「初夏のドレス」
2009年5月29日
こんばんは。 雨上がりの午後、母と一緒に散歩をしていたら、こんなお洒落な蝶に出会いました。
「キャー、素敵! 私、こんな色のお洋服がほしいなぁ」と、カメラを取り出し、いきなり激写し始めた私の情熱を、この蝶は殺気と勘違いしたらしく(笑)、すぐに飛んでいってしまったんですが。
いえ、冗談です。 カメラのレンズは大きな敵の目玉そっくりなわけで、ちょっとかわいそうなことをしてしまいましたね。 でも、接写モードじゃないと、かわいく撮れないんですもん。
実は、私がカメラを近づけていったとき、彼女(このお姫様のような虫)は、羽根を広げながら止まっていたので、蛾だと思ったんです。 でも、飛び立つ数秒前から、このように羽根を背中の上で一つに閉じ合わせ、キリッとまつ毛(触角?)を上げて、蝶の形になったので驚きました。
私の勝手な思い込みなのかもしれませんが、たとえば、壁などに止まっているとき、羽根を広げて、ペタリと羽根の裏側を壁面に沿うように置いているのが、蛾。 一方、羽根を背中の上で合わせ、その姿を真後ろから見たら、羽が一本の線のように見えるのが、蝶。
・・・と、そう思っていたんですが、あれ? 違いましたっけ。 横にいた母に聞いたところ、まったく同じように認識していたので、もしかしたら、この情報は、昔、母から聞いたものなのかもしれません。
さておき、彼女の美しいこと。 ビューラーいらずの、少女マンガのヒロイン、・・・そう、リボンの騎士のような目元だと思いません? 雨の湿気をお日様で乾かし、また、品川近辺のお城へと舞い戻っていった姫でありました。
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