクでは、もう長年、「ちふれ」のマスカラを使っていますが、ぬるま湯で洗顔すると、ズルッっと、まるで手の中に「ひじき」が落ちてくるように、簡単に取れて大満足です。安価ですし、是非、試してみてくださいね。
ただし、ちふれアイメイクをしているときだけは、泣いたらアカンですよ。

さて、話が脱線しまくっていますが、私の対策としては、とにかく、子供たちの就寝に合わせて、できるだけ早く横になることにしています。お昼寝タイムにも、子供の横で速攻、眠りに落ちていますし。
もちろん、子供を幼児教室に出したり、大阪出張の際はベビーシッターさんにお願いしたり、いろいろな人の手を借りて、やっとこさ子育てをしている状態です。
ダンナの母親は家庭の事情で、私の母親は病み上がりという状況で、そして、そもそも私たちの親ですから、もう年齢も高いわけで、・・・頼るのは専ら、出会いのあった他人になっていますね。「いざとなったら、ウチに預けにおいで」と言っていただけている、親切でチャキチャキなご近所さんもいますし。

できれば、一息つく時間を作ってくださいね。ママが倒れたら大変ですから。
旦那さんに相談して、週に一回、数時間でも、預けられる機会を作ることをオススメします。保育園でもいいですし、なかなかイメージに合うところが見つからなければ、1歳9ヶ月になっていることですし、何かしら習い事を探してみるのもいいかもしれません。
その間、ママはひたすらお昼寝するか、本を読むか、映画を観るか、街を闊歩するか、マッサージを受けるか、エステに行くか、・・・とにかく、す〜っごく無責任に過ごしてくださいね!

今日は金曜日なので、我家にも、これからベビーシッターさんが来るのですが、このシッターさんに聞くと、どこのママもか〜な〜り煮詰まっているようです。
「妻がキツそうなので、2人で外食でもしてみようと思うのですが、18時〜22時まで、いつでもいいんです、どうにか来てもらえる日はないですか?」と、旦那さんから連絡をもらったりすることもあるそうです。・・・21時にならないうちに、ほんの少しのワインで酔ってフラフラになった奥さんを抱えて、帰っていらしたそうですけど。
きっと、その晩をきっかけに、旦那さんも妻の苦労を心底わかってくれたことでしょうし、翌朝の奥さんはお肌もツヤツヤになっていたに違いありません(多分)。

しっかし、私もお酒は弱くなりましたよぉ。大阪ナイトも、焼酎のお湯割り1〜2杯で、本当にいい気持ちになれますから(笑)。でも、その1〜2杯が、どんなに大切な気分転換になっているか、自分でもよくわかっているつもりです。
同窓会の幹事会だって、「あ〜ん、大宮まで行かなきゃ」などと、だんなの前では困った振りをしていますが、渋滞のない高速を一人ドライブしたり、幼なじみたちと何の遠慮もなくワイワイおしゃべりすることで、ものすごくリフレッシュされていることは間違いありません。
何か、外へ出かける大義名分を作ってみるのもいいかもしれませんね。

さて、目ヤニがついていなかったのをいいことに、本屋さんとスタバに寄り道しながら帰ってきましたので、今日は出張の時間までカツカツ状態になってしまいました。
この週末には、あまりお役に立てないかもしれませんが、私の持っているリンパ浮腫対策についての情報をアップしたいと思いますので、もう少し待っていてくださいね。
BBSに書いてくださった方、私は先天的なリンパ浮腫については知らなかったのですが、手術等で浮腫になった皆さんと同じ対処法を取ってらっしゃるということならば、・・・一応、調べてみますね。小児科の、例の大阪の先生にも、今日、聞きに行こうと思っています。

PHOTO「ナース控室にて」 向かって左から、整体師の先生、奥さんの小児科の先生、真ん中は大病院の小児科婦長さん この夏の思い出ショットです


「自分へのご褒美は、宝石も良し、中古ミシンも良し」

2005年9月29日

今日は早起きをして、開店前の日本橋三越で雑誌の撮影をしました。
月刊誌のお仕事は、もうクリスマス気分真っ只中なんですね!
「自分へのご褒美として、素敵なお買物をしてみては?」というコンセプトだったのですが、・・・本当にそうですね。ジュエリーショップのショーウィンドーを覗き込みながら、だんだん、輝く宝石に引き寄せられていく自分がいて、実はかなり驚いているところです。
今日は買わなかったのですが(そうそう買えるものではございません)、百貨店の眩い光や溢れる色の中をゆっくり歩いてみるのもいいなぁなどと、華やいだ気持ちになれました。

撮影が終わり、通信販売で買ったポロシャツとGパンとバッグ、3年前、出先で靴ズレができ、飛び込んだ靴屋で慌てて買ったミュール、4年前にロスのファイナルセールでゲットしたコットンシャツを身に着けて、フッと姿見を眺めた途端、・・・シュルシュルシュル〜ッと、身体のどこかから空気が抜けるような音がしましたから(笑)、きっと随分、ウキウキ華やいだ気持ちになれていたに違いありません。
もちろん、日常生活の中にもウキウキする瞬間がいっぱいあるのですが、こんな、お姫様のような、うっとり系諠Eキウキも、時には思い出したいですね。

「ナンだよ、向井亜紀。芸能人なんだから、いろいろ持ってんでしょうが」と、思う方も多いかもしれませんが、いやはや本当に、ダンナや友人、マネージャーにも呆れられるほど、私は貧乏性にできているようです、マジで。

・・・多分、これは、私の母の影響だと思います。
母は、まだ使えるものを捨てるのが嫌いな人で、その昔、私が小学校に入学する際、新1年生全員が買い揃えるよう指示されていたクレパスを、クラスでただ1人、私にだけ買わせなかったのです。
「お母さん、これは1年生全員が買っているんですが・・・」と、先生に言われても、
「いいえ、クレパスは幼稚園の時に買ったものを持っていますので、新しいものは必要ないんです」と、拒否したと言うのですから、んまぁ、すっごいですよね!
ただ、担任の天羽すみ先生も素晴らしい人で、「本当にそうですね。足りない色だけ買い足して与えればいいですね」と、即座に了解してくださったそうですから、めでたしめでたしなんですけど(天羽先生とは、今も年賀状のやり取りが続いているんですが、本当に素敵な先生に出会えてラッキーだった私!)。

で、今も使っているんですよ。その、箱の裏に「つつじようちえん もり2くみ むかいあき」と書いてある、12色入りのサクラクレパスを。
オリジナルのクレパスと、後から買い足したクレパスが混じってゴチャゴチャにはなっているものの、今も綺麗な色が出ます。もう35年物ですが、だからこそ宝物なんですよね。
もちろん、新しいクレパスが買ってもらえなかったときは、とても悲しかったんですが、図画工作の時間が始まってみると、クレパスをボキボキ折ったり、グニュグニュにしたりする芸術家タイプの男のコもいたりして、私のクレパスが古いものかどうかなんて、すぐにどうでもよくなってしまったような記憶があります。

あのあと、4年生のときの家庭科のお裁縫セットでも同じ目に遭ったんですが、そのときは、もはや悲しくも何ともなかったですから。
「自宅にあるものもありますから、針山やハサミは持たせます、足りない道具のみ、注文させてください」と、またまたやってしまった母。先生も呆気にとられていましたが、母の落ち着ききった(充分、天然入ってます)態度に、許さざるを得なかったようです(笑)。

で、もちろん、今も使ってるんですよ。そのときに、母が用意してくれたお裁縫箱を。
クラスの皆が買い揃えたプラスチックの箱より、ずっとかわいいし、まだまだ使えるし、ついでに言えば、まったく使えなかったのは学校の教材として買い足した、雑巾の端っこを引っ張るヤツとか、机に固定して何かをするためのネジみたいなヤツとか、そんなのばっかり。指貫きや糸切りバサミは品質が悪くて、逆に買い換えなきゃならなかったし。

などと、書いているうちに、ちょうど時間となりました。
今度、サクラクレパスとお裁縫箱の写真を撮って、載せておきますね。
え? そんなん見たくない? いえいえ、そう言わずに、見てやってくださいまし〜。

蛇足ですが。
現在、そんな母から、昔々の足踏みミシンを譲ってもらうべく交渉しているところです。
が、まだ使いたいと言い張って、これがなかなか難航中・・・。もう、手入れをしてもらうミシン屋さんも決めてあるんですが(この間、お散歩していたときに、おかず横丁の一本脇道で見つけたんです! 優しそうなおじちゃんも快くOKしてくれてます)、もし、交渉決裂に至った場合、・・・どこかで、足踏みミシンをゲットできないものでしょうか? 中古屋さん等、ご存知の方は教えてくださいませ。私、電気ミシンがイマイチ怖いんですよぉ。

PHOTO「担当の村松さん」 婦人画報、美容院で見るだけで、自分で買ったことがなく、すみませんでした(ペコリ) お互い、ゆっくりじっくり成熟していきませう!


「午前中の映画館、これからクセにします」

2005年9月28日

昨日、閉店間際に飛び込んだ「あかちゃんホンポ」で、アタフタと買ってきた新幹線のおもちゃに、子供たちが夢中になっています。
他のお友達には大人気のプラレールより、何故か、1/160の模型がお気に入りの2人。
「0系新幹線」と「500系のぞみ」、「E1系マックス」と「東北新幹線はやて」をそれぞれ両手に持ち、「ジュリンジュリン(彼らのオリジナル、電車の走る擬音語です)」と呟きながら、テーブルの上を縦横無尽に走らせまくっています(笑)。
昨夜から、「ジュリンジュリン」に混じって、「かっこい〜、かっこい〜」とも、言えるようになりました。ダンナと私が手を叩いて喜ぶと、2人して、「かっこい〜」の大合唱。
「い〜」の部分をヨーデル風に、声をやや裏返すのが、高田家のオススメであります。

さて、今日は子供たちを迎えに行く前に、午前中の時間を使って、ダンナと2人、映画鑑賞にチャレンジしてみました。
そうです。狙っていた、『チャーリーとチョコレート工場』を観たのです。わーい!
ダンナは映画館から仕事場へすっ飛んで行ったので、まだ感想らしい感想を聞けていないのですが、かなり楽しかった様子。
私は、といえば、大満足でした。好きです、こういう映画! ついつい、声を上げて笑ってしまったのですが、・・・実は、ワイワイ突っ込みを入れながら、みんなでにぎやかに観られれば、それがこの映画の最高の楽しみ方だと思います。

とにかく、ウンパ・ルンパのパフォーマンスがワンダフルで、大人もややブラックに笑えますよ。子供のおとぎ話って、ときにはシニカルで、ほんの少しグロテスクで、救いがあるようなないような、教訓めいた部分も匂うんだけど、やっぱりシュールで、・・・という、摩訶不思議な世界だと思うんですけど、ジョニー・デップは、そんな世界にピッタリでした。今日は、美味しいチョコレートを食べて、歯を良く磨いて寝たいと思います(笑)。

そういえば、日本の映画館って、すーっごく静かですよね。
もちろん、シリアスな映画を観ている最中に、ホットドックの包み紙をワシャワシャ開く音が聞こえたりするとガッカリですが、楽しい映画がかかっているときは、もう少しだけ、騒いでも構いませんよ的空気が流れていると嬉しいのですが。

私が初めて、アメリカ(確か、LAだったような・・・)で映画を観たのは、『ゴースト・バスターズ』だったので、もう20年あまりも昔のことなのですが、そのときの印象は本当にキョーレツでした。みんな、思いっきり笑うわ、ブーイングして足を踏み鳴らすわ、おばけが背後から忍び寄ってくるシーンでは、スクリーンの主人公に向かって、「ほら、後ろ! 後ろを見てぇ!」と、大声で指図するわ、最後にマシュマロマンが登場するシーンなど、椅子の上に立って大ウケするわ、音楽に合わせて踊るわの大騒ぎでしたから。

今や、これだけ日本中にお笑い文化が浸透しているのですから、コメディ映画に限っては、映画館側が笑い役のサクラ(テレビの業界用語でいう“ゲラ”さんです)を数人雇って、「笑ってOKですよ」という空気を作ってみてはいかがでしょう?
え? 近くの客席から、「静かにしてください」と、注意されて終わりでしょうか。
う〜ん、それじゃ、「『ロッキーホラーショー』の正しい楽しみ方」というイベントを開くのはどうでしょう? 熱い観客気分になりきれたら、2倍も3倍もストレスが吹き飛んで、映画館からスキップで(?)帰れそうですよね。

皆さんのオススメ映画は何ですか? 楽しく笑える作品も、是非、教えてくださいませ。

PHOTO「本日のお弁当」 8月のプライドGPの際、(開催地・埼玉スーパーアリーナそばの)イトーヨーカドー大宮店のお弁当売り場から、最初に売り切れたのが、「チャーハンおにぎり」だった・・・というシーンを偶然、番組で観まして、・・・なぜか無性にチャーハンおにぎりが作りたくなってしまった私でした


