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「どんぶり飯、プリーズ!」
2006年5月11日
仙台から帰ってきたと思ったら、大分へ行っていたダンナが、明太子を持って帰ってきました(笑)。 「お土産はいらないよ」と、いつも言っているのですが、やはり嬉しくて、ご飯をモリモリお替りして食べてしまいました。うひひ。 超・久し振りに、「好きなおかずが出たときでも、好きでないおかずが出たときでも、食べるご飯の量が変わってはいけません」と、母にお説教された大昔のことを思い出しましたので、・・・ええ、そうです、今日は胃が盛り上がるほどアグレッシブ(?)にいただいたのでございました。
今、改めて考えてみると、母は“食べ物”というより、“食事”について、かなりこだわりを持っていたのだろうと思います。 「嫌いなものは、好きになるまで食べなさい」っていう台詞が一番多かったかなぁ。 そのうえ、「食事中に水を飲んではいけません。料理を作った人に、水で流し込まなければならないような味でしたよって、言っているようなものでしょう。失礼になるので、たとえ(水を)出されても、口をつけないようにしなさい」と、(自分の料理の腕はさておきつつ)言われていたので、嫌いなものが出ても、水が飲めなかったんですよぉん(涙)。 いやはや、冷や汗をかきながら食事をしたものですが、おかげで向井、今や好き嫌いは一つもありませ〜ん!
北は、“めふん”から、南は“ヤギ汁”まで、ホヤ、クサヤ、鮒寿司、豆腐よう、ブルーチーズ、臭豆腐、ドリアンなどなど、支持率が過半数割れしているような食べ物の数々も、み〜んな好きですよ、マジで。 ただ、そんな私が、一番最後に克服した“ザ・ラスト・オブ・嫌いな食べ物”は、何を隠そう「辛子明太子」と「わさび」だったのであります(20歳まで“さび抜き”でした・・・汗)。 香辛料に関してだけは、「無理をして、辛いものを食べると身体によくない」と、母も強要はしなかったので、この“辛味のウマさ”がなかなか理解できなかったんですよね〜。
ええ、もちろん、今は理解できるようになって目茶苦茶よかったと思っておりますので、「好きになるまで食べる」って、意外といい作戦なのかもしれません。 ・・・さぁ、あなたの嫌いな食べものは何ですか? たくさんあればあるほど、あなたは、楽園へのパスポートをいっぱい持っていることになるはず、ですよ(笑)。
P.S. ありました。嫌いなもの。 昨夜は思いっきり眠くて(特に最後の行なんて、何のことを書いているのか、あまりよくわかりませんね・・・恥)、頭が停滞していたらしく、嫌いなものを思い出せませんでした。 が、缶やペットボトルに入っている烏龍茶が苦手でした〜。ごめんなさい。
特に、ロケ弁とセットになって配られることで定番の“缶入り”烏龍茶は、唇に当たる金属の味(?)と、烏龍茶の、ちょっとだけ微妙に金属っぽい香りが合わないように感じて、一口飲んだだけで頭がガンガンしてきてしまい、・・・たとえば、『旅サラダ』の打ち合わせのときなどは、麦茶を出してもらっているほどです。←私のわがままのせいで、他の出演者の皆さんにも、麦茶かコーヒーがサーブされることに・・・(恥)。
う〜ん、家で、お茶っ葉を使って淹れる烏龍茶なら、大好き過ぎて、台湾へ旅行したときなど、お茶に使ったお金が一番ごっつかったりしてしまうほどなのですが、缶入り烏龍茶だけは、ワタクシ、克服できる予感がありませんので、・・・皆さんも、無理やり好き嫌いをなくそうと思わないでいいと思います(笑)。
ただし。 以前、一緒にお仕事をしたとき、山本益博さんがおっしゃってました。 「僕も、こんな仕事に就いておきながら、ずっと牛乳が嫌いでね、恥ずかしくて人に言えなかったんだけど、実は子供の頃から、一度も美味しいと思ったことがなかったんだよ。でも、あるとき、ある農場で飲ませてもらった絞りたての牛乳が、本当に本当に美味しくてね〜! 驚いたよ。そうか、牛乳のおいしさは、これだったのかって、雷に打たれたみたいだった・・・。それ以来、考えが変わったんだよ。僕は牛乳が嫌いだったんじゃなくて、美味しい牛乳に出会ってなかっただけなんだって(笑)。だから、おいしいと思わなかったものを、“嫌い”と決めつけてしまうのはもったいないことだと思う」と。
無理をせず、でも、山本さんの言葉もしっかり参考にしつつ、いい食事を重ねていきたいですね。 |
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