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「BREATH TAKING VIEW!」
2005年10月26日
鹿児島から帰ってきました。 枕崎でもPC敗者となってしまった向井ですが、ご参考までに事情説明をいたしますと、宿泊ホテルの(何故か)エントランスのど真ん中に設置してある大型パソコンしかインターネットに繋がらないのだそうで、フロントの女将さんからもチェックインするお客さんからも(何故か)画面が丸見え&大注目状態になっていると思うと、・・・内気な私にはどうも不向きな環境だったのでございます。 昔はPHSで飛ばしていたりもしたのですが、まぁ、繋がらない日は無理に繋げなくてもいいのかもしれないと、少しずつ悟り始めた(?)この頃だったりもします。 実際、ミヤちゃんも、旅先・取材先へ必ずPCを持っていくに関わらず、「HPに貼り付けるのは、帰宅してからにしてるの。うまく接続できなかったり、なっかなか飛ばなかったりすると、メッチャ悔しいから、出先ではデータを打ち込むだけする。そう決めちゃったの(笑)」と、言っていましたね〜。
さてさて、南薩摩、いいところでした。 私の父方は喜界島・奄美大島由来、母方は川内・大口由来の人間なので、実は、南薩摩にはこれまであまり訪れたことがなかった私。 家族で吹上へ海水浴に行ったのと、取材で指宿に1回、知覧に3回行ったのを除けば、・・・って、案外、訪れているような気もしてきましたが(笑)、いつもピンポイントへの移動だったので、なかなか“南薩摩”というエリアを意識したことがなかったのかもしれません。
今日は、薩摩富士・開聞岳の朝焼けの写真を貼り付けておきますね(いつもより大きめに!)。 あまりの美しさに、特別な宗教観を持たない私も、気がつけば自然に手を合わせておりました。 是非、穏やかな波の音、時々聞こえるトンビの声、徐々に満ちてくる潮の香りを想像しつつ、ご覧くださいませ。 朝日が射した瞬間、波打ち際に立つ自分のつま先まで金色の道が届き、「嗚呼、お天道様にはいつも真っすぐに向き合うしかないんだな」などと、汚れちまった心をザブザブ洗ってきた次第であります。
開聞岳と言えば。 知人に、遺伝的なものの影響で、高校に上がった頃から視力が弱り始め、18歳で失明なさった方がいるのですが、その方に聞いたお話を思い出します。 自分の運命を憂いながらも、視力を失う前に、どうしてもまぶたに焼きつけておきたかったのが、開聞岳に沈む夕日だったと言うのです。 指宿出身の彼が、学校からの帰り道、電車に揺られながら、「この季節の、この時間の、ここを走る時の、こっち側の窓から見える開聞岳の夕焼けが一番きれいだ。この世で一番・・・」と、思いながら、じっと目に染み込ませた風景。 それから30年ほどの月日が流れたそうですが、「大げさじゃなく、本当にまったく色あせない」と、彼が言い切るその風景も、いつか必ずや見に行こうと、今回、改めて思いました・・・。
いい山ですね。 桜島も富士山も大好きですが、開聞岳も大好きになりました。 ちなみにこの朝焼けは、指宿とは反対側、枕崎から見たものです。 このビューポイントの詳しい住所を知りたい方がいらっしゃいましたら、調べておきましょう。 定置網漁師の田口さんに聞けば、一発だと思われます。 |
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