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「大人の都合と二歳の気持ち」
2005年9月15日
今日から秋ですね。風に含まれる水蒸気量が明らかに違う感じがします(笑)。 天気予報を見ていたら、今夜、明日の晩ともに、夜はかなり涼しくなるので“寝冷え”に注意するよう、気象予報士の方が言っていました。 「ロンパス、買わなくちゃ」と、時計を見上げると、・・・あかちゃんホンポへ行くには、自家用ヘリでもない限り、もう間に合いません。 「うちにハロルド(機関車トーマスの友達、ソドー島のヒーロー・ヘリコプター)が来てくれればいいんだけどなぁ」と、何気なく子供たちに言ったところ、窓のところまで走って行き、2人して秋空を見上げ、ハロルドの到着に耳を澄ませているではありませんか。 いやはや、大人はもっと自分の発言に責任を持たなくてはなりませんね(汗)。 一昨日の夕方だったか、うちの上空をヘリコプターが3回ほどグルグル旋回して行ったのですが、「アロ、アローッ」と大興奮の2人に、「ハロルド、今日は忙しいらしいよ。しょうがない、また来てもらおうね」などと、かなりテキトーなことを言ってしまってあったので、・・・悪いことをしました。「ハロルド、携帯番号変えたみたい。連絡つかなくなっちゃった」と、小芝居を入れつつ、一応、ウソの上塗りをしておきましたが(笑)。
真冬だろうが何だろうが、我家の子供たちは寝相が激しく、必ずお布団を蹴飛ばしてしまうので、夜はロンパスが必需品なのですが、この夏の間に背が(胴が?)グングン伸び、股のホックが留められなくなっていたのです。暑い時期なら、ホックを留めずに、裾をパジャマパンツの中へ入れておけばよかったのですが、もう、そんな大人の都合は言っていられなくなりました。腹巻登場には、まだちょっと早そうですし。
ちなみに、松田道雄さんという方の著した『私は二歳(岩波新書)』という本によると、子供にはあまり厚着をさせずに床につかせ、夜中に数回お布団を掛けなおしてやり、それでも転げ出るようならタオルをお腹に巻けばいい、自由に寝返りを打たせてあげましょう、というようなことが、ドラマ仕立て(?)で書いてあります。 この本の初版は1961年で(私の持っている文庫本は第47版!)、本文は朝日新聞関西版に連載されていたものらしいので、話の舞台はカレコレ45年前ということになりますが、寝冷えについてはもちろん、他のいろいろなエピソードも充分参考になりますし(ギョウ虫やシモヤケの回にのみ時代を感じるかも?)、何しろ面白いのは、この松田さんが二歳児になりきって、その心を代弁してくれているところです。岩崎ちひろさんのイラストも素敵で、ママの髪型やファッションを見ていると、「昔のアルバムに、こんなシルエットの服を着た母さんの写真があったな〜」なんて、くすぐったい気持ちなれるのもグーなんですよ。
さて、ギョウ虫のお話に興味がある方には、また明日、別の本をご紹介しましょう。
PHOTO「ハロルド・ザ・ヒーロー」 機関車トーマスの絵本が出版されてから、今年で60年 第二次世界大戦が終わる頃だったんですね 世界中の子供たち、特に男の子は乗り物が大好き 武器を積んでいないハロルドのような乗り物こそが、ずっとヒーローであってほしいです・・・ |
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