「“人生いろいろ”って言葉、使いづらくなってますよね」

2005年9月27日

今日は、まるで大学の授業のように、皆さんが机につき、その前方の一段上がったところから私がお話するという形での講演でした。・・・きっ、緊張しましたよぉ〜。
それこそ、学生並みに勉強熱心な方もいらして、びっしりメモを取っているのが、こちらからも見えるんです。「うわわっ、ちゃんとお話しなければ!」と思えば思うほど、話している言葉が宙に浮き、「その技を、病気になったときに使わない手はありません」と、言いたかったところを、「病気になったときに使わない、使わない・・・ことはもったいないです。・・・どんどん使ってください、その技を」などと、おかしな倒置法になってしまったりするんですよね。
・・・いかがだったでしょうか?
ドギマギしたときは、前から4列目の、カメラ機材のすぐ左側の席で、ずっとニコニコしながら背筋を伸ばして聞いてくださっていた、柿色Vネックのお母さんを見るようにしていました。今日、皆さんに伝わることがあったならば、それは、あのお母さんの癒し系スマイルのおかげだと思います。・・・感謝。

実は私、大昔は、中学の理科教師になりたいと思っていたんですよ。
大学2年の頃までは、教職も取るつもり満々だったのですが、・・・青春の思い出作りのつもりで参加したラジオ番組にすっかりハマり、親の大反対を押し切って、大学を中退。
今となっては、若気の至りと後悔しきりなのですが、ま、あのまま大学を(5、6年かけて、どうにか)卒業したとしても、理科教師にはならず、マスコミ関係の職をあちこち探し回ったでしょうから、人生、これでよかったのかもしれませんね。
しっかし、教師になっていたら、教壇で一々ビビッていたでしょうね。もしくは、ビビリな自分を隠すために、生意気な生徒を出席簿かなんかで引っ叩いちゃって、PTAで吊るし上げを喰っていたかも・・・。

それにしても、大学時代のクラスメートたちは、今頃どうしているのでしょう?
ごくごく親しい友達数人を除き、その後、皆がどう社会へ羽ばたいていったのか知る由もありません・・・。小・中・高校時代の友人となら、まだまだメッチャ付き合いがあるんですが、大学生となると、住んでいる地域・環境も、親同士の連絡も、その学校へ進学した経緯も、本人の価値観も、具体的になり始めた将来の希望も、全部があまりにバラバラで、友達の輪が急に小さくなってしまうのかもしれませんね。

ちなみに、日本女子大学には、小学校(幼稚園もあったような気がしてきました・・・)からエスカレーター式に上がってきた、いわゆる“附属上がり”のほぼもれなく“お嬢様系”のコと、大学から受験で入ってきたほぼもれなく“まだオシャレに目覚めていません系”のコの、大雑把に言えば2種類の女のコがいました(もちろん、中には、雨の日に長靴を履いてくる、“まだオシャレに目覚めていない、天使のような箱入りお嬢様”もいましたので、一概には言えないのですが)。
私は、文化屋雑貨店で買った500円のオーバーオールを着て学校へ行き、「え、何それ、変わったお洋服ね。お掃除する人みたい」と、ちょっぴりデビルな前者に珍しがられた・・・生粋の後者です(笑)。

なので、多分、その後の人生も、大きく分かれたんじゃないかなぁ・・・などと、ときどき想像を膨らませたりしています。学校に毛皮のコートを着て来ていたあのコは、きっと、どこかの大富豪と結婚し、今頃、子供たちをスイスの超おぼっちゃま学校へ送ったついでに、エルメス本店の奥まった部屋でクロコダイルのケリーを特注していたりして、なんて。

あ、今、気づきました。世の中には、詳しく知らない方が素敵なこともありそうですね。
・・・ユーミンの、「あなたは素敵なダウンタウンボーイ、未来を夢見ていた〜」ってフレーズを思い出しますねぇ。「汚いシャツ着たヤツだと、兄貴は電話さえ取りつがな〜いの〜」なんて、つらすぎる! あの頃は携帯がなかったからなぁ(涙)。ただね、そんな兄貴は今頃、きっと苦労してるはずだよ。何を着ていたって心は錦なんだっつうの(拳)。

さてさて、今日は全然、お話がまとまりません。まとまった試しもないんですけど。
先月、大学時代の同級生(非・お嬢様系)と偶然、バッタリ再会したのですが、彼女はうちのジンギスカン・レストランのすぐそばにある大会社の課長になっていました。すごい! かっこいいぞ、明美! 次は名刺をちょうだいよぉ〜ん。
・・・と、最後は、やや詳しく友達自慢をしつつ、お暇したいと思います。おやすみなさい。

PHOTO「平田雅子先生と」 今日の講演でご一緒した女性科の先生 目白駅のすぐお隣、JRホテルメッツ目白1Fで開業なさっているそうです 身構えずに相談しにいけそうですね お問い合わせは、03−5992−5550「私のクリニック目白」まで


「みんな、何かと闘っているのかも」

2005年9月26日

昨日の有明コロシアムは、素晴らしく盛り上がったそうです。
「五味の試合は、これまでのプライド全試合の中でも、ベスト5に入るだろうな」と、高田が言っていたので、相当すごかったのでしょう。ヒョードル、ノゲイラ、ミルコらの重い試合の迫力に負けていなかったというのですから、・・・次(決勝は大晦日だそうです)は、必ずや見に行かねばなりませぬ。

さてさて、話は変わりまして。
BBSへたくさんの書き込み、ありがとうございます。
私も、子供たちがお昼寝したタイミングを見計らってPCに向かっています。
が、2人が同じ頃合に眠くなってくれない日も多々ありますので、1人が寝たら、即座に「おやすみオルゴールCD」をかけ、もう1人を眠りに誘う(落とす?)作戦をとっています。
ま、そのCDの効き目もそろそろなくなってきていまして、フッと気づくと、眠っているのは私だけで、お目々パッチリの2人に上から乗っかられて目を覚ます・・・という、なかなか格闘技系の昼下がりを過ごしたりもしているのですが。

BBSの中に、「母が卵巣がんになって・・・」という、お話がありましたね。
はっきり申し上げて、卵巣がんは手強いですから、家族一丸となって闘わなければならない大敵だと思います。・・・が、だからと言って、実際に何をしてあげたらいいのか、その答えが容易に見つかるわけもなく、本当に苦しい思いをなさっていることと存じます。

実は、私の母も、この2月に尿管がんが見つかり、3月に手術、4・5・6月と抗癌剤を3クール行い、7月に退院してきたところです。
ジンギスカン・レストランを立ち上げるため、グッチャグチャに忙しかった真っ最中に病気がわかり、手術の日は、なんとお店のオープンと同じ日。私もかかっている泌尿器科の医師に担当してもらいましたので、思いっきり詳しく(つまり、非常にしつっこく)病状・手術方法・化学療法についてのインフォームド・コンセントを求めながら、必死こいて病室へ通った日々でした。
でも、家→病院→店→家→病院→合羽橋→店→家という目の回りそうな時間の中で、いつも、何故か妙にジンワリと、「ああ、今まさに、私は神様に試されているんだな〜」と、感じていたことを思い出します。・・・合格点には程遠かったに違いありませんが(恥)。

ここで、私が母にしたことの中で、唯一、「これは、正解だったかも」と、思われることを紹介しておきますね。
それは、脱毛が始まる前に、“かつら”をプレゼントしたこと。
医師から、かなりの確率で脱毛が起こるだろうと説明されていたので、抗癌剤の使用が決まった直後、まだ投与が始まる前に、母へ“全かつら”を届けたのです。

「何よ? かつらなの?」
「そう、髪の毛が抜けるかもしれないって聞いたからさ」
「いいのに、こんな・・・」
「あ、知らないの? 女優さんたちだって、かつらはバンバン使ってるんだよ。脱毛がなくたって、しばらくはあまり美容院へ行けないでしょ。入院中はもちろん、退院してからだって、美容院の椅子に2時間も腰掛けてたら、気分悪くなるよ。私、美容院で真っ青になったことあるもん。だから、忙しい女優さん、もしくは、体調の万全じゃない人は、お洒落なかつらを買う時代なの。わかった?」
「だって、似合うわけないじゃない・・・」
「そんなん、被ったことのない人が言わんといて。・・・ほら、なかなかイケてる〜」
「あら、でも、これ、髪だけ若くておかしいみたい・・・」
「アホかいな。髪のボリュームアップは今や、中年以降の女性の必修科目になってるの。じゃなかったら、レディースアートネイチャーが、あれだけ売れるわけないでしょ」
「売れてるの?」
「売れてるから、CMバンバン打ってるに決まってるでしょ。売れてなかったら、商品も作らなくなるし、CMも打ち切りになるの。・・・ね、お母さんの場合は、もう少し、眉をハッキリ描けばバランスがとれてくるはずよ。・・・ほら、ほら!」
「あら、そう? そうかしらねぇ」

と、かなり強引だったかもしれませんが(笑)、こんな感じで、メイクレッスンに突入した挙句、病室のベッドの下にかつらを置いてきてしまったというわけです。

百貨店のかつら屋さんで、人毛/化繊が50/50の割合のかつらを求めたのですが、最近のかつらは素晴らしいデキですよ。ちょっと高いのが難点ですが、髪の毛が生えてきてからも、充分、お洒落アイテムとして使えるし(セットが完璧にキマります)、シャンプー・リンス・陰干しで簡単にお手入れできるし、・・・あながち損なお買物ではないはずです。

実際、外出許可をもらって、一緒に日本橋三越へ「三岸節子展」を見にいったりもしましたが、本人が気にして、しょっちゅう頭のてっぺんに手を置くのはどうかと思いましたが、それ以外はとても自然だったと思います。
「浮いてないか、心配で・・・」
「全然、浮いてないよ。お母さんはスターじゃないんだから、バレたって、騙してたのね〜って、ファンが悲しむわけじゃないっしょ。それより、あんまり頭を押さえてると、もう二度と生えてこない、本物のスキンヘッド・オヤジに失礼なんじゃないかしら」
「あら、あの人のこと?」
「違うよ、一般論で言ってんの。・・・ねぇ、見すぎだってば」
などと、親子で天然漫才をしながら、中華そばをすすったりして。

女性は特に、脱毛によって気持ちが落ち込んでしまうので、抜け始める前から、かつらを素敵に使いこなす自分の姿をイメージトレーニングしてもらうのも、案外、いいアイディアかな、と思うんですが、どうでしょう?
「2年もすれば、ほとんどの方が元通りに生えてきますよ」と、医師は言いますが、「その2年が長いんじゃ〜」と、心の中で、間寛平さん風に叫んでいた私でございました。

病気と闘っている人に、何ができるか。
これは、人類永遠のテーマですね。
何か、どんなに小さなことでも、いいアイディアがありましたら教えてください。
医学的な処置以外にも、私たち(=家族、友人、ときには本人)ができることを探したいですね(宗教の勧誘に関する文章はBBSには載せられない旨のみ、あらかじめご了承ください)。
ちなみに、私の場合は、「ゆっくり休んで、元気になってね。ずっとずっと待ってるから」と、仕事仲間に言ってもらえたことが、ものすごく嬉しかったです。
「待ってる」って、実はものすごいパワーを持った言葉だったんですね。

P.S. 抗癌剤による脱毛から、かつらを使おうかしらと思われている人のために、確か、夏目雅子さんの基金が使われていますよね。そちらを利用してみるのもいいかもしれません。

PHOTO「キミは誰?」 私の机の、すぐ横のロールカーテンにとまっている蝶(?)です 接写で撮ったので、実寸は1cmくらい なんて美しいんでしょう! ウルウルしてしまいます・・・


「我家は静かですが、会場はいかがだったでしょう?」 

2005年9月25日

子供たちの鼻水&咳が、かなり治まってきました。
病院で処方してもらった薬を飲ませたところ、2人とも泥のように眠りこけてしまったので、ちょっと怖くなって半分の量にしているのですが、・・・実家の父に聞いたところ(一応、耳鼻咽喉科の老医師です)、「抗生剤じゃないから、(量を減らしても)いいだろう。元気で、食欲もあるのなら、生活のリズムを崩す方が好ましくない」と、言っていたので、・・・多分、大丈夫でしょう。
自分が風邪を引いたときは、ガーッと効く薬がほしいと思うのですが、12キロやそこらのおチビの場合となると、効きすぎは心配のタネですね。

しかし、10月初旬に水ぼうそう、11月&12月の初旬にインフルエンザの予防接種も控えていますから、おチビさんたちもなかなか大変です。
水ぼうそうも、インフルエンザも、希望者のみが受ければいい注射だと思いますが、皆さんはどうしていますか?

