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「S状結腸です😅」
2021年5月26日
2013年の夏。 私のお腹の中から摘出してもらった、黒いシミ付きのS状結腸です。
この頃の私はちょっと暗いヒトで。 日本が五輪開催に向けてガンガン張りきってプレゼンしている様子を「かなり気合いが入ってきてるなぁ」と、少し離れたところから見ておりました。
9月に入って、開催が決まって。 皆さんがものすごく盛り上がって喜んでいる様子を画面で見たり。 東京タワーに「2020」の文字が光るのを見上げたりしながら。
「みんな元気ハツラツだわ。2020年まで頑張り続けてくださいねー!」と、ひとり意味のわからない涙を流していたものです。 はい、闇は深いほうです‥。
さておきまして。
Fおばちゃんのワクチン接種予約がまたしても取れないまま。 IOC・JOC等、オリンピック関係者のコメント動画を何度も目にしているうちに。
なんだか、また、あの頃と同じように。 自分が世の中から離れた場所に立っているような気持ちになってきてしまいました。
ただし。 今はきっと、ものすごくたくさんの人が同じような感覚に陥っているのでは‥と思います。
もしかしたら。 たとえば、戦争が始まる前も、こんな「自分たちの気持ちが置き去りにされたまま」「何故か世の中が定まった方向へ流れ出し」「みるみる後戻りできない状況にはまっていく」という無力感に襲われた人が多かったのかもしれないですね。
あと2ヶ月。 もはや希望的観測で押し進むことはできません。
『イカロス』という、Netflix配信のドキュメンタリー映画を観てから、ややセンシティブになり過ぎているやもしれぬ私ですが。
バッハ会長が「少しの犠牲」という言葉を使っているのが‥怖いです。 それが誰のどんな犠牲を指すものなのか、詳しく知る由もありませんが。
「オリンピックパラリンピックは、何らかの犠牲の上に成り立っているもの」という視線が生まれてしまうとしたら‥。 選手たちが積み重ねてきた尊い努力を少しでも曇らせるようなことは口にしないでほしかったです。
どうにか。 ハッピーエンドを、急いで考え出していかないと‥。 時期をずらし、場所をずらし、代替の大会を種目ごとに設定していくとか? それでは誰も喜ばないのか‥??
と、ため息をついていたら。 Fおばちゃんのガラケーからショートメールが届きました。
「大手町に打ちに行きたいです」とのことです👍✨✨ ↑「来週あたりから埼玉・千葉・神奈川の高齢者は、大手町の大規模接種会場で打ってもらえるようです」と、一応ご連絡を入れておいたんです。
おばちゃんったら。 股関節が痛くて、そーっと歩いてらっしゃるのに。‥すごいわ。
前向きに受けに行く人も、様子を見ながらじっくり考えてみる人も、まずは明日、みんなが生きて、ハッピーを感じられますように!!! |
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