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「何か、いい方法があればいいのですが・・・」

2005年10月1日

ダイアリーを書き始めて1ヵ月!
PCに向き合う時間は作れるようになったものの、本をまったく読まない1ヵ月になってしまいました。最近は別冊マーガレットも、ヤングユーも、コーラスも、・・・もう随分とご無沙汰してしまっていますので、読む文字といったら、通信販売の説明書きくらいになっているという体たらく。
ん? テイタラクって、「低たらく」じゃなかったんですね。あらら!
辞書には「体たらく・為体」と、書いてありまして、なになに「タラクは助動詞タリのク語法」だそうですよ。つまり、活用語の連体形にアクを加えて名詞化する語法だったりするらしく、「老いらく」「思わく」「曰く」なども、これと同じ「ク語法」の仲間なんですって。1ミリも知らなかったなぁ。

「老いらく(オユ+ラクの転)」という言葉には、何となくゆっくり年齢を重ねている感じがあって、ただの「老い」より品があるような気がしていたんですが、・・・辞書で調べると、残念ながら、まったく同じ意味みたいですね。
一方、「体たらく」は、「体(外から見たありさま、ようす)」と「タラク(助動詞タリのク語法)」の合体語であり、平家物語の頃は「すがた、ありさま」を表す言葉だったそうですが、後世になって何故か、非難の意を込めて用いる「ざま」という、あまり品のないニュアンスの言葉に変化しまったようです。「何という体たらく(ざま)だ!」というわけでございます。

「ほうほうの体」という言葉の「ほうほう」は、「這ふ這ふ」からきているんだなぁ、・・・などと、辞書でしばらくプチ読書(?)をしているうちに、子供たちがぐっすり寝付いてくれました。さぁ、少しリンパ浮腫のお話を書きましょう。

BBSにメッセージを書いてくださった方のお子さんは、多分、リンパ組織の低形成のために腕に浮腫が見られるのだと思います。その場合、やはり、今の医学では完治の方法が見つかっておらず、どうのようにその症状とつきあっていくかという、対処療法しかないのが現実だそうです(ママもいろいろ調べて、よくご存知なのですね)。

そして、バンテージの巻き方も、大人の、静脈がしっかりと発達した腕の場合なら、図やイラストなどで大体の説明もできるところなのですが、小さな子供さんの場合、まだ発育途中の柔らかくて細い静脈を締めすぎてしまうことのないよう、専門の医師等の下で、実際に巻き方を教わった方が間違いないと聞きました。
きっと、私が足に巻いているバンテージより、ずっと細いものを使ってらっしゃるのでしょう。腕用、それも子供さん用のバンテージは、細い分だけ、締め方によってはひも状になって血液の循環まで圧迫してしまう可能性がありますので、きっちり締めてむくみを取り去ってあげたいママの気持ちを思うとじれったいのですが、きっと随分、低圧迫で巻かなければならないはずです。どうぞ、専門家に相談なさってください。

きっと、いろいろなクリニックへ行ってらっしゃると思いますが、私の知っているリンパ浮腫専門の治療院を2件、ここに紹介しておきますね。私が通っていたころの連絡先なので、月曜日にまた確認してみますが、電話番号等が変わっていたらごめんなさい。

「広田内科クリニック」 03−5315−5880
世田谷区南烏山5−19−10 賀茂ビル3F

「リンパ浮腫治療室」 03−5753−3941
大田区大森北4−1−1 後藤学園附属第二臨床施設内

もうひとつ、これは、私のただのシロウト的想像なのですが・・・。
もしかしたら、浮腫には高圧空気が効く可能性もあるんじゃないかと思うんです。
接骨院やスポーツジム、エステなどで、「高酸素カプセルに入ったら、痩せてむくみも取れたんです!」などという体験談の張り紙を見たことのある人、いますよね? あれ、本当に酸素を足して、高酸素状態を作る場合もあるそうですが、噂によると、カプセルの中に普通の空気をギュッと押し込むだけのことでも、比率的には高酸素状態といえるわけですから、・・・ただ圧縮空気の中に入るだけでも効果は見込めると聞いたことがあるんです。
要は、空気によって身体が程よく締められれば、血液やリンパの流れが促さるんじゃないかな、と。「運動で筋肉を動かせば、それがポンプの役割を果たしてリンパの停滞を解消しますよ」と、元気なスポーツインストラクターさんは言いますが、それはリンパ組織が充分にある大人への提言ですよね、きっと。

浮腫のある子供さんの場合、あまりに高濃度の酸素では逆に心配もありますから、シンプルな空気圧縮タイプの機械を使って(圧が高すぎて耳抜きが必要となるのは避けたいので、調節にコツが要りそうですけど)、何かアプローチはできないかなぁ、・・・などと、ワタクシ、夢を膨らませております。
浮腫のある腕や足だけをビニールシートに入れ、そのシート中に空気を入れては抜き、入れては抜き、という器具はあまりにも有名ですし、私も(入院中から)長く使っていますが、それだけじゃなくて、気圧の高い場所へ行くようなイメージで、身体ごと・・・何か、何かできないものでしょうか。だって、気圧の低いところへ行くと、アッという間に、浮腫がムクムク大きくなってきますもんね? どうかなぁ・・・。 

さてさて、今夜はこのへんにしましょう。
台風が近づいてきています。どうぞ、気圧の変化に気をつけてくださいね。
あ、ベッドサイドにあった短編集を4冊、読んでいました。森鴎外、小沢昭一、五味太郎、角田光代という恐ろしくバッラバラな取り合わせですが、その晩の気分で同時進行的に読むのも意外と好きだったりします(変?)。

PHOTO「低気圧ガール?」 ガールじゃなくてすみません(笑) この夏の旅行ショットです 蓼科に到着して2時間で、ムックムク! 気圧の変化を逆手に取れないか・・・夢ですね