子育てのベテランママさんたちに聞くと、「受けなくても大丈夫じゃないかしら。インフルエンザって、予防接種の型と、実際に流行る型が違うことも多いじゃない? インフルエンザを受けて、その予防接種のせいで熱が出ちゃう子もいるんだから、・・・うちは受けずにきちゃったわ。水ぼうそうも、お兄ちゃんから伝染っちゃって、プツプツ大変だったけど、まぁ、問題はなかったし」という意見が目立つような気がするんですが、一方、医師に聞くと、「水ぼうそうは、受けておくと軽くて済みますよ。痕の残り具合も違うようです。インフルエンザは、型が違ったり、免疫が定着しないうちに伝染ってしまったりと、うまくいかないこともありますが、こちらは個人的にお勧めします。たった24時間で、急激に病状が悪化することもありますから、・・・我家の子供たちには、全員、毎年、受けさせています」というお返事が圧倒的です。重症のインフルエンザがいかに恐ろしいものであるかを目の当たりにした人間なら、こう判断するのが自然なのかもしれませんが(ちなみに、うちの父もこちらのタイプだと思われます)。

「秋深し 隣は何をする人ぞ」ではありませんが、これからの季節は特に、風邪・インフルエンザ対策を皆さんはどうしているか、お互いに話し合いながらいきましょう!
同じ対策が必ずしも吉と出るかどうか、そこが難しいところでもありますが、何より情報はいろいろ持っていた方がいいですもん。

さてさて、お話変わりまして。
今日は、有明で武士道(主にライト級&ウェルター級の選手が出場するプライド)のグランプリが開催されています。GPはトーナメント形式(今日は1、2回戦)なので、今日だけで14試合も行われるのですが、チケットは完売だったのだとか。すっごいですね! 
ダンナも、「かなりの格闘技好きじゃない限り、14試合はヘビィ過ぎるだろ」と、溜息をついていたのですが、アレヨアレヨという間に、チケットはカツカツ状態へ。
さっきも、「格闘技には、当日券はお約束のつきものだよ。どうにか、搾り出せないの?」などと、電話で話しながら出かけていきましたから、・・・皆さん、ちゃんと観戦できていますでしょうか?

ダンナが独立したての頃は、私も友人知人に連絡しまくってチケットを売っていましたので(まるで新米劇団員の気持ちでした)、こんな、格闘技好きたちがワサワサ会場へ集まってきてくださる状況は、本っ当に夢のようです。今日は出かけられませんでしたが、次回は試合を観に、そして、会場を拝みに行きたいと思います。
試合の感想や注目選手への激励など、是非、高田道場HPまでお寄せくださいませ。

PHOTO「父の好きな芋焼酎」 「我が胸の 燃ゆる想ひに 比ぶれば 煙は低し 桜島山」の歌から取った名前ですね 杜氏さんの“想ひ”そのままの焼酎(ろ過せずに瓶詰めされてある絶品!)で、モンゴリアンチョップにも置いてあります ・・・実は、店にあるお酒はすべて私が交渉して集めました(笑)


「10プットニョシュで頑張ります」

2005年9月24日

今日の『旅サラダ』、ご覧になりました?
青田典子ちゃんが紹介したハンガリーの旅の中に、トカイ地方の貴腐ワインが出てきたのですが、そのワインの糖度を表す単位が「プットニョシュ」なんですって。
「プットニョシュ」、これ、口に出して言うと、何だか楽しくなる言葉だと思いません?

この地方での貴腐ワイン、糖度は3プットニョシュ〜6プットニョシュまであるそうなんですが、今朝、スタジオで試飲したものは、その中の最高糖度である6プットニョシュのものでした。・・・私は、甘いワインが嫌いなのですが(嫌いだと思っていたのですが)、このワインの甘さは好きでした。由緒正しきワイナリーの迷宮のような地下室の中で、700年もの間、ずっと守られてきた黒かび(貴腐カビ)の森が静かに醸し出した甘みは、まるで花の蜜のように華やかでした。さすが、6プットニョシュ! 

そんなこんなで、今日の旅サラ・メンバーの間では、「プットニョシュ」という言葉が大いに流行りました。これまで、トカイワインを、トカジワインと読んでいた不勉強な私でさえも、もうこの言葉を忘れることはないでしょう。
「まだまだ、1プットニョシュの若輩者なんですけど」とか、「神田さん、本当に彼女いないんですか? 100プットニョシュで口説いたりしてないんですか?」とか、「あそこの居酒屋さん、ミヤちゃん的には何プットニョシュだった?」とか、使い方はいろいろです(笑)。

さて、今、子供たちがやっと寝付いたところなのですが、今日はこれから、埼玉県さいたま市まで車を走らせ、中学時代の同窓会の幹事会に(大遅刻ながら)顔を出してきたいと思います。
前回の学年同窓会は2000年4月の開催だったんですけど、いやはや、みんなの住所がかなり変わっているようで、ちょっと驚いているところです。宛先不明で46/280枚も案内葉書が戻ってきちゃいましたから、30代後半から40にかけてのこの5年半の間に、皆、それぞれの価値観が生きる住処へ移ったということでしょう。仕事(出世コース上の転勤?)メイン、子育てメイン、二世帯メイン、・・・離婚、リストラ、転職、介護の問題まで、みんなそれぞれ頑張っているんだろうなぁ(シミジミ)。

前回に引き続き、相変わらずの幹事メンバーだけど、できるだけたくさんの同窓生に連絡できるよう、いろいろ努力してみるからね〜。先生方も、ほとんど出席だよ。今回は父兄の参加も呼びかけてるから、親子で楽しみにしててちょうだいな。
何だか業務連絡になってきちゃったけど、「同窓会の連絡葉書が届いてない人は、(まだ結婚せずに合コンばっかりしながら実家にいる)タカユキんとこに連絡して、新住所を教えてください!」。それから、個人情報保護云々問題もあるから、名簿作りの方法を考えている最中なんだけど、何かいい方法があったら教えておくれ〜。

ではでは、10プットニュシュで、大宮駅近辺までドライブしてきま〜す。
久々に南銀のHAMACHOへ行きたかったんだけど、「2時間で出てください」って言われちゃって、違う店に変更になったみたい。私たちが長っ尻って、何でわかったんだろ(笑)。

PHOTO 竹内都子、青田典子、向井亜紀、3人合わせて3プットニョシュ!


「カイア向井でございます」 

2005年9月23日

借りているベビーベッドの返却期日が迫ってきた高田家にとって、そのレンタル期間を延長するかどうかは、只今、ちょっとした考え事であります(これまでも、3ヶ月ずつ×3回、延長しているんですけど・・・)。
日ごとに足腰の動きが活発になって、フッと気づくと、ベビーベッドの柵をよじ登り(いやはや、相当な高さです)、上から、「カイア〜!! カイア〜!!」と、さも嬉しそうに叫んでいたりするのです。

・・・ちょっとだけ、説明が必要ですね。
「カイア」とは、2人にとっては、どうも「強い呼びかけ」を意味する言葉のようです。
「ねぇ、ねぇ、」「もしもし」「こっち、こっち」の最上級とでも言いましょうか。
もともとは、ダンナが私のことを、「ムカイー、ムカイー」と呼ぶのを聞いた子供たちが、それを真似しようとしたところ、「ムカイ」の「ム」の発音が消え、語尾に強調(?)の「ア〜」がくっついて、「カイア〜」と変化したのが語源かと思われます。
あの頃は、「私=カイア」だったのですが、最近は、私のことを「ママ」と認識し始めたので(本当は「母さん」と呼んでほしかったんですけど、ま、途中からでも変えてもらいましょうか、ダンナのことは「とーた」と呼んでいることですし・・・)、意味が微妙に変化し、現在は誰かをメッチャ呼びたいときに使用している傾向が見受けられる次第です。

さて、そんな「カイア〜」の雄叫びを、いきなり(大人の)耳の高さから聞いた日には、「ベッド、替えなきゃかしら?」と、オタオタ考え込んでしまいました。
が、もちろん、このベビーベッドがなくなっても、部屋中の家具がよじ登りの対象物であることに変わりはないのですから、さぁ、どうしたものでしょう。
今のところ、ベッドの高い位置から自分で降りようとはしないのですが、ソファから飛び降りるのは大好きなので、・・・時間の問題で、危ないかもしれませんね。
皆さんは、どうしてらっしゃるのでしょう???

ベビー用品のレンタル屋さんに聞いたところ、皆さん、大体1年くらいでベッドを返却することが多いそうです。・・・ということは、床にお布団を広めに引いて、大人と子供が一緒に寝ているっていうことですよね?
あのぅ、その場合、大人が目を覚ます前に、子供らが目を覚まして、部屋のあっちこっちでデインジャラスな遊びを始めたりはしないのでしょうか?
深く眠りに入ると、ピンポンの音にも反応しなくなる私は、どうすべきだと思いますか? 子供の泣き声でなら、飛び起きられるのですが、泣くような状況が起きてしまってからでは遅いという状況だって・・・ありえますよね。

先日、ミスDJ時代のお友達(旧姓・長谷川由実ちゃん、現在は男の子2人の麗しきママです)と電話で長話をしたのですが、彼女がお世話になっていた小児科のベテラン先生は、こうおっしゃっていたそうです。
「子供から目を離すなと、よく言いますが、実生活の中で、それはなかなか難しいことです。ずーっと見ているわけにはいかないわけですから、そのかわり、お母さんはしっかり耳を澄ましていてください。・・・蓮の花が咲くときに、ポンッと小さな音がするでしょう。その音を聞き取れるくらい、耳を澄ましながら、過ごしていただきたいですね」と。

この話を聞きながら、「なんて素敵な表現をする先生なのかしら」、と、一秒は思ったものの、「そんなん無理やーっ」と、直後に叫んでいた私に、ユミも、「だよね(笑)。私も一回もできなかったもん。でも、そういう気持ちでいられたらいいなって、思うことがミソなのよ、きっと」ですって。
・・・そういう気持ちに、寝起きからなれるよう頑張るつもりはアリアリなのですが、ねぇ。

そんなことも話しつつ、「ミスDJ時代のみんなに声をかけて集まろう!」という、この20年間、結局は実現できていない話題でひとしきり盛り上がった、ミセスになっても相変わらずかしましい私たちでありました。
ただし、実は、近所の公園ママ仲間として、同じくミスDJで一緒だった旧姓・篠山久美ちゃん(1歳半の坊やの、こちらも美しきママです)と超・偶然、再会できたりもしていますので、案外、今度こそ集まれるような気も・・・?


「かわいいおまじない&ワイルドなおまじない」

2005年9月22日

北海道大雪山系旭岳に初冠雪が見られたそうです。
・・・そりゃ、子供たちが鼻水を垂らすわけですね。
暑がって、なかなか長ズボンのパジャマを履いてくれないのですが、夜のうちにかいた汗が明け方の涼しさで冷え、風邪の原因になってしまうようです。
ズボンの裾をまくり上げて履かせておき、夜中に(裾を)足首まで下ろすという作戦で対処してきましたが、・・・透明の鼻水にアオッパナが混ざり始めたら、そいつあ愜(かな)いませんぜ、鶴亀鶴亀、というものです。
スミマセン。ここのところ、何故か読んでいた森鴎外にちょっと影響されまして、この言葉を使ってみたかった私です。「ツルカメ、ツルカメ」と、縁起のいい言葉を繰り返し、運を呼び込もう、あるいは、悪いことが起こらないようにと願う、昔の人のかわいい(?)おまじないですね。現代なら、「トチカブ、トチカブ」というところでしょうか(笑)。

明日は休日なので、念のため、子供たちを病院へ連れて行き、・・・そんなときに限って、鼻水がピタッと止まっていたりするのですが、一応、お薬をもらってきました。
が、まだ安心はできません。知人家族が、子供の風邪から全員が寝込んでしまい困っていると聞いたこともあって、ダンナと私は速攻でジンギスカンを食べに行ってきました。
私は昔から、疲れたり風邪をひきそうになったりしたときは、狼になるんです(笑)。
ラム肉をモリモリ食べると、テキメン、すごく元気になれる体質なんですけど、・・・皆さんはいかがでしょう? もしかして、私だけでしょうか??

ちなみに、ダンナは、「思いっきり食べても胃にもたれないから」という理由もあって、新米プロレスラーとして全国を回っていた頃から、ことジンギスカンは大好きで、北海道は楽しみな巡業先だったのだそうです。ジンギスカンがおかずなら、先輩レスラーに言い渡された量のどんぶり飯を食べても、吐きそうになったり、胃が痛くなったりせずに眠れるのが、何より嬉しかったのだとか。・・・一体、どれだけ食べていたのでしょう?

