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「夕焼けを追いかけて」

2008年2月22日

この写真は、先週、子供たちと一緒に、「夕焼けを追いかけてみよう!」とドライブした末、羽田空港第二ターミナル前で撮った写真です。
夕焼け空に小さく見えるのは、そう、富士山!
いつか、もっともっと大きな富士山を見せてあげたいものですが、なかなかどうして、こんな富士山もステキですよね。

ステキと言えば。
シンガーミシンの修理屋さんから連絡があり、預かってもらっているミシンの状態が非常によく、「ほぼベストな状態でお渡しできそうです」とのこと。
めっちゃ嬉しいです!
台は別の物に取り替えることなく、おばあちゃまが大事にしていた台を、できるだけ磨いて使いたい旨も伝えることができ、・・・ミシン到着がとっても楽しみな今日この頃なのでございました。

ちなみに、ミシンの修理屋さんは、「目黒区の佐々木商会」というところです。
多分、個人でなさっているお店なので、あまり離れた場所までは出張できないと思いますが、いざというときのために、足踏みミシン愛好家の皆さんは覚えておいた方がいいかも。
ミシンが完璧に動いたと、ものすごく嬉しそうに途中経過を教えてくださった佐々木さんの声は、とてもステキだったのでした。


「クッキー玉簾(たますだれ)」

2008年2月22日

こんにちは。
今週もあっという間に終わってしまった向井です。

毎週、金曜日の17時前後に、家から羽田空港へ向かう高速道路を走りながら、西の空を見る(東海ジャンクションを越えたところにある橋の上からの眺めが特に好きなので、見とれないように気をつけています!)のが、長年の習慣というか、ささやかな楽しみになっている私。
今日も、先週よりかなり高いところに太陽があるのを横目で確認しながら、
「季節はこんなに動いているのに、私は一体、何をしたというのだろう・・・」などと、うっすら反省してしまったところです。

ええ、あくまでも“うっすら”です。
あんまり反省しても身体に悪いかもしれませんし(笑)。
実は、今日は子供たちを幼稚園の延長保育に参加させ、その間にアレコレ大阪出張の準備を整えようと企んでいたのですが、なんと今日は延長保育がなかったので(うっかりしていて超焦ったっス)、バタバタのヨレヨレで家を出てきた関係上、もうどこからどう反省したらいいものか、それを考え始めるところからやめちゃいましたん。

というわけで。
今日の写真は、“自主”延長保育中の万里です。
幼稚園からの帰り道、タリーズに寄って、おやつタイムを設けてみたのですが、・・・うちの子らは何故か妙に、このくるくるクッキーが好きなんですよね〜。

このクッキーを使って(南京玉簾風に)、「お目々くるくる」や「お鼻ブタ」、「バカボンのほっぺ」などを演じ、みんなでクッキーくずだらけになりながら笑うのがお約束。
今日は店外に置いてあるテーブルにて、このクッキー玉簾ごっこをしたので、道行く人たちは、「おもろい親子もいるもんやなぁ。ま、春やし」と思ったはずです。←急いで立ち去っていく足元が、後ろに写ってますよね(爆)。

この後、公園で遊び、働く車を見学し、電車の形態模写を練習してから、ベビーシッターさんにバトンタッチ。
後追いして涙目になっている結太を説得しながら、家を出てきました。
最近は、「お仕事をしなければ、旅行へ行ったり、お買い物をしたりできない」ということが徐々にわかってきて、説得しやすくなってはきているのですが、・・・その分、頑張って寂しいのを我慢しようとしている姿が切ないです。ふぅぅ。

皆さんは、どう言って聞かせていますか?
よかったら教えてくださいね。
ではでは、今日はこのへんで。
あ、このあと、羽田近辺から見た、美しい西の空ショットもアップしておきますね。


「なんと、先輩でした」

2008年2月15日

こんばんは。
すぐにでも、「ほろ酔いシンガー」さんの写真を載せようと思っていたのに、こんなに遅くなってしまってスミマセン。
この一週間、皆さんから足踏みミシンの思い出や修理情報をたくさんお寄せいただき、めっちゃ嬉しかったムカイでございます。ありがとうございます(拝)。

