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「京都に緊張し、京都にほっとする私」
2005年10月16日
今日は、京都精華女子中学高等学校100周年記念の会へお邪魔して、講演をしてきました。 会場には、上は昭和4年に卒業なさった方から、下は平成になってからの卒業生の、そのまたお子さん(一歳半くらいですか? 花束&かわいいスタイをありがとうございました!)まで、非常に幅広い年齢層に渡る、京都生粋のお嬢様たちが集まってらっしゃいましたので、・・・始めは声が上ずってしまったのですが、徐々に女子高気分が戻ってきたのか、後半は、居心地の良ささえ感じてしまっておりました。ありがとうございました。
女子高(女学校?)って、やっぱり好きです。 「教育上、男女共学の方がよろしい」という意見もありますし、もちろん、それは正しすぎるほど正しい見解だと思うのですが、あの数年間の楽しさを思い起こしてみると、限られた時間を限られた空間の中で過ごしたからこそ、豊かに味わえたものがたくさんあるように思えてなりません。 「彼氏がほしい」とか、「浦高(埼玉県立浦和高校・男子校)と茶話会(今でいう合コン)やらない?」、「広川先生(体育教師)かっこいい!」なんて、キャーキャー言いながらも、色気に時間を割くでもなく、ジャージで早弁こいてた日々。
・・・精華女子は関西有数のお嬢様学校なので、ジャージ通学など言語道断に違いありませんが、それにしても、今時の女子高生を見るにつけ、「洋服や化粧や携帯や恋愛に、あんなに時間とお金をかけなきゃならないなんて、大変だろうなぁ。情報がありすぎてキツそうに見えるのは私だけ?」と、感じてしまいます。 本人たちはエンジョイしているつもりなのかもしれませんが、若い若い女のコが高級ブランドの最新バッグを持っていたりすると、ちょっと可愛そう・・・。友達と馴染むためには、流行のオシャレも必要でしょうけれど、メッチャ疲れるはずですよ〜。 40歳の私だって、無理して買ったバッグを持つのは、似合わないのを誰かに苦笑されているんじゃないかと、精神衛生上、かなりしんどい修行ですから。
などと、今日は、図らずも説教じみたことを書いてしまいましたが、大先輩の女性たちから見れば、こんな私こそが、「よしよし、もっと楽におなり」とおっしゃりたくなる対象なのかもしれません。 濁りなく真っ白な髪を美しく揃え、曙色のお洋服を着て、車椅子にお座りになっていた方が、一番の先輩でいらしたのでしょう。 どうぞどうぞお元気で、ずっと同窓生の皆さんの目標であり続けてください。 今日、壇上からご挨拶いたしましたとき、まず驚いたのは、皆さんが着ているお洋服・お着物の色のバリエーションがとても豊富だったことでした。さすが京都・・・。
PHOTO「同窓会会長、高橋政栄さんと」 実は、高橋さんのことを、“高橋さん”と呼んだことは、ここ10年以上ありません(笑) 私にとっては、京都へ行くたびに必ずお邪魔する、おばんざい料理の店『わらじ亭』のおかあさんです 今回の講演は、彼女から依頼をいただき、二つ返事で伺ったものでした おかあさん、手作りの“ちりめん山椒”をありがとうございました 嗚呼、今夜はご飯を多めに炊かなくちゃ・・・
『わらじ亭』の住所も載せておきますね 京都市中京区御前通六角西入角 075-801-9685 17〜23時営業 日祭祝休 精華昭和30年卒のおかあさんと、59年卒&61年卒の娘さんがなさっている、お世辞抜きで本っ当においしいお店です まったく気取らなくていいのも最高! |
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