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「立松和平さん」
2010年2月12日
この写真は、去年の10月に開かれたイベント告知のための紙面です。
タイ・ラオスに住む、学校へ通いたいのに通えない子供たちのために、支援の輪を温かく広げていこうという思いの下、立松さんと私が参加して行われたものだったのですが、・・・あの日の、聞いているうちに、ふんわりと、日向ぼっこをしている気分にさせてもらえる立松さんの声をもう聞けないのだと思うと、寂しくてなりません。
ボランティアのイベントでしたので、控室は一つ。 立松さんと私は、同じ控え室で、同じお弁当を食べながら、本番ギリギリまで、いろんなおしゃべりをしたのでした。
ラオスで見た、心揺さぶられる風景。
感謝なんていらない、ただ助け合いたいという気持ち。
バインダーノートに書かれた、かわいい文字たち。
小説を書きたいというまっすぐな想い。
ボクシングを始め、格闘技に対するワクワクの気持ち。
・・・何だか本当に、日向ぼっこ、だったんです。 旅人のコートを脱がせる太陽っていうか、こっちにお日様が出てるよって、くたくたのコートを脱ぎながら手招きしてくれる旅人本人っていうか。
「亜紀さん、いつかきっと、ラオスに行ってください。 忘れちゃいけない風景が、まだちゃんと残っている貴重な場所だと思います。 困っている人は、にこにこ笑いながら、あまり困ってない人に助けを求めていいんだって、すごく素直に納得できてね。 行ってよかったなぁ、僕は嬉しかったなぁ。 助けを求める人が、少しでも卑屈になってしまったらいけない。 卑屈にならせてしまう要素を、もっと自然に取り外さなくちゃ。 っていうか、本当はそんなこと、昔は当たり前の中の当たり前だったんで、・・・だから、少しでも早く、その当たり前の風景を見に行ってほしいです。 今、世界中からそれが急速になくなっていて、もしかしたら、ラオスからも消えてしまうかもしれないと思うと、ああ、残念だなぁ・・・」
たった4ヶ月前、あんなにお元気そうだったのに。
ありがとうございました。 不思議なんですが、私、多分、ラオスに行くと思います。
「当たり前」を見ておきなさい。 立松さんに直接、あのお声で教えてもらった大切なアドバイスを胸に、心からご冥福をお祈りいたします。
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