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「花火を見ているのは・・・」

2007年8月17日

今週の火曜日、とも猫が逝きました。
ともに初めて会ったのは、私がまだ25歳だった遠い春。
縫ったばかりのベッドカバーの上をよちよち歩いては転んで鳴いていた、あの耳デカ子猫が、とうとういなくなってしまいました。

あれから17年あまり。
私の人生にも無茶苦茶いろいろなことがありましたが、ずーっと一緒にいて、ずーっと寄り添ってくれた彼には、どれだけ感謝しても足りないような気がします。

万結が寝付くを待っていたかのように最期を迎え、眠るようにかわいい顔をして逝ったので、翌朝、「ともは死んでしまったから、もう一緒に遊べないの。さよならと、ありがとうを言ってね。とも君、大好きよっていう気持ちで、ちゃんと言ってね」と伝えても、なかなか理解できないようでした。・・・3歳児には少し難しいですね。

身体が冷たく硬くなっているのに驚き、「早く病院に行って、とも君をあったかくして!」とせがむ彼らに、どうすれば、とも君はもう温かくならないことを教えられるのでしょう。

ペットを火葬してくれる業者の人が来て、「ともは、お星さまになって、ボクたちのことを空から見ていてくれるんだよ」と教えてくれたので、今、我家では、「♪お〜星さ〜ま〜、キ〜ラキラ〜、空から見てる〜」の歌がリバイバル・ヒット中です。
いつの間にか、とも猫はロケットに乗って、遠いお空を旅しながらキラキラ光っていることになっているようなんですよね。

ただ、私の涙腺が壊れまくっているのを見て、「これは悲しいことなんだ・・・」という雰囲気だけは察知しており、「ママ、とも君、もうお星さまになったかな」と、何度も何度も聞いてくる2人の様子は、なかなか優しい“お兄さん”なのでした。

昨夜も、神宮の花火を見に行ったとき、「ね、ママ、とも君も花火、見てるの?」と、急に聞かれてビックリ。
上空に飛行機やヘリコプターが飛んでいるのを見つけ、「飛行機に花火がぶつかっちゃう!」と心配していたので、「大丈夫。飛行機やヘリコプターは、お空のすごく高〜いところにいるんだもの」と説明したのですが、そこから一気に、ロケットに乗り込んでいるとも君へ思いを馳せたのでしょう。

お盆最後の花火、きっといろんな場所から、いろんな人や猫や、その他諸々さんたち(?)が楽しんでいたに違いありません。

それにしても立派な花火の連続で、本っ当に夢のようでした。
神宮球場のイベントに参加していたダンナも、花火師の人たちの息遣いをビシビシ感じ、ますます花火が好きになったと感動していましたので、これからは、どんなに混んでいようとも、高田家、花火見物にハマリそうな予感でございます。

P.S. 
この写真、花火写真としては失敗なんですけど、パッと見、何だかどこかの星雲みたいに見えたりしません? 
宇宙旅行の気分にならせてくれる一枚として載せてみました。