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「伊佐市にて」

2009年9月4日

母の故郷、伊佐市へ行ってきました。
大口と菱刈が合併して、伊佐市になって、もうすぐ一年。
それを記念して開かれた講演会に、なんと、私が呼んでもらってしまいました。

講演と選挙が重なって、市民ホールに人が集まってくださるか、市長さんはとても心配していたそうですが、大成功だった、と思います(笑)。
実は、隈元市長は私の母のいとこなので、成功しなかったら、また何度でも出かけていって、どうにか役に立ちなさいと母に言われていたんですけど、大丈夫そうですよね・・・?

しっかし、伊佐は、いいところでした。
伊佐美、伊佐錦、伊佐大泉という、素晴らしい芋焼酎の産地としても有名ですが、美味しい水、その水が育む伊佐米、そして、その恵みを大切に守る心のまっすぐな皆さんの住む町には、とても気持ちのよい風が吹いていました。

祖母の生家を訪ね、祖父が校長をしていた大口高校にお邪魔し、親戚に思い出話を聞かせてもらい、田んぼや水の神様に手を合わせ、先祖ゆかりの地をめぐり、愛情のこもったご馳走をいただいているうちに、何だか、自分の中にあった“アク”みたいなものが抜けていくのを感じました。

いや、本っ当に、母の77歳の肌がピカピカ輝いてきたのには、周りも私も驚くやら納得するやらで、・・・うまく言えないんですが、これが、土や風や懐かしい人の顔がもたらしてくれる力なんだなと、心底、思い知った次第です。
きっと、私の肌も、脂浮きじゃなく、ピカピカ輝いていたはずなんですよ(笑)。

いいなぁ、故郷は。
なんちゃって、私は、伊佐は初めてだったのですが(恥)、大好きな祖父母についてのエピソードを、兄弟として、幼なじみとして、教え子としての立場から聞かせてもらえたのは、あまりにも大きな収穫で、もう、それだけで充分、伊佐に自分の根っこが生えてしまったように思います。

そして、この石碑。
不思議なことがたくさん起こった今回の旅の中でも、この景色には震えました。
西南戦争で亡くなった、私の高祖父(ひいひいじいさん)が祭られている神社にあった、これは自然石を運んできたものなのだそうです。

二十世紀少年のマークも同じ形ですが、・・・高田が携わっていたイベントのシンボルマークそのものですよね。
「負けてもいい。志を貫きなさい。きっといいことが起こる」と、天から声が降ってきたような気がしてならない、夏の終わりの出来事でした。

ちなみに。
そんな伊佐の景色を見たいと思った方は、少し先の公開だと思いますが、榎木孝明さん(大口高校出身)主演の映画『半次郎』をご覧いただきたいと思います。

もうすぐクランクインするそうですが、伊佐でかなりロケを行う予定なのだとか。
監督さん、素敵に撮ってくださいませ。
榎木さんのことも、伊佐のことも、半次郎のことも。


「花火大会!」

2009年9月4日

わーい、今年も大成功でした!
無事に始まり、無事に終わって、こんなに嬉しいことはありません。
院内に新型インフルエンザの患者さんが出ていたり、雨が降っていたら延期になりますし、万全を期して臨む移植手術の時期に重なるようなら、もちろん中止になりますし。←実は、去年はそうでした。手術成功、おめでとうございます!

また、私たちが出入りしたことで、後々、何か悪い影響が出てしまったら、もう大変なことです・・・。
そうしたデメリットより、子供たちが楽しい顔になって、それが元気につながっていくことのメリットに注目してくださる病院関係者の皆さんの勇気に感謝しつつ、私たちもたくさんのパワーをもらって帰ってきたのでした!

一週間が何事もなく過ぎ、やっとホッとした気持ちで、この写真を貼り付けることができます。
今年は、高田道場・若手スタッフ2人が“着ぐるみイン”しました(笑)。
病棟の看護師さん手作りの花火大会ポスターの前で、ポーズ・・・してもらったんですけど、どうでしょう?

ちなみに、トラを見て泣く子が多かったのは、トラという動物のイメージのせいでしょうか、はたまた、中に入っている人間の心がけの問題だったんでしょうか。