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「渋茶でお菓子をいただきながら・・・」
2006年3月11日
今日の写真は、近所の公園で撮った梅の花です。 枝が風に揺れてなかなか接写できないわ、フラッシュをたけば花のディティールがつぶれるわ、見上げる姿勢がつらくて身体がぷるぷる震えてくるわ(笑)で、かわいらしい花の様子が表せず、ちょっと悔しいのですが・・・。 お花を撮るって、本当に難しいですね。
実は、今朝の『旅サラダ』のスタジオにも、奈良の彼岸桜がたくさん飾ってあって、それはそれは素敵だったので、張りきって撮ってみたのですが、・・・チェックしてみると、どうも桜に見えないんですよ〜ん。 雑誌等で美しい桜の写真をよく見ますが、あれってやっぱり“プロ中のプロ”による仕事なんですね。 『旅サラダ』のスタジオでは、来週からもしばらく“桜の花シリーズ”を飾る予定だそうなので(スタジオ花担当・百花園さんの弁なので間違いありません)、本番後、またこっそり、写真自習会を開いてみようかしらと思っています。
ちなみに、今夜のおやつは、墨田区は向島の「長命寺 桜もち」です。 桜餅の“餅”部分も大好きですが、特に“桜(葉っぱ)”部分が異常に好きな私にとって、この「長命寺 桜もち」は大ヒットものでございます。 説明書きを読んでみると、ナニナニ、・・・江戸の桜もちは、享保2年(1717年、大岡越前守忠相が町奉行になった年だそうです)、このお店の創業者が、樽の中で塩漬けした桜の葉を用いて作る桜もちを考案し、向島の名跡長命寺の門前にて売り始めたのが原点だそうです。 私の大ヒットということではなく、そろそろ300年になろうかという、みんなの“超・ロングヒット”だったんですね。 う〜ん、恐れ入りました。ありがたくいただきましょう♡
しかし、ここの桜もちは、1つのお餅を3枚の立派な葉っぱが包んでいるものなので、・・・葉っぱ1枚、ないし2枚を剥いで食べた方がいいような気がするんですが、どうなんでしょう? 家で食べるときは、葉っぱを残しておいて、後からお茶うけにつまんだりできるのですが、お呼ばれ先でいただくときは、・・・心で泣きながら、葉っぱを残してきている私です。 皆さんは、桜餅の葉を、お餅と一緒に食べる派ですか? 残す派ですか? そして、もし、江戸の桜もちルールをご存知の方がいらっしゃいましたら、葉っぱをどうしたらいいのかも教えてくださいませ。 ・・・残した葉っぱを細かく刻み、炊き立てご飯に混ぜて食べてもおいしそう♪などと思いつつ、3個目に突入している私です。一応、今日中に食べなきゃなんで(笑)。
そういえば、ソメイヨシノが生まれたのは江戸末期らしいですから、この桜もちが売り出された頃の隅田堤の桜並木は、少し様子が違ったのかもしれませんね。 染井の植木屋さんが生んだ、たった一本の名作ソメイヨシノが、つぎ木、つぎ木を繰り返してここまで増えたことを考えると、素晴らしいと思う反面、すべてのソメイヨシノが、遠くない将来、(寿命を迎えて)一斉に滅んでしまうらしいという説がひたひたと真実味を帯びてきて、寂しくなってしまいますが・・・。 変わっていくだろう桜並木と、変わらないだろう桜もちを、大事に愛でていくことにしましょうか。 |
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