とにかく今日も、ジンギスカン塩6人前+タレ2人前、野菜2人前+もやし、サラダ2つ、スープ2つ、いなきびご飯2つ、キムチ、ゆずゼリーを(2人で)平らげてきました〜!
もちろん、その8割近くはダンナが食べたわけですが、ちょっと怖いのは、このあと、「ムカイ、何か軽く食べるものない?」と、言われそうなことです(笑)。
消化が良すぎるんでしょうか。やはり、彼も違った意味で狼なのかもしれませんね。

さて、羊肉に含まれるカルニチンは脂肪の燃焼を助けてくれるそうですから、安心して(?)お夜食作りでもしましょうか・・・間違いなく、私も一緒になって食べますわなぁ。
半田素麺でにゅう麺か、秋鮭をほぐしてお茶漬けか、迷ってしまう食欲の秋です。

PHOTO「阪神優勝!?」 実はコレ、一昨年の朝日放送内で撮ったもの 今年も阪神の優勝は決定的ですが、局内は比較的落ち着いている様子 道頓堀にも柵囲いができるそうですし、もう驚くことじゃないんですね ・・・個人的には、下柳のハーラートップを願ってやまない向井であります


「ちなみに今日は、48行でした」

2005年9月21日

自分で自分のHPへアクセスし、改めて、ちょっと客観的に眺めてみたところ、やはり急いでメッセージボードを作らなくちゃ・・・と、考えているところです。
ゆっくりスタートし、HPへ遊びに来てくれる人ができてきたら、無理せずいろいろ増やしていこうなどと思っていたのですが、やはり、モノには優先順位がありましたね。
Fデザイナーにお願いし、BBS、今週中には仕上げていただく予定です(ですよね?)。

客観的観察から気がついた点がもう一つ。
それは、「ダイアリーの字数を揃えなくたって、全然いいやん!」ということです。
実は、これまでの20日分のダイアリーはすべて、40.5文字×36行というボリュームで書いてあったのです(私のPC設定の1ページ分がその分量なだけなんですけど)。・・・A型さそり座の無意味な努力というものでしたね(笑)。
昔、週刊誌にエッセイを書いていたころ、「決まったペースで決まった字数の文章を書くのは、とてもいい勉強になるのよ」と、まるで先生のような女性編集者に言われたものですが、どうやら、あの言葉がずっと頭にこびりついていたようです。

「勉強になること」は大切ですが、「勉強にならないこと」も、なかなかどうして大切ですよね。40歳になってようやく、「勉強するつもりでやった方がいいこと」と、「勉強するつもりでやると、だんだんつまらなくなること」の違いも、少しずつ体得してきたような気がしています。いやはや、まさしく、習得ではなく体得なんですよね、私の場合。

さて。
今日の私の体得は、髪の毛を浴用固形石鹸で洗うと、かなり気持ちがいいということであります。昨日、何気なく観ていたテレビ番組の中で、赤星たみこさんが、普通の白い固形石鹸を頭の地肌にゴシゴシこすりつけて洗ってらっしゃるシーンを発見して驚いたのですが、それを今朝、実行してみたというわけです。

「え〜、髪がギシギシになっちゃうぅ」という方、ごもっともなご指摘です。
赤星さん流洗髪術には、その対策も盛り込まれていまして、まず、髪をぬらし、左手で髪をかきわけ、そこへ右手に握りしめた石鹸をゴシゴシ豪快にこすりつけ、タップリ泡立てていくのですが(本当に泡立ちが良くて嬉しくなりますよ!)、そこへ、蜂蜜が登場するのです。ごく普通の蜂蜜を手のひらにニュルーンと搾り出し、それをアワアワの頭に揉みいれ、さらに一緒に泡立ててしまうという、いわば、洗髪している最中に頭の上でハチミツ石鹸を作りましょう的発想です(笑)。が、これが非常に気持ちいいんです、マジで。

泡をすすいだ後、今日の私は、いつも使っている市販のリンスで仕上げてしまったのですが、赤星流、正しくは、お酢をお湯に溶いたものをリンス代わりに使うのだそうです。
子供が泣いて、このお酢リンスについてのシーンは見逃してしまったのですが、そういわれてみれば、青山のクレヨンハウスでリンス用のお酢が売られているのを見たような気もしますし、昔の人は櫛通りをよくするためにお酢を使っていたらしいですよね。
レモン汁やクエン酸もリンスになるとのことですので、皆さん、いろいろお試しになって、是非、ご自分の髪にピッタリな酸っぱさ濃度を体得なさってみてくださいね。

さてさて、子供を迎えに行く時間がやってきました。
今日はこのへんで。
嗚呼、行数を決めないと、書くのがす〜っごくラクでした(わーい!)。

PHOTO「ノリノリで読み聞かせ」 クレヨンハウスで、リンス用のお酢は買ってこなかったのですが、この絵本のシリーズは買ってきました 一目惚れです! 飯野和好さんのイラストは前々から好きだったんですが、いやはや、この新しい作風には驚きました この絵本、広沢虎造風に読み聞かせすると、・・・読んでいる大人が非常に楽しいです(笑)


「祝! 新HPスタートであります」

2005年9月20日

今日やっと、新しいHPがスタートできました。
本当は9月1日から始める予定だったのですが、バタバタ3週間も遅れてしまいました。いきなり日記が20日分アップされていたり、他のコーナーはまだアイドリング状態だったりと、マイペース極まりない発進となってしまっておりますが、何卒、長い目で見守ってくださいませ。これから、徐々に形を整えていきますので、どうぞよろしくお願いします。

ただし、デザイナーさんはメッチャ頑張ってくれました。わーい!
どうですか? このてんとう虫クンは? 私は非常に気に入っているんですけど。
では、ここで、とっても真面目なFデザイナーのエピソードをひとつ。
当初、扉ページの机の上には、はさみと押しピンも描かれていたのですが、それを、「乳幼児がいる家では、はさみや押しピンを出しっぱなしにしておくことはないかも・・・」と、一応、(感想を聞かれたので)答えてみたところ、「気がつきませんでしたっ!」と、驚くべき速攻で、“とがりモノ”を消し、色鉛筆とものさしに替えてくれたのです。それはまるで、「高田家の子供たちが怪我をしたら大変だぁ!」とでもいうくらいの勢いだったので、ワタクシ、恐縮至極でございました。・・・近いうちに、ジンギスカンおごりますね(笑)。

さぁ、どのくらい頑張っていくことができるでしょうか。
まず、皆さんからのメールを受け取るコーナーを作りたいと思いますが、公開、非公開の2種類あった方がいいですよね。・・・これは、早急にやりましょう。
日記の写真も、これから埋めていきますね(無理に埋めるのは暑苦しいのかな?)。
プロフィールのページは、前HPから引っぱってきているものなので、近いうちにリニューアルしておきます。載せてほしい項目がありましたら、是非、お知らせくださいませ。
スケジュールに関してだけは、マネージャーにやってもらっちゃいますね。その方が間違いがないでしょう。最近の私の物忘れって言ったら・・・(鼻水)。

新しく絵本のページも作りたいと考えているのですが、・・・形になるまで、もうしばらくかかりそうです。文章はお粗末ながら用意してあるのですが、これらに絵をつけてくださるアマチュアの方(このページ上に載せていきますので、バンバン、プリントアウトされてもOKというアナタ)を何らかの形で募集したいと夢見つつ、・・・その方法を考え中です。
「本を大切にしなさい」と、言われながら育った私たちにとって、子供が絵本を破いたり、グシャグシャに握りしめたりするのは、見ていて、ちょっと苦しいシーンなのですが、当の子供にとっては、大好きな絵本ほど触ったり色を塗ったりしたいんですよね。
だったら、たまには、パソコンから何度でもプリントアウトして、思いっきりベリベリ、ペタペタ楽しめる絵本もあっていいのかな、などと思うわけですが、・・・どうでしょう?

しかし、まずは、このダイアリーを(なるべく)毎日書くことによって、机に向かう習慣を取り戻したいと思います。以前、本の原稿を書いていた頃は、「毎日、原稿用紙10枚分書く」と決め、文章の質はどうであれ、コツコツPCに向き合えていたものですが、いやはや、要リハビリです。1ページ打つのにも、まだ異常に時間がかかってますから(汗)。

PHOTO「お月様(結太作)」 お月様にたっぷりたっぷり糊をつけたおかげで(糊を塗るのが大っ好きなようです)、そのシワシワ感がかえって月のクレーターに見えなくもない芸術作品(?) せっかくのスタート日なので、丸く、縁起がよさそうな写真を貼り付けておきますね


「信じる、じゃなくて、信じている気分」

2005年9月19日

昼間、テレビ神奈川を見ていたら、今(これから?)公開されている映画、『チョコレート工場の秘密』の宣伝番組をしていたので、思わずじっくり見てしまいました。
ジョニー・デップも好きですし、ティム・バートンも気になる監督なのですが、実は、どうしても、この映画の原作のことを知りたかったのです。
板チョコの中にゴールデン・チケットが入っていたら、大人気のチョコレート工場へ招待してもらえるというお話なんですが、謎に包まれた工場内部へ入れるのは、全世界にたった5枚しかないチケットを手に入れた5人の子供だけ、というストーリーなんですね。

たとえば、「昔、読んだ童話の中で、一番印象に残っている本は何?」というような話題が持ち上がることってありますよね。私の人生の中にも、そんな機会が度々あったのですが、いくら、「私はね、チョコボールの金のオモチャ箱より、もっとずっと当たる確立の少ない、ものすごく貴重な招待券が当たった子供が、チョコレート工場の中に入れてもらうっていう話が一番好き。っていうか、その話にメッチャ影響されてる自分がいるの。チョコレートの箱を開けるとき、何だかドキドキする癖がついちゃったくらい!」と無邪気に微笑んでも、友人たちから熱いリアクションが返ってきたことがなかったので(あ、引いてた?)、とにかく長い間、気になっていたんです。

やっぱり、このお話は存在したんですね。1964年に発表された、ロアルド・ダールの有名な童話だそうです。もしかしたら、私だけが知っている、・・・というか、誰かが私だけに知らせてくれていた、長い長い時間をかけた不思議の世界へのインビテーションだったりして、などと想像していたりもしたんです(どうぞ、引いててください)。いえ、小学生の頃、近所の中央公園に2週間に1回の割合で来ていた移動図書館で借りて読んだ本だったので、あの本の図書カードには、すでにたくさんの人の名前が書いてあったわけで、ちょっと落ち着いて考えて、すぐに夢から覚めておいたってよかったのですが・・・。
かわいかったあの頃の私を思い出しに、映画、観に行ってきますね。るりるりる〜ん。

さて、一昨日の晩から、便座に座るとお尻が微妙にひんやりして気持ちいいなぁと思っていたら、やはり、浮腫が熱を持っていたようで、今日は37台前半。名古屋の興奮(?)はなかなか冷めてくれないようです(が、これは私の想定枠内、普通に過ごしてますよ)。
ただ、こんなとき、リンパ浮腫をお持ちの皆さんはどうしているのかな、と思います。
今日は休日ですし、私ものんびりしましたが、なかなか休憩時間を入れられない状況で動いている方はどうしてらっしゃるんだろうと・・・。浮腫対策に関しては、婦人科の医師もあまり情報を持っていないことが多いので(患者の命を救うところまでが大仕事すぎますから、仕方ないのかも)、是非、いろいろ情報交換していきましょうね。

PHOTO「今日のおやつ」 チョコレートも良かったのですが、秋の気配にお芋が恋しくなりました この一度見たら忘れなれない「召しあがれ」キャラは、スイートポテトの美味しいお店(阿波の鳴門金時・あもう)の看板オバ、いえ、看板娘、さとちゃんです


「笑顔チャージ、いただきです」

2005年9月18日

今日は長い一日となりました。
霧のために青森空港へ飛行機が着陸できなかった場合(たまにあるのだとか)、講演に穴を開けてしまっては大変と、東北新幹線で八戸へ行き、在来線に乗り換えて雨の青森へ。
出番の1時間前に会場入りし、メイクをし、サインを書き、お弁当を食べ、着替えをし、コーヒーを飲んで、いざ講演(今日は落ち着いてできたと思います、ホッ)。
がん征圧セミナー関係者の皆さんにお礼のご挨拶をし、青森駅前で名菓こんぶ羊羹&お月見団子を買って、30キロほど離れた黒石まで、ある人へ会いに足を伸ばしてきたのです。

惣次郎おじいちゃん、元気でよかったよぉぉぉん。
ここのところ、何回電話をかけても、いえいえ、何十回とかけまくっているのに、全然つながらなくなって久しかったので、メッチャクチャ心配していたのです。
ただ、お盆明けにのどぐろの干物を送ったところ、すぐに、おじいちゃんの名前で青森ねぶたリンゴジュースが送られてきたので、きっと大丈夫だと信じてはいたのですが・・・。
一人暮らしの91歳。耳が遠くなって、電話の音に気づきにくくなられただけだったのですが(今日も3回かけたんですぅ)、本当にずっとず〜っとお元気でいらしてくださいね。
おじいちゃんの笑顔を見ると、飛び上がりたくなるほど嬉しい気持ちになれる私です。
皆さんにも、惣次郎スマイルパワーをお届けしますね。写真をじっくりご覧くだされ!

おじいちゃんとは9〜10年前の夏、高校生のボランティア活動を紹介する番組で知り合ったのですが、(80歳を越えるお年だった)おじいちゃんは、ボランティアされる側ではなく、なんと、高校生たちと一緒にボランティアを行うメンバーの一員でありました。
あのとき、一緒に特別養護老人ホームへお手伝いに行った高校生の一人は、現在、そのホームに就職しているそうで、おじいちゃんのデイケアも担当しているのだとか。
今度は、おじいちゃんの家に泊まって、夜は小さな徳利でお酒をちょっぴり舐め、翌日はホームへもお邪魔しましょうなどと話しているうちに、お暇の時間が来てしまいました。
・・・あっという間とはこのことです。津軽弁にもかなり慣れてきたところだったのに。
地元のタクシー運転手さんと、万が一、おじいちゃんに何かあったら、必ず連絡していただくよう約束を交わし、帰りは青森空港から飛行機に乗りました。

霧のせいだったのか、大阪便は大幅に遅れた上にとうとう欠航になっていましたから、帰って来れてラッキーではあったのですが、・・・飛行機が飛ばなかったら、もう一回、おじいちゃんちに行けるかしらんなどと、ちょっとだけ思ったりもしてしまいました。
「まさか、会いにきてくれるとは!」と、何度も何度も手のひらをおでこに当てながら笑うおじいちゃんに、優しい力をたっぷり、逆にいただいてきた、敬老の日イブでした。

PHOTO「惣次郎おじいちゃん!」 お元気そうでよかった〜 もうすぐリンゴの季節 おじいちゃん一押しのリンゴは美味&冷蔵庫に入れなくても長持ちする逸品 今年も楽しみ!