あれから、結太→万里→私の順番に風邪をひいてしまい、なかなかパソコンに向かう時間がとれなかったのですが、修理に出す直前の、私なりにお酒をふき取って磨いた状態の「SINGER 191U」の写真がコレです。
我が家の玄関で撮ったんですが、こうして見ると、すりガラスの格子から漏れる光がとっても似合っていて、・・・絶対に、あなたは、粗大ゴミ収集トラックの荷台に載るべきではなかったっス!と、チューしたくなってしまうのでありました。

隣のおばあちゃまが大切にとっておいてくださった取扱説明書を熟読してみると、このミシンは、なんと1957年製のもの! もう50歳になる先輩でした。
説明書の最後のページには、「このシンガー191U型ミシンは一生お使いになれて、かならず御満足いたゞけるものと信じます」という文言まで印刷されていて、・・・何だか、とっても愛されて作られ、愛されて使われてきたものなんだなぁと、しみじみしてしまいました♡

で、その後どうなったか、です。
実は、すっごくいいミシン修理屋さんと巡り会うことができ、その人が大切に、ご自分の工房へ持ち帰ってくださったんです!

「これは、非常にいいミシンです。特に、この型はシンガーの名作ですから、きっと動くと思いますよ。分解して丁寧に組み立て直してみましょう。ですが、この机の部分は、・・・ちょっと痛みがひどいですね。私の家に、このミシンの一代あとのミシンがあるので、そのミシンの机と交換しましょうか」と、言ってくださったそうで・・・。←すみません。実は、万里の調子が悪かったので、ワタクシ、家にいることができず、ダンナが対応したのでした。

私が対応していたら、「いえいえ、机の部分は知り合いの大工さんに頼んで、表面を少し削ってもらい、もう一度、砥の粉をかけて塗ってもらいますから、それには及びませんよ。ありがとうございます」と言うところなのですが、・・・はい、その通りです。
「うわぁ、そうですか。いいんですか。ありがとうございます!」と、速攻でご好意を受け取り、にこにこ大喜びするのが、うちのダンナの特徴なのでございました(笑)。

ということで。
お姉さんシンガーは、多分、綺麗な衣装に着替えつつ、完全復活することと思われます。
うひゃ〜、ものすごく楽しみです。
また我が家へ戻ってきたら、晴れ姿をアップしておきますね。
まず、何を縫おうかなぁ? おばあちゃまにもお披露目しなきゃ。うきっ。

これで、我が家の道具の最年長は、ミシン(50才)に決定いたしました。
次に長いのは、つつじ幼稚園時代から使っているサクラクレパス(38才)。
続いて、蕨北小時代から使っているお習字セット(35才)、大宮栄小時代から使っているお裁縫箱(32才)といったところも、堂々のランクインなのでございました。パチパチ。

それでは、今日はこのへんで。
“イザケン欠席”&“鼻うがい敢行”で風邪をやっつけ、明日に備えておきたいと思います。
あ、そういえば、明日使うメイクパレットも、もう20年ものです。←ドラゴンボールのカンペンケースにアイシャドウやチークが両面テープで貼り付けてあるものなんですが、いやはや、まだまだ使えそうです。


「ほろ酔いシンガー」

2008年2月8日

こんばんは。
今、伊丹へ向かう飛行機の中で、この日記を書いています。
今日は、夕焼けがとーっても綺麗でしたね。
いつのまにか日が長くなってきて、そういえば陽射しも明るくなってきて、気づけば梅の花も咲き始めて、・・・うふっ、春も遠くはありませんね。

春といえば。
昨日の朝、となりのおばあちゃまの家の前に、古い型の足踏みミシンが出してあるのを発見。
子供を大急ぎで幼稚園に送った後、ダッシュで舞い戻り、おばあちゃまにお願いして、粗大ゴミになるところだったミシンを譲ってもらったところです。

実は1年あまり前、このブログを通して、足踏みミシンを譲ってもらおうと、いいところまでお話が進んでいたのですが、どうやって運べばいいものか(昔のミシンは本っ当に重いですもんね!)アレコレ考えているうちに、ご連絡が取りづらくなってしまい、・・・そのままになってしまっていたんです。
京都の方、その後、ミシンは活躍していますでしょうか?
「連絡を取り合いましょう」と申し上げたまま、大変ご無沙汰しております(拝)。

