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「山に向き合う時間」
2005年11月5日
今日の旅サラダ、片山右京さんの白神山地の旅、素敵でしたね〜! 右京さんの飄々とした爽やかさに同居するバイタリティ(男の色気かな)に、旅サラダの女性スタッフの口から、「右京さんって、独身なのかしら?」という、熱いささやきが漏れましたから(笑)。 高田家は、右京さんとは個人的に仲良しなので、「残念でした。お子さんも、もう中学生のはず・・・」と、一応、周回遅れを告知しておきました。 車のレースで活躍なさっていた頃の右京さんも、難易度の高い(高過ぎ!)山へ挑戦しているときの右京さんも、1000メートル弱の天狗岳を登りながら、ブナの大木を見上げる右京さんも、同じくらい真剣な眼差しをしてらっしゃるところがいいなぁと、私も惚れ惚れしてしまいましたけど。 ただし、奥さんは大変ですよぉ。 もちろん、レーサーも死と隣り合わせにならざるを得ない職業でしたが、単独無酸素好きの冒険野郎の人生は、まだまだこれからも心配がたえませんね・・・。
「レースのときは、スポンサーからメカニックから、もう何百人という大きなチームを組んで勝負するでしょ。それは非常に素晴らしいことなんだけど、その中にいると、やっぱり自分自身を見失うこともあるんだよね。だから、レースが終わったら山へ行って、正真正銘、自分たった一人になって、・・・多分、それでバランスを取ってるのかな。ただ、山で怪我をしたらシャレにならないから、レース関係者にはコレ、絶対に内緒なんだけど」と、昔、彼に聞いたことがありましたけど、・・・また、来月からも7000メートル級の壁に挑むそうじゃないですか! もうバランス取らなくてええっちゅうの!! ま、飄々と難しいことへ向かっていく右京さんを、ずっと見ていたい気持ちも大ありですが諱B
さて、白神山地もよかったですよね。 いつの日か、私もあそこへ行って、ブナの原生林の中で半日くらい、ただもう静かにじーっと山の空気に包まれてみたいです。 私の母も大の原生林好きですから、「一緒に白神山地へ行こう」というのは、・・・お互いが病気をしたりして、かなり実行の機会を逃してはおりますが、必ずや達成したい旅の第一位なのであります。 ブナの木は、ほぼ5年に1度、ものすごくたくさん花を咲かせるそうなのですが、そのまさしく当たり年が、今年だったんですよね。う〜ん、逃してしまいました(くぅ〜)。 ブナは自分らの子孫を残すために、毎年、同じような数の花を咲かせ、実を落とすのではなく、普段の年は、それをごく少量に留めておき、・・・つまり、ブナの実は山の動物たちの大好物なので、いつもそれをすべて食べられてしまうわけにはいかないと、動物たちの腹を減らし、イコール、数年かけて敵の個体数をグッと減らしておいて、で、そこへ一気に大量の実を落として、地面に根ざす確率を上げる、ということなのだそうです。 いやはや、木も、意外と激しい戦いをしているんですね。
ただし、ここで気になるのは、当たり年である今年のブナの花の数が、あまりにも多かったということ。 「今年は、恵みの年です!」と、喜んでらっしゃる方もありますが、長老(?)になればなるほど、「いくらなんでも、こんなに多いのはおかしい。これから、大飢饉が来るのだろうか。天変地異の前触れでないことを祈るけれど・・・」と、あまり手放しではいらっしゃらないのだとか。 世界自然遺産として、しっかり守られているはずのブナの森ですが、人間は守っているつもりでも、何か、・・・ブナが、身を削ってでも大量の実を落としておかなければならないと感じる何かが、起こり始めているのかもしれませんね。 今年の、たとえば熊は、まるまる太って冬眠し、飢えて死ぬ小熊も少ないでしょう。 しかし、その子熊が一人立ちする頃に、ブナは実を落とさない状態を何年も続けるわけですから、・・・熊が里へ下りてこないよう、まずは何かできるといいのですが。 白神山地を訪れる前に、母娘で図書館へ行く必要を感じております、ハイ。
PHOTO「右京モデル!」 今朝の旅サラダ中でも大活躍だった、片山右京氏プロデュースのマウンテンバイク これ、真ん中から2つに折り畳めるので、車に積んで旅に出るのもよし、男性だったら、専用バッグに入れて担いで出かけるもよし、の嬉しい自転車なんです このMBで日本全国を走破中の右京さんが、タイヤやサスペンションにも独自の工夫を盛り込んでいて、気になるお値段39.800円ですから、メッチャ嬉しいですね ついつい、スカートのまま、乗り心地を確かめる私と、・・・ゲットする気満々のミヤちゃんなのでした(笑) |
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