「月に慰められています・・・」

2005年9月17日

今日は、名古屋で講演をしてきました。
私の場合、浮腫の関係で、これまでの講演はいつも座った状態でさせてもらってきたのですが、なんと、今日は新米マネージャーのポカにより、60分立ったままでの講演になってしまいました。ま、講演は一般的には立って行うことがほとんどなので、これもいい修行になったと言うか、90分の講演でなくて助かったと言うか、ラストのパネルディスカッションでは(座れたこともあって?)笑いが取れてよかったと言うか、ナンと言うか・・・。

講演の直前、もう司会者が私のプロフィールを紹介し始めたときに、「あ、椅子がない!」と、気がついたのですが、その途端に自分でも情けないほどオタオタしてしまい、壇上では恐ろしいほど汗ビッショリ! セルリアンブルーのアンサンブルニットを着ていたのですが、首まわりと脇の下はコバルトブルーに変色し、・・・大変、お見苦しい講演となってしまいました。スミマセン。途中でこっそりミュールを脱ぎ、5列目で大きく頷きながら聞いてくださっている白いジャケットの小柄なお母さんに神経を集中させ、どうにか頑張ったつもりですが、・・・いかがだったでしょうか。う〜ん、小さなアクシデントなんぞに負けない心を持たなくてはなりませんね。講演は本当に本っ当に一期一会ですから。

最前列で泣きながら聞いていた初々しいご夫婦、花束の影から乳がんを告白してくださった女性、エレベーターの前で涙をこらえながらお話した独身の女の子(手術台に上がる前日まで、希望や疑問は先生にぶつけていいと思う! 先生にも友達にも恵まれているのは、あなたの持つパワーが美しいからだね)、・・・皆さんは今日、どんな気持ちで眠りにつくのでしょう。どうか、免疫力・抵抗力の上がる「魔法」が効いてくれますように。もちろん、今日お話した「魔法」には、偉い先生方の頷く科学的根拠もちりばめられていますので、安心してかけまくってくださいね。

さて、明日は青森で講演です。
我がマネージャーも、さすがに椅子をリクエストすることでしょうから(ギロッ)、月を愛でつつ、まあるい気持ちで休みたいと思います。今日の月が綺麗でよかった・・・。

蛇足ですが、明日は中秋の名月ということで、オススメの白玉団子の作り方をご紹介しておきます。すっごく簡単です。白玉粉をボウルにあけ、水は一滴も加えずに、そこへ絹ごし豆腐を入れるのです。粉と豆腐を手で混ぜ合わせながら、(豆腐の持つ水分のみで)耳たぶの柔らかさにして丸め、沸騰したお湯で茹でればいいだけなのですが、これがまったりとして美味しいのです! 水で溶いた白玉団子より、私は好きかも。栄養価も高いし、時間が経ってもあまり固くならないような気がしますよ。是非、お試しあれ。

PHOTO「名古屋講演の控室にて」 鏡に映った自分を写すのって難しいですね 今日のおやつはプリンデニッシュ&豆乳でした


「心にも免疫力をつけたい私です」

2005年9月16日

またまた、世にも人気のなさそうな「ギョウ虫」の話題で、日付けをまたいでしまった向井ですが、今日の推薦図書は、藤田紘一郎著『ゼロ歳からの免疫力(集英社)』です。
この本は去年発行されたものですので、科学的・医学的に最先端の内容なのですが、暮らし方までヤミクモに最先端を目指すのはいかがなものかという、大らかで生き生きとした提案が詰まっている本であります。自らもお腹の中に10mほどのサナダ虫(名前はナオミちゃん)を飼っている藤田教授が、「正しくバイキンとつきあって、心と身体の免疫力を高めていきましょうよ」と、著者近影の写真の中から微笑んでいらっしゃいます(笑)。いえ、本当にオススメですよ。これからの子供は、ひ弱じゃいかんのです、きっと。

「正しくバイキンとつきあう」の、思いっきり延長線上にあると思われる、「正しく死とつきあう」という部分に興味のある方には、あまりに有名な本ですが、やはり、E・キューブラー・ロス著『死ぬ瞬間(読売新聞社)』を推薦します。日本では1998年に発行されたようですが、もともとは1969年に発表されたもので、それまではまったくと言っていいほど注目されていなかった、末期と言われる病状の中で死を受け止めていく患者の精神的な部分を研究したものです。当時は批判も大きかったらしいのですが、「死の五段階説」は広く知られるようになり、後にホスピスができるきっかけになったのだとか。

私がこの本に興味を持ったのは、NHKのアーカイブス(ヴス?)の中で、偶然、キューブラー・ロス本人がまさしく死を受け入れなければならない状況の中で、その心の内を赤裸々に語っているドキュメンタリー番組を観たからでした。・・・彼女は聖人ではありませんでした。「何故、私をこんな目に遭わせるの? 神は、まるでヒトラーようにひどいわ。私が聖人? バカいわないで。もし、この部屋に聖人が何人も入ってきたら、“ウエッ”だわ。・・・生きている意味なんてないわよ」などと言う、厄介なオババになっていたのです。
が、それを観て、私はすっごく安心しました。彼女は患者として、とても正直に生きていたのです。これが、「今まで私が世界中の人に説いていたことを証明するためにも、私は自己を冷静に見つめようと思います。そこにある死を恐れず、受け入れるまで」的に、医師(あるいは研究者)としてカッコイイことを並べたてていたら、“ウエッ”ですもの。最期は、子供さんたちと手を繋ぎながら、笑顔を浮かべて旅立たれたそうですし・・・。

読書の秋っぽくなってきましたね〜。是非、皆さんの推薦図書も教えてください。
ちなみに、この夏の私は、読書という点においては韓流ブームでした。『半島を出よ』、『花まんま』、『血と骨』と、(偶然)続けて読んだんですけど、共通点は韓国&(日本の)下町だったので、次は『夜を賭けて』→『日本三文オペラ』と読み進んでみようと考えているところです(出版社勤務の友人から、この2冊を教えてもらったのでした、ウキッ)。

PHOTO「こんなに!」 「死ぬ瞬間」シリーズが、こんなにたくさんあるとは知りませんでした 私が読んだのは、この右端のたった1冊のみであります 写真が不鮮明で申し訳ありませんが、全部、くっきり見えてしまうと、ちょっと苦しい気持ちになってくるかも・・・


「大人の都合と二歳の気持ち」

2005年9月15日

今日から秋ですね。風に含まれる水蒸気量が明らかに違う感じがします(笑)。
天気予報を見ていたら、今夜、明日の晩ともに、夜はかなり涼しくなるので“寝冷え”に注意するよう、気象予報士の方が言っていました。
「ロンパス、買わなくちゃ」と、時計を見上げると、・・・あかちゃんホンポへ行くには、自家用ヘリでもない限り、もう間に合いません。
「うちにハロルド(機関車トーマスの友達、ソドー島のヒーロー・ヘリコプター)が来てくれればいいんだけどなぁ」と、何気なく子供たちに言ったところ、窓のところまで走って行き、2人して秋空を見上げ、ハロルドの到着に耳を澄ませているではありませんか。
いやはや、大人はもっと自分の発言に責任を持たなくてはなりませんね(汗)。
一昨日の夕方だったか、うちの上空をヘリコプターが3回ほどグルグル旋回して行ったのですが、「アロ、アローッ」と大興奮の2人に、「ハロルド、今日は忙しいらしいよ。しょうがない、また来てもらおうね」などと、かなりテキトーなことを言ってしまってあったので、・・・悪いことをしました。「ハロルド、携帯番号変えたみたい。連絡つかなくなっちゃった」と、小芝居を入れつつ、一応、ウソの上塗りをしておきましたが(笑)。

真冬だろうが何だろうが、我家の子供たちは寝相が激しく、必ずお布団を蹴飛ばしてしまうので、夜はロンパスが必需品なのですが、この夏の間に背が(胴が?)グングン伸び、股のホックが留められなくなっていたのです。暑い時期なら、ホックを留めずに、裾をパジャマパンツの中へ入れておけばよかったのですが、もう、そんな大人の都合は言っていられなくなりました。腹巻登場には、まだちょっと早そうですし。

ちなみに、松田道雄さんという方の著した『私は二歳(岩波新書)』という本によると、子供にはあまり厚着をさせずに床につかせ、夜中に数回お布団を掛けなおしてやり、それでも転げ出るようならタオルをお腹に巻けばいい、自由に寝返りを打たせてあげましょう、というようなことが、ドラマ仕立て(?)で書いてあります。
この本の初版は1961年で(私の持っている文庫本は第47版!)、本文は朝日新聞関西版に連載されていたものらしいので、話の舞台はカレコレ45年前ということになりますが、寝冷えについてはもちろん、他のいろいろなエピソードも充分参考になりますし(ギョウ虫やシモヤケの回にのみ時代を感じるかも?)、何しろ面白いのは、この松田さんが二歳児になりきって、その心を代弁してくれているところです。岩崎ちひろさんのイラストも素敵で、ママの髪型やファッションを見ていると、「昔のアルバムに、こんなシルエットの服を着た母さんの写真があったな〜」なんて、くすぐったい気持ちなれるのもグーなんですよ。

さて、ギョウ虫のお話に興味がある方には、また明日、別の本をご紹介しましょう。

PHOTO「ハロルド・ザ・ヒーロー」 機関車トーマスの絵本が出版されてから、今年で60年 第二次世界大戦が終わる頃だったんですね 世界中の子供たち、特に男の子は乗り物が大好き 武器を積んでいないハロルドのような乗り物こそが、ずっとヒーローであってほしいです・・・ 


「日常の中の平和」

2005年9月14日

今日は、癌検診の結果を聞きに、婦人科へ行ってきました。
細胞診の結果はクラス1、PETの結果も右腎臓の機能低下が見られる(これは毎度のことで、もちろん対処済みです)以外は異常ナシと、申し分ないそうです。よかった〜。
「先生、私、今日から6年目です。ここまで来れましたね!」と、お話しすると、
「あ、そうだ! うわぁ〜、おめでとうございます」と、先生も喜んでくださいました。
そのお顔があまりに嬉しそうだったので、つい、私から先生へも、「おめでとうございます!」と、言ってしまったほどでした。入院中はもちろんのこと、退院後も非常に神経をとがらせて見守ってくださいましたので(特に手術後の2年間が勝負だったと、後から聞きました)、図々しいかもしれませんが、一緒に戦い抜いてきた「同志」として称え合いたいという、熱い体育会系(?)の気持ちになっていたのだと思います。

思えば、あの頃は家中に体温計が置いてあり、日に何回も熱を測っていました。
感染で痛い目にあったり、腎盂炎で引っくり返ったりするのを回避するためと、卵巣機能の回復を確認するためでもあったのですが、・・・今は、便座が体温計代わりですから、本当に平和な生活です。あ、便座ですか? どうぞ、皆さんもご利用になってくださいね(笑)。電気で温まるタイプの便座を、一年中、ずっと同じ温度(36℃がオススメかも)に設定しておき、早朝、昼、夕方、夜、夜中と、自分のお尻が便座の熱をどのように感じるか、という点に留意しながら座るのです。これが習慣になってしまうとラクですよ〜。
風邪気味で体温が上がっているときは、あまり暖かく感じず、逆にちょっとゾクッとしたりします。が、浮腫や腎臓が感染しているようなときは、体温は同じく上がっているのですが、便座に座るのがヒンヤリして気持ちいいのです(私の個人的な感想ですけど)。
とにかく、「あれ?」と違和感を感じたら、即、体温計で測ってみましょう。ほら、便利!
「夏もあったか便座に座るのぉ〜」と、むくれる家族を、是非、説得してくださいね。

さて、今日は、病院の待ち時間の間、近くをブラブラ散歩しているうちに、かわいい商店街を見つけました。その名も「おかず横丁(台東区鳥越界隈)」、いいですよねぇ。
私が生まれ育った頃、昭和40年代前後の日本の風景がそのまま残っているようでした。
狭い路地、低い看板、店のドアは開けっ放し、店番さんはどこへいるのやら、小さな椅子を引っ張り出して夕涼みするおばあちゃん、商店街を抜ける気持ちのいい風、洗濯されすぎてつんつるてんのカーテン、家と家の隙間から走り出てくる男の子たち・・・。
一杯ひっかける・・・わけにはいきませんので(町に密着した、とても雰囲気のいい酒屋さんもありましたよ〜、日本酒がズラリ!)、それは我慢しまして、佃煮屋さんに入り、子供たち用に「ふりかけでんぶ」、ダンナ用に「歯唐辛子昆布」、私用に「(こぶ茶用)塩昆布」を100gずつ買ってきたのでした。・・・では、平和なこぶ茶タイムを味わって参ります。

PHOTO「ドラマチックな出会い」 おかず横丁で買ってきた塩昆布を、シアトルのスタバ1号店で買ってきたマグカップに入れて、昆布茶をいただきます う〜ん、テイスティ!


