「銀杏の木」
2016年12月3日
昨日の白金です。 高田とお蕎麦ランチをした帰り、紅葉(黄葉?)が見事な銀杏並木を少しお散歩したのでした。
緑の葉をつけている時にも、ちゃんと見て差し上げればいいものを、こうして葉が色づいているのを見て初めて、「あなたは、いつからここにいるのですか?」などと、木に敬語で話しかけている浅はかなワタクシ。
‥銀杏は美しいですね。 どんな木も美しいのですが、ワタクシ、銀杏は特に好きです。
以前、東京駅まで乗ったタクシー内で、ベテラン運転手さんから、「このあたり(銀座近辺)の銀杏はね、戦時中、食料が不足した頃にどこかから運ばれてきて、ここに植えられたものらしいですよ。綺麗ごとだけじゃなく、食べるためにね。だから今の人が、実が匂う、なんで言ったらバチが当たるの。この木に助けられた人がいるはずなんだから」と、聞いたことがあります。
銀杏の木を見ると、どこから来たのかな、いつからここにいるのかなと、つい考えてしまうのは、あの運転手さんの影響なのかもしれません。 あ、もしや前世で、銀杏を食べて、命拾いしていた可能性も、ある‥?
そんな銀杏の木の、鮮やかな魔法のおかげなのか。 お蕎麦屋さんで、とても懐かしい方に再会しました。 時計が止まったような、キラキラ眩しい時間に感謝です。
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