そのうち、子供たちとの追いかけっこに息を切らし、お裁縫する余裕をなくしてしまっていたのですが、・・・先月の『旅サラダ』で、ご覧になってました?
ゴーギャンが100年前にタヒチへ持っていったミシンが、今も大活躍していたんです!!!
赤サビだらけになったミシンを原っぱに持ち出して、島の男性が、めっちゃ嬉しそうにミシンを踏んでいるシーンを観た途端、ワタクシ、「うわぁ!」と、心の中で叫んでいました。

やっぱり、ミシンがほしい。
私も、にこにこ笑いながら足踏みしたいっ。
お裁縫が上手とか下手とか、そんなの関係なしに、何か作りたい。
昔作られたシンプルな道具ほど、ちゃんと手入れをすれば、きっと元気に長持ちしてくれるはず・・・。

そして、そんな私の心を見透かしていたかのように、そうです、隣のおばあちゃまが、ミシンを家の前に出してくださったのです。
なんと、灯台もと暗し。

おばあちゃまは、昭和30年代に購入したそのミシンを、大事に大事に使っていたそうですが、子供たちも大きくなり、腰痛も始まって、だんだんお裁縫をしなくなってしまったのだとか。
それでも、思い出の詰まった大事なミシンを捨てる気持ちにはなれず、誰かに使ってもらおうと、いろんな人に声をかけながら何年もの月日が流れ、とうとう昨日、一大決心をして表に出したところだったんですって。

「もう何週間も玄関に置いてあったのよ。やっぱり別れがつらくてね。子供たちの洋服も、全部これで縫ったんだもの。・・・よかったわ。今日はいい日だわ。うふふ。・・・あ、さっき、あんまり別れがつらくってね、ミシンにお酒をかけたところだったのよ。ほら、ね、たっぷり!」
「わぁ、嬉しい。大切に使わせていただきます。よかったら、いつでもミシンを踏みにいらしてくださいね。・・・え? あの、お酒って? もしかして、あ・・・」

というわけで。
しっとり湿った“ほろ酔いミシン”を譲っていただいたワタクシ、大急ぎでオーバーホール先を探している次第であります。
お酒が細部まで染みこんでサビと化さないうちにと、気持ちは焦るんですが、しかし、これがなかなか難しいものですね。

昨日、今日と、修理依頼の電話をかけまくっているんですが、
「古い製品なので部品がない可能性もありますし、修理できるかどうか、お約束できません」
「もちろん、それでいいんです。分解して掃除して、もう一度組み立てて、で、その結果、動かなかったら諦めます。でも、一応、部品は探してもらえるんですよね?」
「いえ、ですので、あるかどうか・・・」
「はい。ですから、なかったら諦めますので、やれるだけのことをやってみていただきたいんです」
「こちらでは、何もお答えできません。修理を請け負っているところをご紹介しますので、そちらと相談なさってください」

「修理に伺いますが、引き取ることはしません」
「二度手間になるので、ねじをはずし、本体だけ段ボールに入れて送ってください」
「足踏み部分やベルトなど、ミシン本体以外の修理は一切いたしません」
「お宅へ伺って、できる限りのことをしますので、それで動かなかったら諦めてください」
「どこが故障しているんですか。何が動かないんですか。まずは調べてください」
「分解掃除は受けていません。お酒がかかった? ああ、もう厳しいですね」

いやはや、修理係さんにもいろんな事情があるに違いありませんが、あっちこっちに電話しているうちに、もう心がヘトヘトになりますね、マジで。
隣のおばあちゃまが、「修理しようと電話で頼んでみたんだけど、運搬料金も高いし、修理代もものすごくかかるって言われて、もう無理だと思って・・・」と、溜息をついていたのも、・・・悲しいかな、当然です(涙)。

でも。
春はきっと来ますよ。
私が、あんまり電話をしまくっているので、横で聞いていたダンナが、とうとうキレました。←キレてくれました(笑)。いよっ!