「今日で、丸5年です」 

2005年9月13日

2000年9月13日、子宮ガンの告知を受けてから、今日で丸5年が経ちました。
振り返ってみると、実は、あっという間ではありませんでした。
私の40年の人生の中で、一番長い5年間だったような気がしています。
「頑張れるかな。再発しないかな。もつかな。5年経てば安心していいのかな」と、心の奥底でつぶやきながら過ごす時間は、ノロノロとしか進んでくれないものでした。

ただし、肉体的に味わった痛さ、つらさについては、どんどん忘れ去っております。
かぶれて痛痒くなる床ずれ痕にステロイド軟膏を塗りこみながら、「床ずれの上から放射線を当てつつ、同時に抗ガン剤も入れてたんだから、なかなか治らなくても仕方ないわなぁ。かなりエグれて痛かった・・・はずなんだけど、はて、どうしてたんだっけ?」なんて具合ですから。後遺症もボチボチありますが、もはや傾向と対策には抜かりありませんし!

さて、今日はお弁当を持って(大人の分は、デパ地下でゲットして)、羽田空港の対岸にある海浜公園へ出かけてきたのですが、初めて間近で見る飛行機に大喜びの子供たちと、その姿を見て喜んでいるダンナの背中を見ながら、何とも不思議な気持ちになりました。
うまく説明できませんし、説明しようとすればするほど、冷静ではいられなくなってしまいそうなので、・・・あと何年かしてから、今日のこの気持ちが何だったのか、しっかり確かめてみましょうか。
お弁当をたたみ終えると、帽子もかぶらずに、埋め立てられた海岸線まで歩いていき、家族4人の影をザラザラした砂の上に繋げてみました。
頬がジリジリ熱くなって、「これは、現実なんだな」と、思いました。
「ムカイ、日焼け、やばいんじゃないの?」と、ダンナが驚いて振り返りましたが、
「うん、かなりメラニンしてる・・・けど、今日はいいや」と、開き直り、太陽を横切る飛行機を見まくってきました。音が大きいのをいいことに、叫んだりもしました。
そんな、気分でした。

さて、久々に砂の上を歩いたからか、浮腫がパッツパツなので、今夜は早めに横になってみますね(私なりの対策としては、@横になる時間を増やす、Aゆるめに弾性包帯を巻いて寝る、Bきつめにゴムバンデージを巻き、20分程でほどく、C休足シート(つぶつぶ付き)を貼って寝る、Dごくマイルドにセルフ・リンパドレナージュを行う、Eゴロ寝しながら、5分ずつ(クッション等を使って)足を高くしたり低くしたりを繰り返す、の6種類があるのですが、・・・今夜は蒸すので、@・D・Cのトリプル作戦で応戦する予定です)。
・・・ではでは、羊の代わりに、この5年間にお世話になったいろいろな人の顔を思い浮かべ、「ありがとう」をできるだけたくさん唱えながら、明日を迎えたいと思います。

PHOTO「リンパドレナージュ」 リンパ浮腫治療を専門に行っているクリニックで、4年あまり前に作ってもらった私のパーソナルシート内に書いてある図です マッサージの仕方は症状によって違うかもしれませんが、この数字の順番どおりに流していくことは、基本中の基本だと思います 足首が腫れて困っていても、まずは首から始めます 是非、ご参考に・・・


これ以上、くっきりということは・・・

2005年9月12日

民主党・岡田代表のまぶたが日に日にたるみ、上まつ毛のラインにかぶさってきているのを見て、「お願い、もう少し寝てください」と、言いたくなっている自分に気づきました。
こんなに劇的に人相の変わった人も珍しいと思いませんか? 政治家として、党の代表として責任がどうのこうの・・・はさておき、できることなら、ゆっくり休んでほしいですね。
それに比べ、本業を持ちながらも、いきなり選挙に立ち、真夏の炎天下を戦い抜いた女性たちのお肌の強さはすごかです。一体、どんな化粧品を使ってらっしゃるのでしょう。

この春から、『旅サラダ』のスタジオにもハイビジョンカメラがズラリと勢揃いしました。
旅の映像部分も、これからどんどんハイビジョンになっていく予定(目標?)なのだそうですが、それは非常にいいことだと思うんですね。臨場感一杯で、きっと素敵ですぅ〜。
が、しかし! スタジオまでハイビジョンにする必要はなかったのではないでしょうか。
土曜の朝、お茶の間でくつろぐ視聴者の皆様の爽やかであるべきひとときに、顔のしみ・しわ・クマ・毛穴・吹き出物・たるみ等々のすべてが、残酷なほど鮮明に映り込んだ私の顔なんぞ、・・・嗚呼、見てはなりませぬ。それも、顔の横伸びも著しいワイド比率の超大型テレビで見てしまった日には、・・・子供だったら、素直に後ずさりしますよ。

日々切磋琢磨、メイクの技を磨いていく所存ですので、どうか、今しばらくは私の顔を凝視しないでおいてください。もしくは、充分離れた位置から、テレビをご覧ください(笑)。
その間に、素晴らしくカバー力のある、ハイビジョン対応ファンデをゲットします故。
メイクさんの言うことには、顔の“アラ”を、たとえ厚塗りで隠したとしても、ハイビジョンの場合は、その“コテコテ厚塗り感”までもがしっかり映ってしまうそうなので(大ショック!)、必要とあらば、政治家の先生にだってどなたにだって、向井亜紀40歳と10ヶ月、オススメ・ファンデ情報を聞いてこなければならんとです。

岡田代表のまぶたを見ながら、ああでもない、こうでもないと呟く私に、「まだちょっと高いけど、ハイビジョンのテレビ、やっぱり欲しいなぁ」と、今、ダンナが言いました。
「へ? これ、ハイビジョンじゃないの?」と、ワタクシ、只今、凍てついております。
これからは、厚塗り感が出ようが何だろうが、ファンデーションは絶対にき〜っちり塗ることに決めました。いやはや、もっとクリアに映るなんて、どうなっちゃうんでしょう?
いつも『旅サラダ』のときは、自分でパパッとメイクをし(15分で完了)、髪の毛は、朝シャンしてタオルドライしたそのまま(首の後ろが乾いていない状態)で出演していますので、・・・最新テレビをお持ちの皆々様には、大っ変なご迷惑をおかけしていたんですね。

ところで、亀井氏のお顔に頬紅疑惑を感じるのは、我家のテレビのせいでしょうか?

PHOTO「旅サラダのスタジオにて」 スタジオは本当に凝って作ってあります ハイビジョンって、隅から隅までインテリアを見るにはすんごく適しているんですけど、ねぇ・・・


日本の栄養、女子の栄養、我家の栄養

2005年9月11日

選挙特番をいろいろ見ながら(音声だけ聞きながら)、PCに向かっています。
・・・これから、この国はどうなっていくのでしょうか。
政治がどんどん身近な問題になってきている感覚はあるものの、この衆院選挙と同時に行われた最高裁判所裁判官の信任投票用紙(3枚目の緑色の紙)を眺めながら、「どの裁判官がどんな裁きをしてきた人なのか、全然わかんないや。これで、国民投票している意味なんてあるのかなぁ・・・」と、まだまだ自分の一票の重さを実感しきれずにいた私でした。

信任・不信任が問われる6人の略歴等が書かれた大判の紙一枚をもらって持ち帰り、何度か読んでみましたが、たったこれだけの資料からトップまで登りつめたベテラン裁判官の仕事振りをチェックできる国民は、ごくごく一部の裁判関係者くらいではないでしょうか。
いつまでも続投してほしいと思われる、心の瑞々しい、且つバランス感覚と未来を思う想像力ある裁判官さんは誰なのか、ご存知の方は次の投票までに易しく教えてくださいね。

・・・それにしても、自民党が強かったですね。驚きました。
インタビューに連続対応する政治家や、各社キャスター陣の元気さにも驚きますね。
今日一日で、いえ、この選挙で、滋養強壮剤がどれだけ飲み干されたことでしょう(笑)。
そういえば、昨日の深夜(今日の未明)のランキング番組で、栄養ドリンク編をやっていましたが、・・・一番人気は何だったと思います? 私の記憶が正しければ、1位はリポビタンD、2位がオロナミンC、3位がチョコラBBでしたよ。こんな上位にチョコラが入るあたり、栄養ドリンクは、もはやオジサンだけのものではなくなったという感じがしますね。あ、でも、聞き取りを行った対象が、渋谷を歩く100人の女子だったような気もしてきました。じゃ、4位に値段が高いユンケルが入っていたことに驚いておきましょうか。

実は、今回の選挙も、前回の(参院)選挙の際も、「向井さん、立候補するんですか?」と、事務所やら自宅やら実家やらにお問い合わせがあったのですが(誠に驚いております!)、どんなに栄養ドリンクを飲みまくっても、私にそんな体力はありませんよぉ〜ん。
もちろん、気力も知識も才能も人気も時間も、本当に何一つ持ち合わせていませんし。
・・・書きながら、また自分のちっぽけさを味わうことになりましたが(笑)、こうして、選挙特番をザッピングしつつ、自分なりに未来を考えてみるパッションはありますので、またコツコツと清き一票を投じ続けていきたいと思う次第でございます。

さて、今夜は、屋久島に住む友人が送ってくれた(できたてホヤホヤ便、昨日届いたよ、ありがとう!)、自家製「ガジュツ7:ウコン3」の粉を小さじ一杯飲んで、休みたいと思います。ここ3年あまり、これが我家の人気ナンバーワン栄養剤なんですよ。

PHOTO「最高裁判所裁判官国民審査広報」 この紙、投票所にたった3枚しか置いてありませんでした・・・


バタバタした日は、満腹状態で眠りたいですね

2005年9月10日

今日の『旅サラダ』のゲストは、V6の森田剛クンでした。
この番組に若いアイドルが出演するのは、かなり珍しいことだったりするので、始めは私たちレギュラーチームもやや緊張していたのですが、番組が進行していくにつれ、皆、彼の飾らない真面目さにホンワカし、彼が鹿児島県徳之島を旅したVTRが流れ終わるころには、スタジオ全体がジーンと胸を熱くする空気に包まれていたのでした。
旅番組には初チャレンジの剛クンだったそうですが、お世辞でも何でもなく、「いやぁ、本当にいいコだったね」と、一同で彼の背中を見送り、「アイドルって、もっとわがままなのかと思ってた・・・」という誰かのつぶやきに、それぞれが己のベタな先入観を静かに消しゴムでゴシゴシこすってみた、そんな朝のひとときでありました。

・・・と、仕事の余韻に浸っていると、万里にじんましんを発見!
「かい、かい、かい」と、言っているので、また何か新しい言葉を発明したのかと思いきや、身体をくねらせ、あちこちを掻いているではありませんか。
土曜の午後、う〜ん、病院がまともに開いている時間に体調を崩す子供はいませんね。
ぐずぐずしていたら、明日の日曜こそ、どこの病院で診てもらえるかわからない・・・。
というわけで、かかりつけの病院へダッシュで行かせてもらいました。

元気に動いているし、変わったものは食べさせていないし、初めて出会う動物に舐められてもいないし、特にストレスフルな体験があったとは思えないし、子供のじんましんの場合、その80%は原因のわからないものであると、お医者さんもおっしゃってるし。
で、結局、ごくマイルドな飲み薬と塗り薬をもらって、帰ってきました。ふぅぅ。
構ってもらえなかった結太も、(スネているうちに)病院の廊下で転び、鼻をすりむいたりしてテンヤワンヤの午後でしたが、今は、2人ともご飯をいっぱい食べ、ぐっすり眠ってくれています。「結局、原因は何だったんだろう・・・」と、真面目に考え始めると眠れなくなりそうなので、ま、気負わずに、ゆっくりじっくり様子を見ていきましょうか。

さてさて、気がつけば、朝、大阪で食べたきり、自分のご飯を忘れていました。
子供が残したご飯をチョコチョコつまみ食いしていたので大丈夫なんですが、このまま寝たら、夜中にお腹が鳴って目が覚めてしまいそう・・・という、微妙な感じです。
ダンナは仕事で名古屋泊まりだし、今日は久し振りにケンミンの焼きビーフン(生麺タイプ)でも食べちゃいましょうか。たまに食べると、メッチャおいしいですよね〜(笑)。
皆さんは、1人でご飯をパパッと食べたいとき、どんな「お手軽度30%・栄養バランス度30%・美味度30%・後片付け楽勝度10%メニュー」をお持ちでしょうか?
よろしかったら、教えてくださいませ。腹ペコの夜長が寂しい季節でございます。

PHOTO「満腹で眠る猫」 我家のトモ君15歳 子供に抱きつかれても絶対に怒らない、本当にいい奴です


間のよくない日ということにします

2005年9月9日

「あ、あなた、向井千秋さんでしょう?」と、羽田空港で呼び止められてしまいました。
普段だったら、「あ、はぁ、そんなところです・・・」と、ちょっぴり頭を下げながら通り過ぎるところなのですが、「ね、ね、そうでしょ? ほら、見て見て、向井千秋さんよ」と、
一緒にいるお友達たちに紹介される形になると、・・・どうしたらいいものでしょうか(笑)。

