|
最新の記事 |
|
|
|
|
|
|
|
|
「わーい、打てました」
2006年11月4日
ちょいとご無沙汰しているうちに、42歳になっていた向井です。 今、ヒーヒー言いながらも、自力でトイレに行けるところまで復活してきました。 「放射線性の膀胱炎だったらいいな」などと、気楽なノリで手術室に入ったのですが、現実はそうはいかなかったようで、アレコレ10時間ほど手術になってしまったらしいです。
まず、右腎の摘除。血尿の出血箇所が膀胱内に留まっていなかったことから、ステントを留置していた右尿管からそうっと抜いてみたところ、かなりの大出血に。 これは、尿管内にも放射線性のただれ等があり、そこへ6年間もステントが当たっていた関係で、最悪、となりを通っている動脈と擦れ合って血がどんどん流れ込んでいるのではないか・・・という、教授の判断がビタリと当たり、問題の箇所をクリップで固定しつつ、ステントを抜き、右腎とそこから膀胱へ伸びている狭窄しきった尿管をはがし取っていったとのことでした。
私のお腹の中は、化学療法の影響や、術後の感染症の影響で、かなり癒着が進んでおり、とても手術が難しかったこと、そして、処理しなければならない動脈が意外ともろかったこともかさなって、大腿部から血管を持ってきて使ったり、人工血管をつないでバイパスを作ったりしているうちに・・・夜が明けていたそうです。お疲れ様でした(ペコリ)。
右の腎臓は、もともと弱かったんです。 よって、左腎のみで生きる身体になったとはいえ、腎臓機能的には約4%しか目減りしていないはずなんです。←つまり、右腎:左腎の実力は、96:4だったのでした。 それほど、弱くなってきてしまっていたのに加え、去年の夏の検査から「クラス4」という陽性ガンの値も出てきていたので、・・・よくここまで、頑張ってくれたなぁ〜というのが、41年間と363日、こんな私と一緒に過ごしてきてくれた右腎さまへの感謝の気持ちです。
一方、左腎は、右のかわりにその役割のほとんどを担って頑張ってきてくれたわけですから、これはバリバリです。代替肥大、というのでしょうか。実は、実家の母も、うちで飼っているとも猫も、腎臓一つでくらしている仲間なのですが、もう一つの腎臓が元気ならば、しっかり生きていくことができるんですよね。 人間の(猫も)バイタリティってすごいっス!
ま、私の場合は、この左腎も心配かけ子さんで、春の検査で「クラス3B」、夏は「クラス3」、この秋の検査で「クラス2」となっているので、ゆっくりきっちり様子を見ていかなければならないと思っています。夏は、右腎につられるようにして、左腎も腎盂腎炎になってしまいましたので、んまぁ、しっかりしてもらわなければなりませんのですっ。←必殺・仕事シリーズの菅井キンさん風に言いましょうか(笑)。
さて、明日は、院内をもう少し歩いてみますね。 ドレーンが抜ければ、もっとスタスタ歩けるような気がするんですけど、さぁ、どうなりますことやら。 入院中の方、一緒にゾロゾロ歩きましょうね!
今日から、一般病棟に戻り、やっと静かな夜が過ごせると思ったのですが、夜中じゅう、「ぅお〜い! ぉお〜い!」とさけびまくるおじいさんの声が廊下にこだまし、こんな時間にPCを引っ張り出している向井でした。 おじいさん、早く、明日になって優しいおばあさんが来てくれるといいですね〜。 絶対に、来てくれるよう、私が看護師さんを通してお願いしておいてさしあげますわ。おほほ。
P.S. 万結から届いたバースディカードです。 お花(チューリップ?)とハートとちょうちょだそうですが・・・。 ええ、その通り。そう見えますとも、完璧に(笑)。 このラブリー路線は『プリキュア』モードでしょうか。 新幹線も電車もパトカーもはしご消防車も、みんな大好きなんですけれど。 |
|
|
|