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[1238-1] 2006年10月15日(日) 11:12
コメント:
なんでそう簡単に「代理出産OK」「10ヶ月間子供を愛し育む行為。とても尊いこと」などなどありますが、それは自分が代理出産を依頼された側に立っている発言ですよね。
また、経産婦の方でその発言をされている方は普通に健康なお子さんが生まれる・・それを前提としてのことですよね。なんで?何を根拠に言っているのですか??
どうして依頼する側の苦しい立場を理解していないのでしょう。「出産時何か事故があっても自己責任で引き受けたこと」とありますが、依頼したほうの気持ちは何も考えていないのですか?それだけ不妊に対する認識が甘いせいでしょう。もし障害が出たらどうするつもりですか?もし自分が死んでしまったら??
向井さんのことが公になってからこのサイトをのぞかせてもらっています。
ブログをはじめから見ているわけでもなく、本も読んだわけではありませんが、なぜ、アメリカに行ったのでしょう。日本の中でも禁止はされていないのに・・私なりの答えですが「契約」ということが頭にあったのだと思います。(本も読んでいないのでファンの人に怒られそうですね。ごめんなさい)
お金を払う。それと同時に依頼者の権利、代理出産をされている方の権利、それこそ細かく何十枚にもわたって契約書にサインをしてあらゆる事態に備えたのだと思います。なぜ日本でしなかった・・・当たり前です。法整備が整っていないので何か事故がおきたときに対処が出来ないから・・下手をすると泣き寝入りになる可能性が高いですよね。実際にそんな例もあるかもしれません。だって表面化していないだけで代理出産をしている事実は国内であるのですから。
なんども出ているように今回の裁判は代理出産の賛否じゃなく、代理出産で生まれたDNAでも確認されている親が、日本の法律で決められている「分娩した」親と認められるか・・ですよね。
これで「受理命令」でたとします。(ものすごく低い確率だと個人的には思いますが)最高裁での判例が出たと仮定します。
自分で産まなくても戸籍上の母親になれる・・これを認めたということになるのです。向井さんを「おめでとう」と言う人はこれがどんな影響を世間に及ぼすかがわかっていないのでしょう。問題意識を持てない人の多さに愕然してもいます。
不妊の夫婦に理解する人が増えるのでは??とありますが、私はまったく逆だと思います。子供を作る方法が1つ増えただけに過ぎません。それも他人を巻き込んだものすごくハイリスクな方法ですよね。
それも1回で成功するとは限りません。そうなると「これでも私たちには天使が来てくれないの。どうすれば子供を授かることが出来るの?」と悲しみが深くなるだけです。
なぜそこまでして治療するのか不思議に思う人がいるかもしれません。確かに「女として」とか「好きな夫の遺伝子を・・」の理由もあります。でも不妊治療を続ける理由のひとつに「周りのプレッシャー」があるんです。私も経験あります。結婚して何年かしたら「お子さんは?」他の場所でもいわれます「ご家族は?だんなさんだけ?寂しいでしょう」(決め付けるな!!)「早く子供を作ってお母さんを喜ばして上げなさいよ」などなど、例を挙げればきりがないです。
40歳をすぎて出産した芸能人のニュースをみてまず確認するのは「年齢」その次に「治療をしていたか」です。自分がいやになります。自分だけで落ち込めばまだいいです。友人から「あのひと○○才で妊娠できたんだって。がんばってね」「あそこの病院に行ってみたら?」
なぜ子供を作る方法が新しく出来て「よかった」になるのか・・確かにその方法で子供を得ている人がいるのでその人には「光り」になったのでしょう。でもその裏で、悲しんでいる人がいるのです。なぜそれを理解してくれないのですか?
子供のいない私には、肩身がますます狭くなっている今日この頃です。 |
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[1238-2] 名前:ひろこ 2006年10月16日(月) 9:55
ハイジさん。 こんにちは。
私は1人の子供が出来た後、不妊症になり治療中子宮外妊娠、子宮内膜症、卵巣のう腫で3回お腹を切りました。
その間10年、親戚には「いつ次の子供が生まれるの?」「早く生まないと出来ないよ。」「子供は一人っ子ではかわいそうだから早く2人目を」と親切に?アドバイスくれました。
本人達はそんなに意識しないで話してるんだろうと思いますが、私は鬱になり1年闘病生活でした。
1人子供がいてもこんな状態です。 心無い人たちの言葉にどれだけの人が傷つくのか・・・ でも、私達はその人たち(不妊症)の心の痛みが少なくとも分かりますよね。 こんな事言われたら嫌だろうから言わないでそっとしておこうって考えることができますよね。それだけでも人間として大きな勉強でもあり収穫でもあるので私は卑下する事のないようにしています。
皆、自分の立場で自分が正しいのもと意見をしている人が多いと思います。 客観性を求めるなんて非常に難しい。 なので理解を得るなんて到底不可能に近い事だと思うし又、「理解して」なんて思わないほうがいいと思います。
子供がいなくっても肩身の狭い思いはしなくていいですよ。人間欲求が満たされるとまた次の欲求が生まれる。これはごく自然な事で向井さんの件でも分かると思います。
ハイジさんはハイジさんらしく生き、他人を理解できるようにお互い生きてゆきませんか。これからの人生楽しくするためにも。
偉そうなこと言ってますが、これは自分にも言い聞かせてます。ポジティブに・・・ |
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[1238-3] 名前:なおこ 2006年10月16日(月) 10:15
ハイジさん、こんにちは。前に、お話したことあるでしょうか?