「う〜ん、おしいです。亜紀です、向井亜紀」と、タイミングよく反応できたりすることもあるのですが、「誰なの? 私は知らないわよ」、「あら、私は知ってるわ」、「え、ちょっと違うんじゃない?」などと、皆さんが話し始めたところへ、わざわざ名前を発表するようなことをしてみてもどうなのかしらん・・・などと、間がつかめなくなってしまうときもあって、えぇ、まぁ、今日はその、間のつかめない方の日だったのでした(トホホ)。

せっかく、これまでに何百回も間違われているんですから、一回くらい、本物の向井千秋さんに会ってみたいと願ってやまない私なのですが、千秋さんは、果たして私のことをご存知なのでしょうか? 少しくらいは、私と間違われたこともあるのでしょうか?
千秋さんは埼玉県行田市出身、私はさいたま市(旧・大宮市)出身という、埼玉つながり。
あとは、私の子宮ガンの細胞診を、千秋さんの夫である向井万起男さんがなさったことがあるという(もちろん、万起男さんご本人は、患者・高田亜紀の旧姓が奥さんの名前と似通っていることなど知る由もないのですが、一応・・・)診断つながり。
名前が似ている他は、この薄めな2つのつながりしかないのですが、どうでしょう(笑)。

「友達の友達は、みな友達」という言葉はまんざら嘘ではなく、日本国民それぞれが「友達の友達」をつなげていけば、人はほぼ全国民と知り合うことができるらしい・・・という噂を聞いたことがあります(誰がどう確かめるのかは謎ですけど)。
ただし、このまま少子化傾向が続いていけば、1000年後には、日本国民はたった1人になってしまうだろうという説もありますので、つまり、これから先はゆっくり、しかし、おそらく確実に、全国民と友達になれる日が近づいてきていることになるのでしょう。

う〜ん、明るい話なのか、暗い話なのか、よくわからなくなりましたが、日本人は減るとしても、多分、世界の人口は減らないでしょうから、明るい展望を信じてみたいですね。
「友達の友達」は、相当インターナショナルな顔ぶれになっていくはずですし、千秋さんから別の星のお友達を紹介してもらえる日が来たって、おかしくはないわけですから。

・・・嗚呼、やっぱり今日は間のつかめない日のようです。話がまとまりません(毎度?)。
もうお風呂に入って寝ま〜す! 皆さん、どうぞ、明るい夢を・・・

PHOTO「突っ込み」 カエル兄弟に、典型的な突っ込みスタイルを教えていただきました 「何でやねん」と言いながら、手の甲で相手を軽くはたきます 上級者になると、「ノリ突っ込み」の練習も始めなければならないのだとか


役に立たない情報と、役に立つ情報

2005年9月8日

世にも人気のなさそうな「チャドクガ」の話題で、日付けをまたいでしまった向井です。
「チャドクガ」と書いた方が、「茶毒蛾」と書くより、少しは親近感を持っていただけるかしらと思うのですが、いかがでしょう? 漢字だと、楳図かずおさんの世界っぽい・・・?

さて、大男の親指ほどある毛虫がサナギから孵った姿は、まさしくプチ・モスラでした。
もちろん、モスラと比べれば「プチ」ですが、一般的に思われている蛾の大きさの概念から言えば「怪獣」のようにデカく(左右のハネの端から端までで15・近くありましたので、多分、大茶毒蛾サマだったのでしょう)、加えて、モスラのように愛くるしい顔はしておらず、どう心を落ち着けようとしても、「この麟粉を浴びてはならぬ〜」という大脳辺縁系からのシグナルに身体が震えてしまうような、えも言われぬルックスの持ち主なのでした。
数々の芋虫・毛虫を観察してきたつもりの私でも、あのお方を忘れることはできませぬ。
たとえば、オオスカシバに代表される、幼虫を見つけたら必ずや持ち帰りたくなるような、夢のようにラブリーに変身する蛾もいるのですが、チャドクガ様だけは、もう・・・。
さ、そろそろ、話を変えましょうか(オオスカシバのお話は、また改めてしますね)。

今日は、暑かったですねぇ。フェーン現象だそうです。
台風一過、空の青さはカリフォルニア級でしたが、湿度は銭湯の脱衣場並みでした(笑)。
こんな日は、冷たいお素麺にしましょうか。

私がまだ20歳の頃、番組でご一緒していた結城貢先生が、ずっとお中元に送り続けてくださっているのが、ちょっぴり太めのお素麺「半田麺」なのですが、これが美味しいの何の!
香川県出身、讃岐うどんを愛してやまない頑固親父(!)が、敢えて選んだお素麺ですから、皆さんも是非、召し上がってみてくださいね(にゅう麺にも、離乳食にも最適です)。
今、お素麺の袋を持ってきましたので、お問合せ先を書き出しておきましょう。

「剣山堂」の「特麺 半田手延素麺」
徳島県美馬郡貞光町字町92の1  TEL0883−62−3170 だそうですよ。

ナニナニ、この素麺は250年の歴史を持っているんですって。あら、そのうちの20年は、私も味わっているってことかしら。・・・えっへん、何だか嬉しいですね。
「その風味の良さ、腰の強さ等は驚きを以って迎えられてゐます」とも書いてありますよ。
「ゐます」っていう仮名遣いも、さりげなく歴史を感じさせてくれるようでいいですね。
今日は、蛾のお話が長くなってしまいましたので、最後はオススメ素麺のご紹介を以って、美しく日記を締めてみたいと考えてゐます。では、ごきげんよう。

PHOTO「半田素麺」 カエル王子も推薦してゐます


美しい空+東京タワーで、思い出すもの

2005年9月7日

今日の夕焼け、見ました? 久し振りに見とれてしまいました。
降ったりやんだりのお天気で、ずっと日が射さなかったと思ったら、最後の数分間だけ、不思議なくらい透き通った明るい水色の空に、目がチカチカするほど鮮やかなオレンジ色の筋雲が浮かび上がり、それはそれは美しかったですね。雲を縁取るオレンジ色が蛍光色っぽく輝きすぎていて、何だか空の距離感が狂ってしまうというか何というか、東京タワーにモスラがとまっていてもおかしくないような、そんなウソっぽい東京の空でした。

イージーオーダーの靴を作りに行った帰り道、お腹がすいてズグリ始めていた子供たちも、「きえい、きえい・・・」と呟きながら、頬っぺたをオレンジ色に染め、しばしタクシーの窓にへばりついていました(トーマスのことは「きえっ」、綺麗であることは「きえい」、東京タワーのことは特大クレーンだと思っているらしく、「くえっ」と言うようであります)。
その後は、何故かいきなりテンションが高くなり、2人で顔を見合わせて笑い、真新しい靴を履いたまま、車内で足踏みをし始め、リンゴジュースを一気飲みし、大好物の「にしき野煎餅(亀田製菓)」を食べ、タクシーを降りてからも家の周りを走り回り、・・・あの夕焼け光線の中には、何らかのテレパシーが含まれていたとしか考えられませんね(笑)。

「東京タワーにモスラ」などと書いても、「何それ?」と、思う人も多いでしょう。
ザ・ピーナッツのお2人が、「モスラ〜ヤッ、モスラ〜」と、「ヤッ」の部分に妙に力を込めながら歌っていたのを知っているのは、35歳以上のアダルトだけかもしれません。
それでもって、「あのモスラって、“チャドクガ”がモデルになっているに違いないわ・・・」などと、昆虫図鑑を眺めたことのある人間は、もっともっと少数派なのでしょう。
私だって、初めてモスラを(画面で)観たときは、家の周りでよく見かける「蛇の目蝶に似ているなぁ」くらいしか、考えてなかったんですよ。・・・色目がやや似ていますよね?

でも、後になって、蝶と蛾の見分け方を学習したとき(たとえば、木の幹などにとまっているとき、左右のハネをピタリと合わせ、木の幹に対して垂直に立てているのが蝶であり、一方、蛾は木の幹にハネを沿わせるように、左右に広げているという説です)、「じゃぁ、モスラはナンなんだろう?」と、小さな胸に疑問を抱いてしまったわけです。
ゴジラと同じくモスラも、人間が勝手に行った核実験が異常な突然変異を引き起こしてしまった結果として生まれた生物であり、しかし、もとをたどれば、恐竜(のミイラ?)だったり、そこらへんにごく普通に生息している生物だったりするはずなんですもの。

ところが、そんなある日のこと、母が拾ってきたヘビー級・毛虫が孵化した姿を見て、小学生だった私は「あああっ!」と、声を上げました。・・・続きは、また明日(笑)。

PHOTO「連絡ノート」 園長先生に、子供が結婚するときに、この懐かしいノートをプレゼントする親御さんも多いと伺い、・・・マジメに書いています


台風情報を凝視しつつ、粉ミルクを溶いてます

2005年9月6日

台風の被害、本当に恐ろしいですね。お住まいの地域は大丈夫でしょうか。

私の親戚も、奄美大島と鹿児島市内に住んでいる者が多いので、とても心配です。
が、「電話は代表者がかける」という暗黙のルールがあり、向井家・森家(母方)の縁者一同が一斉に電話をかけ合って、電話線がパンクしたりすることのないように、・・・という体制になっていますので、実家(埼玉県さいたま市)から連絡がないということは、伯父伯母たちが無事に過ごしている証拠に違いないと考えているところです。

私が一人暮らしを始めたのは20歳になったばかりの頃だったのですが、当時、まだ元気だった祖母が、そんな私にまず放った言葉は、「近くに川はないですか? 後ろに山を背負っていないですか?」という、鹿児島県人らしい(?)ものだったことを思い出します。
一人暮らしなら特に、増水や土砂崩れなどの被害に気をつけなければいけません、ということなんですね。数々の台風被害を目の当たりにしてきた人間の弁でありました。
今は天国にいる祖母も、この台風やカトリーヌには驚いているに違いありませんが・・・。

さて、子供たちにミルクをあげて、今日はそろそろ休みましょう。
あ、そうでした! ここで、皆さんに質問なんですが、1歳9ヶ月になる子供たちに、フォローアップ・粉ミルクをあげるのはよくないことなのでしょうか?
粉ミルクの缶には、3歳くらいまであげていいように書いてあるんですが、公園仲間のママさんたちに聞くと、「ミルクは虫歯の原因になるから、歯が生えてきたら、あまり飲ませない方がいいって聞くわよ。みんな、もう牛乳を飲んでいる時期だと思う。乳歯の虫歯は永久歯にも影響あるらしいし、うちも牛乳よ」とのこと。

「それは、母乳が虫歯になりやすいってことじゃないのかな」とか、「いやいや、母乳だったら、赤ちゃんに歯が生えてくると乳首が痛いでしょ。だから、自然に断乳できるわけ。虫歯になるのは粉ミルクじゃないの?」とか、「うちは、保育園の先生から、1歳になったら牛乳にしますって、有無を言わせず変えられちゃって、理由については聞いてなかったわ」とか、機内で読んだ新聞には、「もう(ミルクは)欲しくないという(子供からの)意思表示があるまでは、長く飲ませて何も損はないと医師に言われたので、結局は2歳すぎまで飲ませていました」と、書いてあったりして、・・・ホンット、諸説ありますよね。

歯を磨かれるのが大嫌いで、普段はほとんど泣かないのに、このときばかりは大泣きする子供たちと悪戦苦闘していると、歯磨きは一日一回が限界なのでしょうし、・・・今のところ、牛乳より粉ミルクの方が断然好きなようなのですが、どうしたらいいのでしょう???

PHOTO「応募シール」 粉ミルクについている応募シールがこんなに貯まってます 名前入りの絵本がもらえるシールなのですが、もう万里・結太の分はとっくに届いていますので、母乳でお育ての方など、良かったら差し上げますよ


魚偏に弱いはイワシ、女偏に弱いは?

