「風呂吹きアベレージ、まだまだ上げておきたいです」
2006年2月7日
今日は、思ったより暖かくなりませんでしたね。 「最高気温は16度、桜咲く季節と同じくらいになりそうです!」という天気予報を聞いていたので、(長袖じゃなく)タンクトップ型のババシャツを着て買い物に出かけた私だったのですが、実際の最高気温は8度ほど、すっかり猫背になって帰ってまいりました(笑)。 今年の冬は、本当に侮れませんでしたね。いえ、きっと、まだまだ侮れませんね。 全国で梅の開花が遅れており、たとえば、館山の梅など、観測が始まって以来の遅さだということですから、猫背になっているのは、植物たちも同じようです。 ・・・春が待ち遠しいですね。
竹の子や菜の花なども、ちらほら店先に登場するようになり始めたものの、やっぱりまだ風呂吹き大根が恋しくて、面取りしてしまう私であります。 先週の『旅サラダ』に、鎌倉の野菜市場が出てきましたけど、実は、あのVTRを見ながら、「嗚呼、私のお粗末な料理人生の中で、一番、美味しく炊けた風呂吹きは、あそこで買った三浦大根を使ったときだったわ♡」などと、風呂吹きモードにスイッチが入っていた私だったのですが、・・・さっき、子供たちが寝静まったタイミングでテレビを点けてみたら、偶然、大根の炊き方をやっていて、めっちゃ嬉しくなってしまいました。
大根は米のとぎ汁だったり、ぬかを使ったりして茹でるのが王道ではありますが、お料理の先生は、「ぬかの成分が大根の“えぐみ”を取ってくれるんですが、最近のお米にはぬかがあまりついていませんし、大根を茹でるためにぬかを買うのももったいないですから、・・・こうしてください」と、なんと、生米を使っていましたよ。 つまり、面取りした大根をお鍋に入れ、それがヒタヒタになるくらいの水を注ぎ、そこへ、(大根500gほどに対して、大さじ1杯の)お米を加えて、下茹でするんです! 驚きました。風呂吹き成功への道は、いろいろ拓けていたんですね〜。 大根が柔らかくなってから、お鍋を替え(今日の番組では土鍋を使っていました)、そこへ大根、ヒタヒタの水、細めの昆布なら10cmほど、そして塩をひとつまみ入れ、クツクツ煮込んでできあがり♡だそうで、お出汁やお醤油の類を入れなくても、肉味噌などを添えれば、おいし〜くいただけるそうですよ。 ・・・今日の私は、すでに、あめ色大根にしちゃってましたが(それも、残念ながら60点のデキ)。
大根のおいしい季節のうちに、皆さんも試してみてくださいね。 味付けは、上からかけるお味噌にまかせて、とにかく大根をシンプルに柔らかく炊くことに専念しておけば、きっとうまくいくはず・・・だと思います。 鶏ひき肉をパラパラに炒め、赤味噌、砂糖、みりん、酒、お出汁を加えてササッと仕上げた肉味噌があれば、もう勝ったも同然でしょう。 あとは、三浦大根さえあればなぁ〜などと、今日の失敗を素材のせいにしておきたい私でありました(笑)。
あら、お腹がすいてきてしまいました。 ではでは、急いで寝ちゃうことにします。 |