そうです。基本的に亜紀さんの人柄が肯定できるから、そちらの側に立っています。
根拠は。目の前に、健康そのものの子供がいるからです。
出産時の事故は、いわば医療が保証してくれています。命を救っての、医療です。
不妊や障害、今の社会の状況では、自分が死ぬより辛い目にあいます。これを変えるには、それらを受け入れる社会を築くよう、努力すべきでしょう。
国や自治体の法ではないけれど、産科婦人科学会のガイドラインでもって、禁止されていたと思います。
なぜアメリカか。斡旋してくれる業者があったから、ではないでしょうか。
子宮のある人に関しては認められないけれど、無くした人、もともと無い人等に関しては、認めてはどうでしょうか。
人工の子宮が開発されて、子供のために親が命を掛けずともよくなって、それでも反対されるのでしょうか。
私の周りの人は、一切、子供を作れ、とは言いませんでした。逆に、仲が良すぎるとできないものよ、などの声、あるいはあえて黙っていてくれました。
そうすると、私自身、何がなんでも、という気持ちになりました。自発的に出てきた意思は、とても強いものです。
ハイヒールのりんごさん、知りませんか。私はこの人を、お手本にしています。
理解してもらう努力をしなければ、理解してもらうことは有り得ません。それこそ、歯を食いしばってでも、です。 |
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[1238-5] 名前:しーくん 2006年10月16日(月) 10:26
>なおこさん
りんごさんのどこをお手本にされてるんですか?どういう人かよくわからないので、なおこさんがお手本に出来る人に興味もちました。
>出産時の事故は医療が補償してくれる。
それがもっと充実されればいいですね。 医療だけではなく、代理母のためのそのほかの保障も。
ハイジさんのスレとそれてしまい申し訳ありません。 |
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[1238-6] 名前:なおこ 2006年10月16日(月) 11:32
しーくんさんこんにちは。
えっと。りんごさんとモモコさんが漫才のコンビなのですが、モモコさんには3人の子供さんがいます。りんごさんは大分高齢になってから、子供・孫のいる人と、結婚しました。
モモコさんのお子さん、それから配偶者の方のお子さんをかわいがるうち、自分も子供を産みたい、と思うようになり、しばらく治療しておられました。
結果、お子さんは授からなかったのですが、それは仕方のないことと理性で理解して、お孫さんやモモコさんのお子さん、かわいがってらっしゃいます。
モモコさんとりんごさん、とてもタイプが違うのですが、そのタイプの違う二人がお互いに意見を交換して理解し合っていることに、とても好感を持っています。
医療と法が、人間を幸せにできるものであって欲しいです。 |
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[1238-7] 名前:しーくん 2006年10月16日(月) 11:52
>なおこさん、有難うございました。 りんごさんは向井さんとは違う道を選ばれたんですね。たぶん関西の方だとりんごさん拝見できるのでしょうね。
なおこさんは本当に素直で損得考えない誠実な人なんですね。 最初、なおこさんの意見が理解できないことがありましたが、何度も考えて、そう思いました。
長い事子供ができなかったのでハイジさんと同じ事をまわりから言われました。 でも、子供がいない私に遠慮する友達も嫌でした。 いま、子供のいない友達に、私は傷つけることいってないか?してないか?悩みます。
問題意識持ってると思いますよ。 みなさん考えてると思います。 「おめでとう」とそれとは違うような気がします。 私は実子と認めてもらいたいと言うより子供の説明できるように・・・。日本の法律をもう一度詳しく知るために、私たちにも知らせてくれるために結果はどうであれ無駄な裁判ではなかったのかなと思います。 |
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[1238-8] 名前:ハイジ 2006年10月16日(月) 12:41
>人間欲求が満たされるとまた次の欲求が生まれる。これはごく自然な事で向井さんの件でも分かると思います。
ひろこさんのレスで「向井さんの動機」が少し理解できるような気がします。(それでも個人的にはこの裁判は意味の無い時間と思いますが)
私にしたら「もう血のつながった子供がいるじゃない」でもテレビに出て涙を流し「不幸せ」と訴えている。なぜ?と思うわけですよ。
私は代理出産に反対なわけではありません。諏訪レディースクリニックのガイドラインに沿えば私はいわば部外者です。(子宮も卵巣もないのですから)意見を言える立場にはありません。
>子宮のある人に関しては認められないけれど、無くした人、もともと無い人等に関しては、認めてはどうでしょうか。
そうなのです。その法律を作ることが先なのです。でも、今回の裁判で「実子記載OK」の判例が出てしまったら・・・遺伝子で親子関係が認められたら、たとえ子宮がある人が同じ行為をしても「実子」と認められてしまう・・ということにつながるのです。まぁ、その状態の女性が顕微授精の治療を求めたところで受ける病院があるかどうかは疑問ですけど。
それでも「代理出産にOKかNG」ということと、今回の向井さんの行動を応援できるかはべつの問題です。私は応援できません。 |
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[1238-9] 名前:なおこ 2006年10月16日(月) 17:28
しーくんさんこんにちは。そうです、関西です。りんごさん自身は、人のことはともかく、自分は代理母はしたくない、という考えだと思います。
いや、損得を考えるのが、結局は本当の善悪を判断する近道、と思っています。直接善悪を考えようと思ったら、多分一生かけてもできないけど、損得なら、瞬間的にわかるんではないかと。
子供のできない人に、産め産めということ、本当にだめです。産みたくなくなります。もうちょっと、世の中に広まってもいい、と思っております。
ハイジさん。親子関係の欄に、血縁関係があるかどうか記載する、これ自体が、少しむごいのではないかと、私は考えています。血のつながりは、確かに愛情の基盤にはなりえますが、例外が少なからずあり、親の質と完全に一致するわけではないからです。
遺伝子の提供者を記載するのであれば、産んだ人も、同等に記載してよいと思います。同時に、そのどちらでもなくても、同等の質の親と、認めるのが妥当だと思います。 |
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