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「自由研究」
2021年2月9日
森 喜朗氏の発言について、新聞を読んだりニュースを観たりしながら、毎日考えています。
これまで様々な言葉にノックアウトされそうになりながら生きてきた者として、ここはしっかりと考えておかなければならないはずなのです。
森氏の謝罪会見を観ているうちに、私の頭の中に浮かんできたのは物理学者アインシュタインの言葉でした。
The world will not be destroyed by those who do evil, but by those who watch them without doing anything.
私なりの直訳ですが、「世界を滅ぼすのは悪者じゃない。その悪事を見ていながら何もしない者たちである」ということ、ですよね。
‥いつの時代の何事につけてもド直球で心にぶつかってくる名言です。 「ああ、またアインシュタイン様からド直球が飛んできたな」と、向井はリアルに感じたのでした。
森氏については、辞任、解任、続投などなど、様々な処遇案があるそうですが。 まずはこの問題、できる限りたくさんの老若男女で考えてみればいいのではないかと思います。
傍観者になってしまうことなく。 当事者としてまとめる「自由研究」とでも言いましょうか。
つまり、オリンピックパラリンピックの開催については、世界中の人々が納得できるような、後々の有識者から見ても頷けるような「サイエンス重視」で、その有無を決定するとして。
ここは、あからさまな女性蔑視を見て見ぬふりしてきた組織や国がどう変わっていけばいいのかを、多方向から考えなければいけないときだ、ということです。
幼稚園のコでも研究できますよ。 たとえば、お友達によくない言葉を言われてしまったとき。 「ごめんって謝ったし、もう取り消したんだから、いいじゃん!」と開き直られても、仲直りは無理。 では、どんな話し合いが必要なのか。‥いい研究になりますね!
小学生なら「差別」について。 中学生なら「女性蔑視の歴史」について。 高校生なら「世界から見た日本の差別対応」について。 大学生なら「ジェンダー問題の未来」について。 社会人なら「性別による職場内不平等」について。 もっと年齢が上の人なら「数々の性差別体験から考案する日本のあるべき姿」について。
素晴らしい自由研究ができますね。 きっと世界は滅びを回避し、アインシュタイン様の「あっかんべー😜姿」がよりオチャメに見えてくるに違いありません。
と、同時に。 これまでどれだけたくさんの人が「より平等な世界」を目指して頑張ってきてくださったかを、各々が改めて胸に刻めることでしょう。←決して「瞬間的な気持ち」や「落ち着いて考えれば変わる思い」などではない、感謝に裏打ちされた価値観として残りますよね。オリパラにボランティア参加しようと決めていらした皆さんの志の高さこそお手本になるのに。
「日本で男尊女卑が一番激しいのは永田町よ」と、ある女性国会議員さんから伺ったことがあります。 どうか「男尊女卑」などという言葉が、森氏発言を機にこの国でも「化石」となっていきますように。
そして。 オリンピックパラリンピックに関係する組織は、是非ともその先頭を切って。 化石発言をしてしまった人がどんなに偉かろうが功労者であろうが、スポーツマンシップに則り、公平にジャッジされる場であってくださいますように。 |
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