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「リンパもメラニンも、本来はいいヤツなんですが・・・」

2005年10月2日

昨日・今日と、「リンパ・ドレナージュ」に関してまとめてある(ただクリアファイルに突っ込んであるだけですけど)資料類を眺めていたら、数ヶ月前の新聞の切り抜きが出てきました。
「リンパ節の切除は小さく」という見出しがついた記事です。
これは、乳がんの摘出手術(それも乳房温存療法)について書かれたものだったのですが、リンパ郭清(かくせい=切除すること)を最小限にとどめ、手術後のクオリティ・オブ・ライフをあげるために、「センチネルリンパ節生検」という方法を採用している病院があるのだそうですね。

私の理解した範囲で申し上げれば、乳がんのリンパ節転移において、がん細胞が最初にたどり着くリンパ節をセンチネル(=見張り番の意)リンパ節と呼ぶのだそうで、それを突きとめて調べ、がん転移のないことが確認できれば、その先への転移はないと考え、それ以上の郭清は省略しましょうということなのだと思います。
色素、あるいは、放射性同位元素をがんの部位に注入すれば、センチネルリンパ節を特定できるらしいのですが、・・・腕のリンパ浮腫は軽くなっても、もし、がんを退治するアベレージが少しでも下がるような可能性があっては本末転倒なので、是非、主治医さんにみっちり相談してみてくださいね。

子宮がん等の後遺症としての(足の)リンパ浮腫軽減に応用できるのかどうかはわかりませんが、現在、すでに深刻な浮腫に直面してらっしゃる方は、リンパ液を腹膜内に流す方法(しかし、炎症の起こる危険度は上がってしまうそうです)や、リンパ液を静脈へ合流させる方法があると聞いたことがありますので、そういったアプローチが必要かどうか、是非、主治医さんへ相談してみていただきたいと思います。

さてさて。
今日は本当に暑かったですね。ワタクシ、夏が終わったつもりで、つい、油断してしまいました。・・・さぞや、メラノサイト野郎が皮下でどっかんどっかんメラニンを撒き散らしてくれたことと思います。くやし〜!
そういえば、これまた新聞で、「メラニンの生成を抑えるタイプの日焼け止めは、あまり頻繁に使わないほうが望ましい」という記事を読んだ覚えがあります。「ウソ! 使ってるわよ、私」と、ビビったので忘れませんでした。

メラニンというのは、言わずも知れた憎きシミの正体ですが、それは、紫外線によって細胞が傷つくのを防ぐために生成された色素なのであり、いわば、バリアーの役割を担った結果として残るのがシミなのだ、ということなんですね。
もちろん、バリアーの役割を立派に果たし、その後、キレイサッパリ立ち去ってくだされば、「ありがとう、素敵!」と褒めたいところですが、年を重ねるにつれ、しつこく居残りを決めてしまうっつうのはどうなんですかね〜(怒)。

ところが、いくらシミを作りたくないからと言って、そのメラニンの生成をあまりに抑えてしまうと、皮膚がんになるリスクが増えるそうなのでご用心・・・なのだそうです。
黄色人種はメラニンをたくさん持っているので、即、やめた方がいいというわけではないと書いてありましたが、まずは紫外線を浴びすぎないように心がけ、そして、メラニンの去り際を美しく促してあげるような食生活をするか、またはそのような働きを持つといわれている化粧品を併用し、そのうえで、メラニン生成を抑える化粧品もたまに登場させる、・・・という作戦が一番いいってことなんだろうなぁと、私は考えました(この夏は、ちょっと実行し忘れましたが)。

化粧品様におきましては、どんどん進歩していってほしいものです。
が、「シミができたらできたで、コンシーラーでコテコテッと隠せばいいじゃん」と、どこかでベランメェに構えている自分もいるんですよね(笑)。
海外生活の長い友人から、「1ヶ月くらい日本に里帰りするんだけど、シミ取りのいいとこ、知ってたら紹介して」って、メールが届いているんですが、・・・全っ然、情報持ってないですから、私。
誰かに聞いてみるけど、きっとロンドンより高いよ。あれ、カナダだっけ? オーストラリア・・・人の旦那さんなんだよね? う〜ん、まずは、今はどこに住んでるのか&予算はどのくらいなのかを、教えてよぉ、ちろさん!
オーストラリアだったら、帰国してから、しばらく紫外線を避けるのが大変なんじゃないかなぁなんて、ちょっとだけ心配しつつ、ソフトボール部で真っ黒に日焼けしていた横顔を懐かしく思い出してます・・・。会おうね!

PHOTO「秋祭りの屋台にて」 子供たちが喜ぶかな・・・と思いきや、拒否されてしまいました わたあめ(500円!)はすべて私の胃袋インですがな