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「ありがとうございます」
2023年1月24日
小松菜を切ったら。
‥バラの花束をもらった気持ちになりましたー😆
とっても美しかったので、写真に撮しましたん♫ よく洗って、夜ごはんのスープに入れましょうか。
お野菜のしっぽたちと一緒にベジブロにしようと思ってたんですけど。 うーん、見れば見るほどかわゆいなぁ😍
今朝は小松菜にちょっぴり励まされた向井でしたが。
ここ数日、驚くほどたくさんの方々から温かいコメントをいただき、とてもとても励まされているワタクシです。
「『旅サラダ』で亜紀さんに会えなくなるのは寂しいよぅ」と言っていただけると。
生放送ってすごいな、 本当に会ってる気持ちになるもの、 時間をシェアできるってすごい、 30年間も会えてたなんて、 これってちゃんと奇跡だよね、
と、心がどんどん膨らんで。 毎朝、目が覚めるとほっぺに涙の跡がついてます。 はい、パリッパリに乾いて(笑)。
大丈夫、これはいい夢を見られている証拠なんです。 苦しい涙を流しているときは、マジで枕が濡れているので。
がんが見つかった2000年秋以降、正直に申し上げれば、血と脂汗と涙で枕を濡らしたことは多々ありました。 子宮がんと大腸がんとその諸々の後遺症で受けた手術は18回、七転八倒、入院グッズ入りトランクを玄関に常備していた時期もありました。が、もうカレコレ4年、救急車にも乗っておりません。
約20年かかった後遺症との折り合いがとうとうついたのだと思います。 これから、また人生の新学期が始まろうとしている‥のかも。
さておきまして。
2011年8月、母が闘病の末に。 同じく2011年の9月、父が事故により相次いで亡くなったのですが。 その前年あたりからずーっと『旅サラダ』の中で、私が必ずやり続けていることがありまして。
‥そのことについて、なかなか書く機会がなかったので、今日ここに書いてみてもいいでしょうか。
闘病が長引くにつれて認知能力が下がり、自分が東大病院に入院中の身であるということを、フッと忘れるようになっていた母が。
ある土曜日の朝、私のガラ携に留守電を吹き込んできたんです。
「亜紀? ね、今あたし、どこにいると思う? うふふ、鹿児島よ。桜島がすぐそこなの。来ようと思えば、ひとっ飛びで来れちゃうものねー、うふふ。あー、やっぱり来てよかった。そうそう、先生たちには何も言わずに出てきちゃったから、あなたにこれだけは伝えておこうと思って。どうにかごまかしておいてね。うまく話しておいてね。頼んだわよ、うふふ。じゃ、ね。ガチャ!」
「うえーーーぃっ??」 旅サラダの生放送が終わり、控室に戻ったところで、この留守電を聞いた娘としては、んもうビックリ仰天ですよぉ。
すぐに病院に電話をかけ、「母が屋上かどこかで彷徨っている可能性があります。どうか一刻も早く探してください。できれば電話口に出してほしいです(涙)」と懇願したのですが。 個人情報なので、そのような入院患者がいるかいないかを含め、お答えすることはできない、あなたが娘であることの証明ができていない、土曜日なので主治医はいない、の一点張り。
仕方なく、ガタガタ震えながら東京へ戻り、そのまま病院へ駆けつけると。 果たして母は‥。 「あら、今日も来たの? 洗濯物かしら」と、点滴に繋がれたまま、ベッドの上にいるじゃありませんかーい。
落ち着いて考えてみれば。 着替えも揃っていないし、1人でエアチケットなんて取れないし、お財布の中身も少なめにしてあるし、‥桜島がすぐそこなんて、嘘に決まってたんだ!!!
でも、あんなに嬉しそうに「ひとっ飛びしてよかったー」なんて、元気な声で言うもんだから、嘘じゃないかもしれないって、思っちゃうやんかーぁ、あうあう(地団駄)。
と、脱力したところで。 思い出したんです。 その朝の旅サラダ、ラッシャーさんの生中継で桜島がドーンと映されたことを。 病室の母はそれを観て、本っ当に、「ふるさと鹿児島へ、心をひとっ飛び」させていたに違いない。
そうか、そうだったのか。
「お母さん、最近いつ鹿児島へ帰ったっけ?」と、意地悪して聞いてみたところ。 「厚地記念クリニックに行ったときだから、もう2年は前ねぇ」と、まともな答えが返ってきて、若干悔しかったりもしたのですが(笑)。 「また山形屋で焼きそば食べようね」などと、話をゆるゆる着地させてみた土曜の昼下がり‥という、ちょっとした事件があったんです。
そのとき改めて、心の底から。 「旅番組ってすごいな。気持ちって時空を超えちゃうんだな」と思い知った向井亜紀。
それからずっと。 体調を崩されている方のために、そして多分、かなりヨレていた自分のために。 『旅サラダ』生放送のオープニング部分で。 まずクレーンカメラに向かって「おはようございまーす!」と元気にご挨拶したあとに。
自分の顔がカメラで抜かれて。 私の座姿の下に「向井亜紀」の文字が映し出されるタイミングあたりで。
コッテコテのカメラ目線になって、 声を出すことなく、 「オハヨウゴザイマス」と、 覗き込むように心を込めて、 テレパシーを送ることにしているんです。
再び言葉にして「おはようございます」と言ってしまうと、周りの出演者の皆さんのおしゃべりに声がカブってしまう心配もあり。 時空を超える「カメラ目線」と「口パク」を駆使いたしまして。
「オハヨウゴザイマス。コンシュウモアエマシタネ」と、気持ちをひとっ飛びさせて(いるつもりで)おりまするー✨😊✨
お気づきの方、いらっしゃいましたでしょうか。 もう干支がひとまわり以上していますから、コツコツ600回は送っちゃってます(笑)。
ビデオに撮って旅サラダをご覧になったことのある方、是非ぜひチェックしてみてください。 ちょっと面白いかも、です😉
そんな手作りテレパシーを『旅サラダ』内からお送りできるのも、あと9回(予定)です。 土曜日、もし早く目が覚めましたら、生放送でテレパシーをキャッチしてみてくださいね。
感謝を込めまくってお送りすることを誓います!!!
どうか大好きな旅を見つけてください。 もし実際にそこへ行けなかったとしても、「いつか行ってみたいなぁ」「この景色の中で深呼吸したいなぁ」「ここ行ったらこれ食べよう」「お土産は誰にあげようかしら」と楽しく想像を巡らせるその思いが、あなたの命をふっくら膨らませてくれていますように。 |
「美シルエットワンピース」
2023年1月24日
一瞬、シンプルなワンピースに見えますが。
よーくご覧くださいませ。 向井の右脇から斜め下へ、流れるように入った曲線は布の剥ぎ目なんです。
どうやって滑らかに布を剥ぎ合わせたのかも謎ですが、その剥ぎ目たちが緩やかにドレープを生み出してくれている事実にも‥驚きます!
スタイリストののぞみちゃんと2人して、「どうやって縫い合わせたんだろう?」「バイアスかかってウネるよね、ミシンかけるだけで伸びるよね、普通‥」と、呆気に取られるばかりだった土曜の朝でありました。
お着物に使われるような細かい凹凸のある生地と、魔法の縫製が醸し出す優しく上品な世界。 HANAE MORIさんの真骨頂です。
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