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美しい空+東京タワーで、思い出すもの

2005年9月7日

今日の夕焼け、見ました? 久し振りに見とれてしまいました。
降ったりやんだりのお天気で、ずっと日が射さなかったと思ったら、最後の数分間だけ、不思議なくらい透き通った明るい水色の空に、目がチカチカするほど鮮やかなオレンジ色の筋雲が浮かび上がり、それはそれは美しかったですね。雲を縁取るオレンジ色が蛍光色っぽく輝きすぎていて、何だか空の距離感が狂ってしまうというか何というか、東京タワーにモスラがとまっていてもおかしくないような、そんなウソっぽい東京の空でした。

イージーオーダーの靴を作りに行った帰り道、お腹がすいてズグリ始めていた子供たちも、「きえい、きえい・・・」と呟きながら、頬っぺたをオレンジ色に染め、しばしタクシーの窓にへばりついていました(トーマスのことは「きえっ」、綺麗であることは「きえい」、東京タワーのことは特大クレーンだと思っているらしく、「くえっ」と言うようであります)。
その後は、何故かいきなりテンションが高くなり、2人で顔を見合わせて笑い、真新しい靴を履いたまま、車内で足踏みをし始め、リンゴジュースを一気飲みし、大好物の「にしき野煎餅(亀田製菓)」を食べ、タクシーを降りてからも家の周りを走り回り、・・・あの夕焼け光線の中には、何らかのテレパシーが含まれていたとしか考えられませんね(笑)。

「東京タワーにモスラ」などと書いても、「何それ?」と、思う人も多いでしょう。
ザ・ピーナッツのお2人が、「モスラ〜ヤッ、モスラ〜」と、「ヤッ」の部分に妙に力を込めながら歌っていたのを知っているのは、35歳以上のアダルトだけかもしれません。
それでもって、「あのモスラって、“チャドクガ”がモデルになっているに違いないわ・・・」などと、昆虫図鑑を眺めたことのある人間は、もっともっと少数派なのでしょう。
私だって、初めてモスラを(画面で)観たときは、家の周りでよく見かける「蛇の目蝶に似ているなぁ」くらいしか、考えてなかったんですよ。・・・色目がやや似ていますよね?

でも、後になって、蝶と蛾の見分け方を学習したとき(たとえば、木の幹などにとまっているとき、左右のハネをピタリと合わせ、木の幹に対して垂直に立てているのが蝶であり、一方、蛾は木の幹にハネを沿わせるように、左右に広げているという説です)、「じゃぁ、モスラはナンなんだろう?」と、小さな胸に疑問を抱いてしまったわけです。
ゴジラと同じくモスラも、人間が勝手に行った核実験が異常な突然変異を引き起こしてしまった結果として生まれた生物であり、しかし、もとをたどれば、恐竜(のミイラ?)だったり、そこらへんにごく普通に生息している生物だったりするはずなんですもの。

ところが、そんなある日のこと、母が拾ってきたヘビー級・毛虫が孵化した姿を見て、小学生だった私は「あああっ!」と、声を上げました。・・・続きは、また明日(笑)。

PHOTO「連絡ノート」 園長先生に、子供が結婚するときに、この懐かしいノートをプレゼントする親御さんも多いと伺い、・・・マジメに書いています