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「宿題・最終日です」

2006年4月19日

女の子はもうとっくのことかもしれませんが、うちの子供たちも、とうとう着る洋服にこだわり始めました。ちょっと生意気ですね〜(笑)。
スクールの先生からのリクエストもあって、子供のTシャツやトレーナー、ジャンパー等の“上半身モノ”を色違いで揃えようと心がけているところなのですが、その“イロチでオソロ”の中での、「あっちがいい! こっちはちやう(違う)!」という主張がハッーキリしてきたわけでございます(汗)。
2人とも派手好みのようで、赤やオレンジの洋服を着たがり、私の好きなモスグリーンやエンジ、紺色は徐々に人気薄となっているんですよねぇ。渋すぎですかねぇ・・・。
明日は、夕張メロン色のTシャツはオソロにして、その下に重ねる長袖のTシャツを色違いにして着せてみようと企んでいるのですが、・・・さぁ、朝のひと悶着を避けられますかどうか。

きっと、女の子はもっともっと大変なんでしょうね。
同じクラスの女の子2人の双子ちゃんは、いつも完璧なフルコーディネイトのお揃いで来るのですが、・・・ん? どうしてお揃いでよかったんでしたっけ?
そうでした、そうでした、女の子は髪の毛の結び方やリボンの色で区別をつければOKなのでした。
う〜ん、一見、その方がラクそうにも思えますが、・・・朝、髪の毛を結んで、リボンをつけるなんて、我が家では絶対に不可能です。あり得ませんっ。
髪の毛をとかすのだって追いかけながらなのですから(笑)、いやはや、女の子のママさんを始め、大家族のママさ〜ん、頑張ってくださいね〜!!

さて、今日の宿題は、里親制度(養育家庭制度)についてでした。
実は、制度についての決まりごとや、実際に里親になってらっしゃる方の書いた手記を読んで胸が一杯になり、それだけに、これはブログでお伝えできるものではなさそうだと考えるに至ったのですが、・・・少しだけ書いておきますね。
現在、東京都内には、事情があって家庭で暮らせない子供たちが約3700人いるそうです。
なんだ、そのくらいか、と思うなかれ、他の道府県にも同じような子供たちがいるわけですから(人口も比率も違いますから、単純に計算はできませんが)、多分、10万人ほどの子供たちが家庭的な環境を求めていることになるのでしょう。
もちろん、問題が表面化していないだけで、家庭に居ながら、家庭的な環境を味わったことのない子供たちの数を加えれば、ものすごい数字になるはずですが。
そんな、千差万別の事情下の、非常にデリケートな、はっきり言って苦労も並大抵ではない支援となりますが、それだけに素晴らしい達成感がありますでしょうし、何より、迎えられる子供が愛情を知ることにより、未来の可能性を大きく広げることが出来るのが、この制度の計り知れない価値でしょう。

養育家庭になるには、
・主たる養育者の年齢が25歳以上65歳未満で健康であること、
・配偶者がいない場合は、同居している18歳以上の家族がいること、且つ、子どもを養育した経験があるか、保健師・看護師・保育士等の資格があること、
・養育家庭として子どもを養育することを家族全員が理解し、申し込みの動機が児童の最善の福祉を目的としていること
などの条件を満たさなければなりませんし、養育に当たっても、「里親が行う養育に関する最低基準」を守ることが必要となるそうです。

私も、知らないことばかりで驚いたのですが・・・。
里子ちゃんが体調を崩した際は、(児童相談所が発行する「受診券」により、健康保険の範囲では)医療費がかからないようになっていたり、委託期間中の養育費等は東京都が基準にもとづいて支払うシステムになっていたり、他にも、扶養控除の対象になること、事故があった場合は、都が加入している「損害賠償責任保険」を使うこともできることなど、養育家庭にかかる負担を出来る限り減らそうという努力も随所に見られます。

手記などを読んでいると、同じ養育家庭に(時期をずらして)何人もの里子ちゃんが迎えられている様子が伝わってきたりして、・・・自分さえ幸せになれればいいという人の多い今のご時勢、里親を申し出る方の非常に少ないことがわかります。
興味のある方、いらっしゃいましたら、是非とも資料をご覧ください。
NPO法人東京養育家庭の会、http://tokyo-yoikukatei.jpにアクセスすれば、里親さんの心の豊かさに触れることもできます。
実は、私も興味があるのですが、今の状態では無理なので、まだ連絡先をチェックしているだけの段階なのですが、もし、動けそうな方がいて、その方がこのサイトを読んでくださったりしていたら、それはもう天文学的な確率の出会いの始まりですから、どうかどうか、前向きに検討してみてくださいませ。
児童養護施設で生活している子どもたちを夏休みや週末などに預かる、「フレンドホーム制度」というものもあるそうですよ。

それにしても。
私が、「里親のことについても、少し教えてください」と質問したときの、児童相談所の方の表情が忘れられません・・・。
一緒につきあってくれていたダンナも、「あの相談員、里親の話になったら、いきなり表情が変わったな。別人に見えるほど、明るい顔になったもんなぁ」と、驚いていましたから。
この先の人生、どんな出会いがあることでしょう・・・。
私たち家族にも、皆さんにも、どこかで泣いている子供にも、ほかほかする出会いが待っていますように。
それでは、今日はこのへんで。

PHOTO「ほかほかキープ」 スタバ好き向井、こんな容器をゲットしてみました