2005年9月5日

尻切れトンボのように呆気なく夏が終わってしまったかと思ったら、たて続けに台風がやってきては大暴れ。・・・これが秋の訪れなのでしょうか。
「風の音にぞ驚かれぬる」風のしとやかな季節の移ろいなど、温暖化の進んだ地球上からは消えてなくなってしまうのかもしれません。ま、「そんな風情を感じ取るだけの、心のたおやかさがお前にあるのかい?」と、聞かれれば、話は完璧にジ・エンドなのですが。

さて、今、辞書で「たおやか」という語句を引いてみたところ、なんとこの言葉、漢字では「嫋やか」と書くんですって。「女偏に弱い」で「しとやかなさま」の意なんですと。
また、たおやかな女のことをさす、「手弱女(たおやめ)」という言葉もあるのだそうな。
「女偏に強い」、「男偏に弱い」、「男偏に強い」という漢字は発見できませんでしたが、「手強女」という言葉なら、もしかしたらあるかもしれない(いるかもしれない、いや、いるわな、絶対に!)などと思いを馳せたりする、涼やかな秋の夜長となりました。

思いを馳せると言えば、昨日、クローゼットから引っ張り出したビスチェ&タイトスカートのツーピースは、高校時代の友人の結婚披露宴のために、二子玉川高島屋で購入したものであったことを、今日になってシミジミと思い出しました。
先日の同窓会で、彼女の話題が出たのですが、「子供の中学受験のことで忙しく、急に出席できなくなったらしい」との噂だったので、結婚後の2人のラブラブ期間を考えれば、もう15年程の歳月が流れてしまったことになります。う〜ん、己の貧乏性に驚かれぬる私。

が、そのことをダンナに話したところ、急に「ムカイはえらい」と、褒められました。
ちなみに、あの頃の彼はといえば、大きな選手と戦うために無理やり増量を行っている真っ最中で、いつもまるで冬眠前のリスのように、飲み込みきれないご飯を頬っぺたにモグモグ溜め込んでいた、自己最重の108キロ状態! 頭囲と首の太さがほとんど変わらない、ミシュラン・タイヤのビバンタム君シルエットだったのです。
よって、「同じ洋服を着られただけ(屈めなかったけど)、えらい」ということに(笑)。

最後に、辞書を繰っているうちに、また一つ発見がありましたので書いておきますね。
「手弱女振り」という歌風を形容する言葉があり、それに対するのは「益荒男(ますらお)振り」といって、主に万葉集にあるとされる、男性的で大らかな風のことらしいです。
・・・反対語は「手強女」ではありませんでしたね。ちょっと、残念な感じもしますけど。
(同じく「ますらお」でも、元関脇は「益荒雄」関。現在は阿武松親方として、習志野に部屋を開き、パワフルに活躍なさっていますし、元プロゴルファーの久子夫人はしとやか、且つ芯の強い素敵なおかみさんなのでした。以上、念のため情報でした^^)

PHOTO「今年の同窓会」 埼玉県立浦和第一女子高校、昭和58年3月卒業3年8組の面々&平野先生(古文) 来年は超・久々に私と井出ちゃんが幹事やります! 毎年8月に開いてるんだけど、合同で集まっちゃおうというクラスがあったら、連絡してね


敗因は、引力&流行&フレンチ後のラーメンの美味さ

2005年9月4日

今日は、久し振りにダンナと2人で、とても親しくしている友人カップルの結婚お披露目会へ行ってきました。
落ち着いた雰囲気のあるフレンチレストランでのウェディングだったので、気合は入れなくてもよかったのですが、それでも、きちんとお洒落して出かける機会など、最近は滅多にありませんから(年間360日はGパン履いてます)、洋服を決めるのに一苦労。
結局、もうカレコレ10年前に買ったビスチェに、ウエストのゆったりした、ややバルーン型ロングスカートを合わせ、バタバタと出かけました。

タクシーの中でメイクをしつつ(恥)、「ふぅぅ、このスカートで正解!」と、安堵と寂寥の入り混じった溜息をついた私でしたが、・・・10年の間に、体型、変わってましたよぉん。
・・・このビスチェは胸がパツパツで、小さめサイズのブラを付けても息苦しかったはず。
ビスチェとセットになっている深いスリット入りのタイトスカートは、単品でもかなり使える便利アイテムで、ブラウスを合わせたり、バリバリ肩パット入りのジャケットに合わせたり、・・・よく夜の六本木近辺で活躍してくれたはずだったんだけどなぁ、確か。

えぇ、もちろん、ビスチェとスカートは、一緒にハンガーに掛けてあったわけですけど。
ほら、今のスカートって、そうそう、Gパンでもそうですけど、ほとんどのボトムは、っていうか、もう全部と言っていいくらいのボトムは、ローウエスト状態で作られているでしょう、ね、私はこのファッションの流れがいけないんではないかと、いえ、いけないわけではありませんし、私のような尻デカ女にはありがたい風であったりもするのですが、つまり、この流れこそが女性の体系を変える、いわゆる一つの大きな原因なのではないかと、感じているのでございまして、よって、女性のウエストは、今やかなりの確率でノーマーク・エリアになっているのであって、それはそれで、いっそ時の流れに身をまかせてしまうのも一考かと、そう思ったりする次第なのであります。ふぅぅ。
・・・要するに、タイトスカートは履いてみたんですけど、屈めませんでした(笑)。

ジャストウエストのスカートって、皆さん、どうしてます?
私、物持ちがいいというか何と言うか、とにかく捨てられずに、た〜くさん持ってます。
「箪笥の肥やしは女の肥やし」などと、誰かの受け売りを口にしながら、クローゼット一杯に(使ったことのない)肥やしを溜め込んできた私ですが、ダンナのスーツは異常にかさ張り、子供たちの洋服も増えて、・・・もう、すでに物理的限界は越えているんですよね。

披露宴の帰り道、近所の駅前でラーメンと餃子を注文しながら、「もう二度と、あのスカートは履けないんだろうなぁ」と、しみじみ目頭を熱くした四十路・向井でありました。

PHOTO「ラーメン屋さん」 五反田駅前『広州市場』で仕上げました


ディーペスト大阪

2005年9月3日

「金曜日は大阪へ一泊出張」という生活を、もう14年間、続けさせてもらっている私。
『朝だ! 生です 旅サラダ』への生出演のためなのですが、もちろん、このお仕事以外にも大阪へは公私モロモロ思いっきり足を運びまくっていますので、どう少なく勘定しても、1000回は大阪ナイトを過ごしていることになります(うききっ)。
が、そんな私にとっても、今回が初めてづくしという「ディープ大阪、多分、これが“じゃりんこチエ”の世界かも」体験をして参りましたので、ご報告しますね。

昨夜は、大阪の友人夫婦にオススメの串揚げ屋さんへ連れて行ってもらいました。
「串揚げ」と言うのが正しいのか、「串かつ」と言うのが正しいのか。
両親は鹿児島出身、自身は生まれも育ちもドップリ埼玉という私にとっては、まず、この点からして把握できていないのですが、どうやら関西で「串」と言えば、串に刺したお肉&その他野菜などを揚げてハフハフいただく、という意味合いになるのだと思われます。
少なくとも関東では、「串」と聞けば「焼き」をイメージする人が多い気がしますけど。

「うわぁ、串かつ、いいなぁ。私も行きたかったぁ! ロケハンしてきてね、亜紀ちゃん」
と、身もだえするミヤコちゃんを朝日放送に残し(金曜日の大阪ナイトは97.5%、竹内都子ちゃんとご一緒するのですが、今夜は風邪ぎみのため、事務所ストップがかかってしまったのでした)、横浜出身の我が新米マネージャーと2人でタクシーに乗り込んではみたものの、「西成区の花園交差点の近くまで」と、運転手さんに告げたところ、「はぁ、また、何で???」という謎の空気が流れたような気がして、ちょっとばかり心配に・・・。
近くまで走ってもらってみると、ガソリンスタンド脇の空きスペースに何人ものオジサンが気持ちよさそうに寝ていたりして、ある意味、道で眠ってしまっても何もされない平和な町である可能性もありますが、西成イチゲン者の私らにとっては、相当な修行を要する上級者エリアのようでした(途中から知り合い夫婦が誘導してくれたので、心配は無用でしたが、次回、ミヤコちゃんと行く際も誘導してもらった方がよさそうです、よね?)。

しっかし何にせよ、串かつ(串揚げ?)は絶品でした〜っ。
お店の人もメッチャ優しかったんで、閉店過ぎまで居座って食べ続けてしまいました!
いつの間にか非常にリラックスしていたらしく、ソースを二度づけしてしまいそうになり、寸でのところでその失態に気づいた瞬間、持っていた串を自分の肩越しに後ろへ放り投げそうになった私でしたが、・・・いやはや、とにかく、あのソース味には惚れました。
幅20×奥行き10×高さ10cm程のステンレス容器内の深さ9.5cmのソースの池に、お客さんがそれぞれ勝手に、出てきた串をダイブさせて食べるって、・・・知ってました?
揚げるだけでなく、焼いてもらってもいいので、エンドレス必至かも。ホント、安いし。

PHOTO「大阪の友人夫婦!」 夫は整体師さん、妻は小児科医さん 今回はこのイデタチではありませんでしたが(笑)


擬音語って、一人一人違っていいのかも

2005年9月2日

今日から我家も、子供たちのお弁当作りが再開になりました。
本日のメニューは、茹でたほうれん草としらすを最後にサッと炒めて汁気をとばしたもの、
大山地鶏の照り焼き(これは大人の残り物)、三色プチおにぎりは鮭・おかか・モロヘイヤふりかけ味、&デザートにグリーンとゴールデンのキウイ、であります。
今はちょうど、子供たちを送り、家に帰ってホッと一息ついているところです。
鬼のように散らかっているリビングや台所には目もくれず(あとで、お迎え時間の30分前にとりかかります!)、今日は玄関から直接、自分の机の前に来て座ってみました。

窓の外からは、ツクツクボウシの声。近づいては遠ざかっていく、かすかな電車の音。
バルコニーには膨らませたまま裏返しに干してある、そろそろ撤収予定の子供用プール。
足元で長くなっているのは、夏バテ熟睡モードのトモくん(平成2年生まれの猫♂)。
・・・なかなか平和であります。こんなに静かな時間は、じーっくりと味わいたいですね。
いつもなら、家の中をワシワシ片付けて、「疲れた、疲れた。今日は大阪の日!」なんぞ、つぶやきながら、結局はお昼寝しちゃったりするんですけれど(笑)。

さて、遠くの電車の音を聞きながら、フッと思ったんですが、・・・皆さんは電車の走る音をどのような擬音語を使って表すことが多いですか。
ガタンゴトン? ビューン? 新幹線ならシュワー、とか?
実は、我家の子供たちは、電車のことを「ジュリン、ジュリン」と言うんです。
ちなみに、機関車トーマスのことは何故か、「キエッ!」と呼ぶもので、先日、連れて行ったお台場でのトーマス・ミュージカルでは、「キエッ、キエーッ」の大合唱でしたが(汗)。

多分、近所に、山手線・東海道線・新幹線・レッドアロー号などなど、様々な電車を見ることのできる、絶景・線路見下ろしポイントがあるので、電車が通るたびに、私たち大人がその固有名詞ばかりを話して聞かせていた結果、彼らは、「電車たち」という大きなくくりを持つ、「ジュリン、ジュリン」という新語(?)を発明(?)するに至ったのでしょう。

そういえば、ツクツクボウシの鳴き声は、「ツクツクオーシ」なのか、「オーシツクツク」なのか、という議論の結末(らしきもの)が、最近の新聞に書かれてありましたっけ。
確か、「ツクツク」という、自分の存在感を示してメスを誘おうとする音の付け足し、あるいは念押しのような意味を、「オーシ」という音が持つのだという説だったような・・・。
言われてみれば、今、ここの近くにも、妙に「オーシ」の音が高く大きく、且つ、そのあとに「ジーーーィ」と、非常に長〜く音を引っ張るヤツがいますよ(笑)。
ずっと土の中にいたんですから、目一杯、「念押し」しまくるのだって、ナイス個性かも!

PHOTO「ある日のお弁当」 なかなかレパートリーが増えません・・・


私の二学期

2005年9月1日

今日から二学期ですね。
朝はちゃんと起きられましたか?って、このページに遊びに来てくれる人のほとんどは、もう学生じゃないのかな。
夏休みの宿題を抱えて、眠い目をこすりながら学校へ向かった日々から、早幾年・・・。
お休みが終わっちゃうのは残念無念だったものの、私は何故か二学期が大好きだったので、9月1日の始業式の日は、なんだかくすぐったいような気持ちで学校へ向かったものです。

・・・どうして好きだったんだろ? 8月31日は毎年、地獄を見ていたのに。
運動会やら文化祭やら修学旅行やら何やら、とにかく行事が多いのが嬉しかったんだっけ。
夏の間にいきなり格好よくなっちゃった先輩や男子を見てドキドキし、急に大人びた友人の横顔にアタフタし、夏服が終わる頃には、そんなクラスメイトたちともグッと仲良くなれて、学校生活がメラメラ盛り上がるイメージがあったんだよなぁ、二学期には、・・・多分。
あ〜あ、四半世紀も前のくすぐったい気持ちなんか、うまく思い出せないや。

でも。
実は、今の私にとって、これからがまさしく「人生の二学期」かもしれないと思うんです。
社会へ出て、とにかく早く一人前に見られようと、わけも考えずに頑張って、で、案の定、迷ってつまずいて、でも、傷も乾かないうちにまた走り出して、・・・っていう、20歳から35歳までが、長いようで短かった一学期。
病気をして、それまでの価値観が吹っ飛んで、自分を見失いそうになるほど泣き叫んだけれど、でも、そうしてやっと自分と向き合えたのが、短いようで長かった夏休み。
だから、40歳のこれからは、じっくり盛り上がる二学期にすることができたらいいなぁなんて、目尻にシワを寄せつつも、乙女のように心弾ませたりしている今日近頃なのです。

人生の三学期は、子供たちが成人する頃にやってくるのかもしれませんね。
長生きできていればの話ですけど、・・・二学期の終業式の日はクリスマス・イブ。
きっと、ダンナから眩いばかりの宝石なんぞをプレゼントされたりするのでしょうが(笑)、そのあとの時間は、2人で、小さくても暖かい家でホワホワと暮らせれば素敵ですね。
で、最期は桜の花を愛でながらポックリ・・・というのが、正直、私の理想なのであります。

気がつけば、記念すべき新HPの1ページ目に、どういうわけか、妙な人生設計を書いてしまいましたが、ま、こんな気負わない雰囲気のまま、これからも日記をつけ続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さんも、この夏の思い出など、是非、送ってみてくださいね。お待ちしています!

PHOTO「この夏の思い出」 高田道場キッズファイターBBQ大会の記念写真です