「ムカイ、ちょっと電話、代わって。・・・ゴホン。もしもし! あなた方、自分の会社の製品に愛着はないの? こちらは、すごく愛着を持って、古いミシンを生き返らせたいと思ってるの。わかる? 費用はいくらでもかかってOKって言ったの、聞いてたよね? 何でトライしてくれないの? 結果的にうまくいかなくてもいいって、何度も言ったの、聞いてたよね? ね? じゃ、引き取りに来てください。いえ、丸ごとです。全部。オール。足踏みも台も何もかも!!! 時間がかかってもいいから。そう、こちらは、あと何十年も使いたいって言ってるんだから」

で、なんと、全部引き取りに来てもらえることになったのが、今日の夕方だったのでございます。←連休明けにオーバーホール開始だす。うきっ。
嬉しくなって空を見たとき、・・・息をのむほど美しい夕日が見えたので、ワタクシ、この足踏みミシンは必ずや直ると確信したのであります。
が、電話に時間がかかりすぎ、なんと、ミシンの写真を撮るヒマもなく、羽田へ直行することに(汗)。

というわけで、愛しいミシンの“ほろ酔い姿”は、また明日、東京へ帰ってからアップしておきますね。
もしよろしかったら、皆さんも一緒に、『SINGER 191U』の復活を祈っていてくださいませ。
だって、タヒチで100年以上活躍している、ゴーギャンミシンもSINGERだったんですもの。きっときっと直りますよね、ね? 


「滝体験」

2008年2月1日

こんばんは。
元気に大阪出張中のムカイです。
皆さんは、お元気でしょうか?
風邪をひいている人、花粉症で困っている人、・・・多いですよね。
バリッとスーツをキメて歩いているサラリーマンが、振り向いたら、手にティッシュの箱を持っていたりして、もう花粉も本番を迎えているんですね。ファイトだすっ。

私は、花粉症ではないんですが、過去に数回、鼻水が滝のように流れ出し、「ああ、始まってしまったのね」と、観念したことがあります。
結局、まだ始まってはいないようですが、うちの父などは、68歳にして始まりましたから、絶対に他人事ではありません。

一番古い「滝経験」は、なんと受験生だった頃まで遡ります。・・・もう四半世紀前かな。
代ゼミで模試を受けていたら、鼻の中を液体がポタポタ降りてきて、「あれ? 鼻血かな?」と思いつつハンカチを出そうと思ったら、その数秒の間に、ダーーーーッと滝ですよ。
いやはや、一気にテスト用紙が水浸し! 
鼻血じゃないのに、何故、このサラサラ加減? 何故、この勢い?
何故、私は下を向いていられないの?
紙がふにゃふにゃで、シャーペンが役に立たないんですけど、・・・嗚呼。

あの頃は、まだ「花粉症」という言葉がなかったので、狐につままれたような感じだったんですけど、あの日、あの試験会場には、何か特別な花粉、もしくは花粉のような物体が飛んでいたに違いありません。←試験を受けていた、他の誰かのコートかなんかに付着していたのかも。

その後も、目がかゆかったり、鼻がムズムズしてたまらなかったりする体験はしていますが、あの爆発力はナンだったんでしょう。
あの物体に再会する日、私は「花粉症」になるのだろうと思っております。

さて。
私の友人の中に、花粉症でイライラした日は、思いっきり辛いものを食べ、汗と涙と鼻水とヨダレを一気に流してスッキリするに限る!という人間がいます。
この荒療治(?)が、どのくらい効くものかは謎ですが、もし、試してみたいという方がいらしたら、「こちらの鍋なんぞいかがでしょう」ということで、本日は、こんなアツアツ写真を貼り付けておこうと思います。

五反田にある『王豚足家』で、「高田夫婦がいつも食べている鍋」と言ってくだされば、・・・わからないかもしれませんので(笑)、「コプチャンチョンゴル」とおっしゃってください。
五反田駅のロータリーのない方の出口から、徒歩3分ほどですので、是非、行ってみてくださいね。←前も書いたような気がしますが、このお店、隣がピッカピカのテレクラさんですので、そちらの派手さに気を取られて看板を見逃さないよう、そこだけはご用心なのであります。

それでは、今夜はこのへんで。
今日、教育テレビの番組で、三河のエジソンさんが、「勇気は持つものじゃない。勇気は出すものなんだ」とおっしゃっているのを聞き、いきなり涙の「滝体験」をした四十路主婦でありました。