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「大丈夫」

2011年4月22日

昨日、婦人科へ行ってきました。
お世話になり始めて、もう12年目になる主治医の先生に、現在は半年に一度、術後の経過を診てもらっているワタクシです。
で、診ていただきつつ、半年の間に疑問に思ったことをガーッとまとめて質問してくるので、長い長いおつきあいとなっている先生も心得たもの(スミマセン・・・汗)、私を予約の一番最後に入れてくださるのであります。

細胞診結果が出るまでに、もう少々時間がかかるとはいえ、血液・尿・エコー検査にて心配な点は見当たりませんでしたので、まずはご報告です。

で、先日、福島にお住まいのママさんからいただいたメール内容に関しても、聞いてまいりました。
先生は産婦人科医なので、国や東電が公表している情報に対し、その真偽を確かめる術もありませんし、そこから専門的な判断を下すこともできないわけですが、それでも、あの数値を信用するならば心配はないだろうとおっしゃっていました。

ただし、やはり国や東電の発表には言葉足らずの部分が非常に多く、学者であるなら、「最悪のケースとして、こういったケースが考えられますが、今のところ、その可能性は○○くらいと考えられます。一番楽観的に考えるならば、コレコレこのようなケースもあるわけですが、その確率は○○くらいでしょう。これまでの客観的データをすべて集積し、それをもとに国内外の専門家500名から見解を募ったところ、今後の見通しとして、以下のような想定を作って動くべきとの判断に至りました」という形になるはずですから、ああいった発表には、理系の人間としてどうも釈然としないとのこと。

・・・本当にそうですよね。
私も、理系人間のハシクレのハシクレの塵として、あの方たちの言っていることの「根拠」がわからないです。
国民の偏差値をかなり低く設定しているんじゃないかな、って思いたくなったりして。

専門的な知識なんてなくても、自分が生きていくため、何より子どもの未来を創るため、シロウトが「きちんと知りたい」と思ったら、そんなん、偏差値なんて関係ないほど、ものすごい情熱と集中力で脳漿を絞るに決まってるじゃないですか。

なので、国からの発表を一応は信じつつ、それでも念のため、自分にできることは、できる限りやっておいたほうがいいのでは、とのことでした。
それが、あとから笑い話になればいいし、でも、もし万が一、何もしないで後悔することになったら、本当に悔しいですから・・・。
特に妊婦さん、乳幼児、授乳中のママは、ストレスにならない程度に、水や食べ物など、「口に入れるもの」には少し気をつけてみてくださいね。

ちなみに、私のお腹には、計50グレイの放射線を当ててあります。
グレイはシーベルトと同じく、放射線量を示す単位なのですが、微妙に違うのは、グレイは放射線を当てる場所に対する放射線量なのだそうで、つまり、私は15cm×10cmほどの範囲の皮膚を通し、お腹側と背中側から日々交互に計50グレイになるようガンのあった場所近辺へ放射線を当てたわけで、それがどのくらいそこへ「吸収」されたかをシーベルトで表せば、いいのかな、と思うんですけど、う〜ん。

グレイをシーベルト単位に表記し直す場合、その放射線の種類によってかけ合わせる係数が違っていくるので一概には言えないようですが、あの治療で、およそ50000ミリシーベルトは浴びているのではないかしら、という話になりました。

もちろん、この量を全身に浴びたら大変なことになってしまうわけですが、化学療法から11年4ヶ月経つ四十路女、ここに元気に生きていますので、・・・少しずつ気をつけ続けさえすれば、ママさん、娘さんはやっぱり大丈夫です。

差別してくる人たちには、そんなことをしていい根拠がまったくありません。
無知から生まれる暴力に、思いっきりクールに反論していけるよう、原子力発電等に関するスペシャリストさんたちには、今からでもいいので、大いに「正直に」頑張ってもらいたいと思います。

素朴な疑問として、先生に、「放射線治療科の医師や技師さんたちは、かなり放射線を浴びているのでは?」と、聞いてみたところ、そういった治療室は、必ず鉛の壁で覆ってあるものだから、普段、その中で仕事をしている皆さんは、自然界で発生している放射線を浴びる量が少ないので、そのマイナス分と、治療の際に浴びてしまう微量のプラス分で、トントンなのでは?という噂を聞いています、とのこと。

医師に関しても、レントゲンやCTなどで患者さんの状態を随時確認しながら、手術を進めることがありますから(硬いエプロンのようなものをしながらメスを握っている先生の様子を、麻酔の切れ間だったのか、何となく私も覚えています・・・)、意外と、少しずつ浴びている人は多いように思います。
国際線のパイロットさんから、「かなり浴びてるよ」って、聞いたこともありますし。

よって、出身地がどこそこだから放射線がどうこうと、いやなことを言ってくる人は、かなりの安直人間さんであることだけは間違いありません。
娘さんには、人の内面までよ〜く見てくれる、素敵な人と結婚してね♡と、是非お伝えください。


さて。
これから、久し振りに格闘技の会場へ行ってきます。
今日は、小路 晃選手の引退試合・・・。
(元プロ野球選手の)古木克明選手の試合も応援しに、後楽園ホールへ向かいますね。

お2人とも、『ダイヤモンド・キッズ・カレッジ』に、時間の許す限り、必ず参加してくださるんですが、お世辞抜きで、子ども達からも大人気なんですっ。
多分、参加している子ども達は、どんなプロフィールの持ち主か、どれだけ強いお兄さん(おじさん?)か、よく知らないまま、一緒に汗を流しているんだと思うんですが、・・・いつかビックリしちゃってね(笑)。

先日、品川駅前で募金活動をしたときも、試合前にも関らず、「とても大切な活動なので」と、お2人とも参加してくださって・・・。
事前に、新聞等に連絡することなく街頭に立ったので、小路選手や古木選手、浅井企画のお笑いタレント、『エネルギー』の森くんなど、本当は取材してほしい素敵な皆さんがたくさん並んでいたのですが、・・・後から、高田と2人、「取材ナシで、よかったんだろうか」と、考えてしまいました(汗)。

でも。
誰が見ていようと見ていまいと、そんなことは一切関係なく、一直線に優しい小路くん、古木くん、森くん(彼は試合に出ませんが)には、絶対にピッカピカに輝いてほしいと願う、何だか妙に母の気分の向井でありました。チェスト(拳)。


P.S.
今日の写真は、屋久島のカブトムシです。
何だか、すごく元気をもらえる姿なので、貼り付けてみました。
今頃、土の中で栄養をいっぱい摂っている頃かな。
空に向かって、凛々しく飛び立ってほしいですね。