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「憧れ続けます」
2009年10月23日
南田洋子さんが亡くなってしまいました。 実は、私にとって憧れの方でした。 と、過去形で書くのは、少し違うかもしれません。 ・・・これからも、憧れ続けます。
南田さんとご一緒した回数は、とても少ない若輩者の私ですが、初めてお会いしたときの印象が、とてもとても素敵だったんです。 あれは、私が19、20歳の頃。 欽ちゃん(萩本欽一さんと言うと、怒られますので、あえて”欽ちゃん“です!)の番組で、『TVプレイバック』というクイズ番組があったんですけど、覚えてらっしゃる方、あります?
その番組で、まだ、今に輪をかけてペーペーの超・若輩者だった私が、メイク室で、うだうだメイクをしていたときのこと。 確か、風邪をひいた後か何かで、顔色が悪く、目の下にクマもくっきりと出てしまっていて、「どうしよう・・・」と、メイクさんに相談していたんですね。
メイク室に入るとき、南田さんが先にいらしているのに気づき、ご挨拶はしてあったんですが、メイクさんと小声で話していたつもりが、私の愚痴が南田さんへ聞こえてしまっていたのでしょう。 トントンと肩を叩かれて、振り向くと、すぐそこに南田さんが立っていらしてビックリ。
「あ、あ、失礼しました!」と、飛び上がって謝ろうとしたところ・・・。 「違うのよ、大丈夫。あのね、これ、私のファンデーションなんだけど、お使いになってみるかしらと思って。私もね、顔色が悪かったり、目の下が気になるときに使うんだけど、何だかいいみたいなの。あ、こんなおばちゃんが使うのと同じじゃおかしいかしら。・・・いいのよ、遠慮しないで使ってね。あ、そうね、私が見ていると使いづらいわね。今、ちょうどメイクが終わって、自分の控室に戻るところなの。じゃ、ここに置いていきましょう。あとでマネージャーに渡してくださればいいから、ね、大丈夫よ」と、とても優しくおっしゃってくださったんです!!!!!
南田さんがお話している間、青くなったり赤くなったり口をパクパクさせたりしている私を、皆さんも想像してみてくださいませ。 あれから25年、メイク室でいろーーーんな方とご一緒してきましたが、南田さんのように優しい人っていないです。あり得ないです。
私の自慢は、たくさんの優しい人に出会えてきたことなんですが、・・・それにしたって、初めて全国ネットの番組にレギュラーで出させてもらうようになったばかりの、垢抜けないにも程があるっつう小娘に、どうしてあんなに、普通のことのように優しくできちゃうんだろう・・・。
あのときは、「素敵な人だなぁ。私も、南田さんみたいな人になろう!」などと、うきうき思ったものですが、いやはや、全然無理ですっていうか、無理すぎです。 だから、憧れ続けさせてもらわなあかんのですっ。
今頃、天国で、顔色もよく笑ってらっしゃるでしょうか。 心から、ご冥福をお祈りいたします。
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