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「知人の弁護士から・・・」
2008年3月19日
先日アップした私のブログを読んで、知人の弁護士から、 「学術会議に質問状を送るなら、私の意見もちょっと同封してもらっていい?」 と、連絡があり、次のような文章が届きました。
読んでみると、シロウトの私が下手な文章でアレコレ質問事項を並べているのと違い、とてもシンプルかつ超的確に問題点を指摘したご意見だったので、本人の承諾を得た上で、ここにご紹介しておくことにします。 皆さんも、この春休み、お時間がありましたら考えてみてください。
今回の高田夫妻問題に関して最高裁決定が指摘していることは、高田夫妻の事例を前提とした「海外で適法になされた代理母出産による出生した子供の日本国内での法整備の問題」であるはずですが、日本学術会議の報告書案にはそのことに関しての直接の論述が見あたらず、最高裁が指摘する法整備上の問題点に関して何らの回答にもなっていません。日本国内での代理母出産が禁止されるとしても、海外で適法に出産した子供の日本国法上の地位に関して、日本学術会議としてもっと踏み込んで議論されるべきです。法整備をどうするかという問題が喫緊の課題であると最高裁が指摘しているのであり、それに答えるのが日本学術会議の役割でしょう。日本国内に於ける代理母出産の当否と、海外で適法に代理母出産した子供の法律上の地位の問題とは切り離して意見を述べて欲しいものです。それが学術会議に託された役割でしょう。
もう一点、子供の出産は新薬の治験とは全くことなります。試験的に産むとかいった問題ではありません。もっと神聖で厳粛なものです。原則禁止、研究目的なら許されるといった環境の中で試験的に出産を試みるということは、真面目な産科医であればあるほど取り組まないでしょう。すでに海外で合法的に出産した実例が多数有り、その実例を真摯に検討すれば問題があるのか無いのか容易にわかるはずです。これから実例を作り出して検証する必要など全くないはずです。もしこれから実例を作るとなると、相当多数の実例を積み重ねないと結果が出ないはずです。本気で考えているのでしょうか。全面禁止を押し出して学術会議に対する非難を浴びるのを恐れ、逃げる道を作っているとしか思えません。
先日発表された学術会議の報告書案が、今まさに、形を整えてまとめあげられようとしている最中だと思いますが、その中に、このような問いかけに対する返答が盛り込まれることを願ってやみません。
会議の壇上に並ばれていた、キラ星のごとく輝く超有名大学教授の皆さんなら、返答なさること自体、決して難しくないと思うのですが、・・・各方面から出された返答を引き合わせ、矛盾のない形に練り上げる作業については、もっのすごーく苦手なんだろうな、と思ってしまいます。 ↑公開会議中、ひしひしと感じました。偉すぎる先生が集まると、「相手の意見を否定することは、イコール、相手の大学や派閥(的なもの?)までをも否定することに繋がりかねない。用心せねば・・・」とでもいうような湿度の高い空気が立ち込め、相反する意見が出てきても、その意見を述べたご本人同士が直接議論する光景は、不思議なくらい見られませんでした。眠っていた方までいらっしゃいましたし・・・。
が、しかし。 ここから、法律作りがスタートしようとしているのです。 国民の生活を何十年、何百年先の未来まで護り抜く決まりごとを紡ぎ出すために、どうか今の今、心と頭脳と時間を駆使していただきたいと存じます。 学生たちの卒論を採点するお立場にある方も多いことですし、ここは是非、最高裁から出された宿題についても、様々な意見を集めながら、より無欠に近い結論を導き出す美しいロジックのお手本を示してほしいです。←納得すれば、迷う人がいなくなります! 多忙を極めてらっしゃると思いますが、どうぞよろしくお願い致します(拝)。
そういえば。 友人から、素朴な疑問が寄せられました。 「向井がアメリカで親子関係確定裁判をしたとき、もろもろの手続きを担当したアメリカ人弁護士については、処罰の対象になるのかな? 法律が制定されたとしても、施行以前に行われた代理出産について、時間をさかのぼって処罰云々は言わないと思うけど、同じようなケースが起こった場合、・・・どうなるんだろう?」と。
う〜ん。どうなるんでしょう??? 親子関係確定裁判というのは、日本で言えば、特別養子縁組のようなもの。 私たち夫婦が、ネバダ州裁判所へ親子関係確定請願を提出し、それに伴って、裁判所が審議判断、「(代理母夫婦ではなく)依頼夫婦が生まれ来る子供の正式な実親となる」という命令書を病院や役所等へ下すまでのものであります。←通常、子供が誕生する前に確定しています。
弁護士は、依頼夫婦の代理人ですから、罪にはならないのかもしれません。 が、もし万が一、「弁護士さん、あなたも処罰の対象となります」などいう連絡が日本から届こうものなら、・・・国際的裁判となることは間違いないでしょう。 私たちの裁判を担当した弁護士においては、親子関係確定裁判に関係する人物たち、つまり、医師・医療コーディネイター・代理母夫婦・依頼夫婦を、加害者と被害者に分けることについてからして、非常に大きな違和感を持つはずです。
国際私法・・・難しいですね。 図書館へ行って、少しでも勉強してみたいと思うのですが、どの本を手に取ったらいいかですらわからず、立ち尽くしているワタクシであります。 でも、だからこそ、学者の皆さんの研ぎ澄まされたご意見を伺いたい。そう思う次第です。
さてさて、今日はこのへんで失礼しましょうか。 実は、本日18日は、ちょっとした記念日です。 結太が、年少の皆勤賞に輝きましたっ。←入園式から終業日の今日まで、1年間、無欠席の快挙です!!! 万里も、たった1日だけの欠席で頑張り、のほほんとしながらも超元気に過ごした2人だったのでした。
ちなみに、今、万里だけが花粉症でかわいそうなんですけど、幼児の花粉症対策、皆さんはどうなさっていますか? よろしかったら教えてくださいませ。ペコリ。 |
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